植毛とは、薄毛部分の頭皮に毛髪を直接植え付ける治療です。「植毛」には、「自毛植毛」と「人工毛植毛」の2種類がありますが、それぞれにメリットとデメリットがあります。どちらも植え付けるという意味では同じ「植毛」ですが、仕組みや手術方法は大きく異なります。
また、薄毛対策には、「育毛・発毛」、「増毛」といった方法もあり、それぞれの効果や「植毛」との違いがよくわからないという方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、年間2,400件以上の薄毛治療を行う親和クリニックが、植毛の仕組みや手術方法、「自毛植毛」と「人工毛植毛」の違いについて解説します。
この記事を読めば、一般的な薄毛治療と自毛植毛との違いがわかります。
親和クリニックでは、薄毛でお悩みの方のために無料カウンセリングを実施しています。最適な治療プランを無料でご提案しておりますので、どうぞお気軽にご来院ください。
「植毛」には2つの種類があり、それぞれの効果や手術方法はまったく異なります。そのため、以下の2つの植毛の違いをしっかりと押さえておきましょう。
それぞれを解説します。
「自毛植毛」は、薄毛になりにくいご自身の後頭部や側頭部の毛髪を毛根の組織ごと採取して、薄毛部分に生きたまま移植する外科手術です。移植した毛髪の多くはその場に生着し、その後は半永久的に生え変わり続けることができます。
自毛植毛は、頭皮から自分の毛髪を採取し、それを再び薄毛の部分に植え付けるという方法で行います。最新の術式を採用する親和クリニックなら、超極細のパンチブレードを使って毛髪の採取と移植を行うため、傷や痛みが残りにくく、ダウンタイムもほとんどありません。
ここだけ聞くと、「植えてもまた抜けてしまうのでは?」とご心配になる方もいるかもしれません。特に男性に多いAGAの場合、「薄毛の進行が止められないのでは?」と思われることでしょう。
しかし、後頭部や側頭部の毛髪は、AGAの影響をほとんど受けないという特徴があります。毛髪は移植前の性質をそのまま引き継ぐため、移植後もAGAの影響を受けることはまずありません。AGAになりにくい自分の毛髪で薄毛を治せるため、自毛植毛ではAGAによる薄毛を根本的に治すことが可能です。
自毛植毛では毛髪を作る組織を包む「毛包」ごと移植するため、生着(髪が頭皮に定着し、正常に発毛すること)した毛髪は、半永久的に生え変わります。
自毛を使って薄毛を治すため、色や太さ、手触りにも違和感がなく、風合いが自然で周囲の毛髪ともよく馴染みます。頭皮から新しい毛髪が伸び、何度も生え変わり続けるため、プロの美容師さんでも自毛植毛と見抜くのは難しいかもしれません。
毎日薬を飲んだり塗ったりする手間暇がなく、定期的な通院やメンテナンスも不要。自毛植毛なら薄毛になる前のストレスフリーな状態に近づくことができます。
親和クリニックの自毛植毛は、最新の術式であるMIRAI法を採用しています。一般的な自毛植毛の生着率は82.5%ですが、親和クリニックなら90~95%の毛髪が生着します。国内最小級のパンチブレードを使ってスピーディに移植をするため、患者さまの大切な資源である毛髪を無駄にすることがありません。生着率が高いので、より自然な風合いで毛髪のボリュームを回復できます。
親和クリニックでは、薄毛でお悩みの方のために無料カウンセリングを実施しています。年間2,400件以上の圧倒的な実績を誇る親和クリニックの自毛植毛なら、男性に多いAGAや女性特有のびまん性脱毛症も効果的な改善が期待できますので、まずはお早めにご相談ください。
「人工毛植毛」は、合成繊維(主にナイロンやポリエステル)で人工的に作られた毛髪を頭皮に植え込む手術です。手術を行ったその日から髪を増やせることが最大の特徴です。
また、あらかじめ用意された人工の毛髪を用いるため、素早く大量に植えることも可能です。
患者さまの毛色や毛質に合った人工毛を選定し、薄毛の部分に穴を開けて人工毛を植え付けます。人工毛はリーズナブルですが、植え付け後に生え変わったり伸びたりすることはありません。合成繊維は洗髪やヘアスタイリングなどで摩耗していきますので、定期的なメンテナンスが必要となります。
なお、人工毛は人体にとっては異物のため、拒否反応が出る可能性があります。異物を頭皮に植え付けることによる副作用が強いことから、植毛の進むアメリカでは人工毛植毛は法律で禁止されています。日本でも人工毛植毛を行っているクリニックはほとんどありません。
現在、「植毛」というと基本的に「自毛植毛」のことを指します。
メリット | デメリット |
---|---|
自毛だから拒絶反応が起こりづらい | 1回あたりの施術費用が人工毛植毛に比べ高い |
移植した毛髪は生着後、半永久的に生え続ける | 効果が出るまでに約1年かかる |
パーマ・ヘアカラーといった施術もOK | ドクターの技量によって仕上がりに差が出る |
髪が生えなくなった部分も発毛可能 |
自毛植毛の最大のメリットは、移植した毛髪が生着後、半永久的に生え変わり続ける点です。1回の手術で生着することがほとんどのため、術後のメンテナンスも不要であり、維持費がかかることもございません。
生きた自分の毛髪が薄毛の部分に回復できるので、洗髪や散髪も今まで通りに行え、パーマやヘアカラーも楽しめるようになります。汗や水に濡れても髪型が大きく崩れることがなくなり、おしゃれやおでかけを存分に楽しめるようになります。人前でも堂々と振舞えるようになるので、旅行や温泉、デートなども積極的にお楽しみください。
自毛植毛は毛根の組織ごと移植するため、もともと毛が生えていない部分でも発毛が可能です。生まれつきの薄毛や、ケガや火傷で毛が生えなくなった部分、AGAの進行により毛根の細胞がすでに死滅した場合であっても、自毛植毛なら発毛することが可能です。
自毛植毛のデメリットは、まとまった費用が必要になることです。1回あたりの効果が大きい分、その費用も高く、1回あたりの施術費用が最低でも数十万円かかってしまいます。
また、手術を受けてから効果を感じるまで約1年ほどかかります。即効性を求める方には向かないでしょう。
しかし、自毛植毛は