親和クリニックの医師陣が出演
藤川アナ
『藤川貴央のクリニックレポート』。
こんばんは、ラジオ大阪アナウンサーの藤川貴央です。20歳の頃から薄毛を気にしていた私は、一念発起しまして自毛植毛の親和クリニック大阪院で、自分の後頭部の毛を毛根ごと採取して、薄い部分に植えるという夢のような手術を受けてまいりました。これで薄毛の悩みともさよならです。
この番組では、皆さんにも同じ悩みを少しでも解決していただこうと、毎月1週目と3週目は親和クリニックの先生方に薄毛に関するお話を伺います。それでは15分間、今週もよろしくお付き合いください。
藤川アナ
私が、ここ親和クリニック大阪院で自毛植毛手術を受けてから、ほぼ11カ月となりました。安藤善郎先生です。先生、よろしくお願いします。
安藤
よろしくお願いします。
藤川アナ
私の頭皮の状態は、もう変わらずという感じですよね。
安藤
そうですね。11カ月になり最終的なボリューム感も達成している状況だと思います。
藤川アナ
やってみると本当にあっという間で早かったです。8カ月のあたりも過ぎて今は11カ月ですけれども、精神的にものすごく楽になりました。やはり、そういうふうにおっしゃる患者さんは多いでしょうか?
安藤
満足していただけるのが一番いいですけれども、皆さん、ご満足いただけていると思います。
藤川アナ
そうですよね。今までの自分の悩みで一番大きかったところが取り除かれたので、肩の荷が下りたというか、すごく楽になりました。皆さんにも、それを味わっていただきたいと思います。
藤川アナ
さて今回は、「女性のAGA」についてお話を伺います。先生、改めてよろしくお願いいたします。
女性でもAGAになるのでしょうか?
安藤
薄毛というと男性が多いのですが、日本の女性でも10人に1人ぐらいは悩んでいらっしゃる方がおられます。
藤川アナ
それは、つらいでしょうね。10人に1人というと、結構な割合ですね。
安藤
そうですね。
藤川アナ
女性にも、もちろん男性ホルモンがあるわけですよね。
安藤
あります。
藤川アナ
これが原因になってくるということですか?
安藤
いわゆるAGAは男性型脱毛症で、男性の場合は男性ホルモンと遺伝が絡んだ原因で起こるのですが、女性の場合は少し複雑な要因が絡んできます。基本的には加齢に伴うホルモンバランスの変化、あとは過剰なヘアケア、さらにストレスや食生活も絡み合って発症します。
藤川アナ
原因は男性と女性でちょっと違うというか、女性のほうがより複雑ということなのですね。
安藤
ですから、我々も一人一人の経過や状況を把握した上で対応していきます。
藤川アナ
女性と男性で、薄毛になりやすい部位の違いはありますか?
安藤
男性の場合はホルモン異常ということで、ある程度のターゲットが絞られていますので、前頭部の生え際や頭頂部です。女性の場合は一般的に、全体的に薄毛になってくるという症状が多いものですから、ピンポイントに来る男性とは少し違います。
藤川アナ
確かに女性で額がM字になっている方は、ほとんど見たことがないですものね。少し髪の毛が少ないなという印象の女性は、全体的にペタッとしているというか、分け目のところが目立つとか、そういう感じです。それには何か理由があるのですか?
安藤
はっきりとは分かりませんが、元々頭頂部は血流が少なめですし、頭頂部そのものの髪の毛の流れは寝ていることが多いので。
藤川アナ
ペタンとしていますね。
安藤
そうですね。どうしても地肌が見えやすい状況にあって不思議ではありません。そうすると、全体的に髪の毛が細くなったり、抜けたりして、密度が下がってきた場合には、どうしても頭頂部が目立ってきますよね。
女性の方は真ん中で分けられる方も多いですから、そうするとそこが目立ちますよね。そのような理由だと思います。
藤川アナ
なるほど。目立ちやすい場所が違うというか。
安藤
全体的に密度が少なくなった感じがするわけです。
藤川アナ
そういうことなのですね。女性の場合は、出産されると抜け毛が増えるとも聞いたことがあるのですが?
安藤
女性はホルモン環境が変化します。出産で育毛・発毛に対して非常にポジティブな女性ホルモンが急激に下がってくる。さらに産後は食生活の乱れやストレスなども絡み合いますので、どうしても薄毛になってくることが多く、生理的現象といってもいいかもしれません。
藤川アナ
皆さん、大体そういうことが起こるということなのですね。その抜け毛はしばらく時間が経つと戻るのですか?
安藤
そうですね。数カ月経つと戻り始めて、1年ぐらいである程度戻るといわれています。
藤川アナ
貧血の女性にも抜け毛が多いと聞いたことがあるのですけれども。
安藤
貧血は血流の状態が悪い、要するに酸素欠乏状態で、それによって栄養状態が少なくなっています。そういったことが原因で、毛の栄養分という意味で抜け毛傾向が見られると思います。
藤川アナ
やはり、血行や血流はすごく大事ですね。すると、頭皮のマッサージをしっかりとする、これは男性にも女性にも共通しているケアなのですね。
安藤
そういうことですね。
藤川アナ
治療についてですが、男性の場合はAGAの飲み薬がありますよね。このAGAの飲み薬を女性が飲むことはできますか?
安藤
飲むことは禁止されています。
藤川アナ
それは、どうしてですか?
安藤
脱毛症のメカニズムという面もあるのですが、まず飲んでも効かないのですね。
藤川アナ
単純に効かない?
安藤
効きません。あとは、いろいろな副作用もありますし、女性の方はホルモンの関係や妊娠による胎児への影響もありますので、男性に使うような酵素阻害薬は禁忌です。
藤川アナ
すると女性のAGAはどのように治療を進めていくのでしょう?
安藤
例えば、サプリメント的な髪の毛を構成する栄養分、タンパク、アミノ酸など、そういうもので補っていただきます。あとは血液循環を良くする飲み薬や外用薬を併用して使っていきます。
藤川アナ
男性のAGAに比べて女性のほうが薬による治療は選択肢が少ないということですね。男性のAGAに使うミノキシジルという塗り薬は使えますか?
安藤
構いません。
藤川アナ
それは、いけるのですね。
安藤
血液の循環を良くする効果と、毛母細胞などの毛の発育に刺激を与えるといわれていますし、あまり副作用もなく非常に良いものですから、ご使用していただくことが多いです。
藤川アナ
それでも、なかなか満足のいく改善が見られない場合は、自毛植毛手術になってくるかと思うのですが、男性と女性が受けられる場合で違う点は何かありますか?
安藤
手術の方法ですかね。男性も女性も移植する場合には、後ろからドナーとなる髪の毛を採る際に1ミリぐらいに短く刈り上げた状態、あるいは切った状態で移植株を採ってくるので、どうしても刈り上げなくてはなりません。
基本的に女性の場合もやることは同じです。ただ、髪の毛が長いかたがいらっしゃいますから、逆に言うと自分で隠せるというメリットもあります。もちろん株数の範囲や量によっては隠せない場合もありますので、男性と同じようにカバーシート、付け毛でもって刈り上げたところを覆ってしまいます。
藤川アナ
隠すと。
安藤
ただ、前にもお話ししましたように、ナチュラルカバーリングというシートを着けずにやる方法もありますので。
藤川アナ
NC-MIRAI法ですね。
安藤
NC-MIRAI法も、もちろん行えます。親和クリニックの手術法であれば基本的にやることは同じで、女性だから特に難しいということはありません。
藤川アナ
デザインの仕方としても、ほとんど男性の手術と変わらないということなのですね。女性で薄毛にお悩みの方は先生もおっしゃいましたように、いろいろな要素が考えられると。
安藤
問題は、そこです。
藤川アナ
一度、お医者さんに相談に来ていただくということが第一歩になってきますよね。NC-MIRAI法は本当に素晴らしい治療法です。
安藤
素晴らしいですね。
藤川アナ
刈り上げずに植毛手術ができると。私が2回目にやるときはNCでお願いしようかなと思っております。
安藤
来院したときと同じ姿で帰っていただけますから。
藤川アナ
誰にもばれることもありません。
今日は親和クリニックの安藤善郎先生に女性のAGA治療についてお話を伺いました。安藤先生、ありがとうございました。
ぜひカウンセリングに行きたいという方は、親和クリニックのホームページをご覧ください。親しいに令和の和で親和です。親和クリニックと検索していただきますと、すぐ一番上に出てきますので、これをクリックしていただいて右側のほうに無料相談のご予約というボタンがあります。そちらをクリックして必要事項を入力して申し込んでください。
本当に簡単です。私も、そのように申し込みフォームに入力して来院しました。ぜひ一度、カウンセリングにお越しいただければと思います。
先生、ホームページに『クリニックレポート』での先生と私のやりとりが掲載されているのですね。
安藤
そうですね。
藤川アナ
過去の放送を読んでいただくことができますので、ぜひそちらもご覧いただければと思います。
お別れの時間になりました。安藤先生、今週もありがとうございました。
安藤
ありがとうございました。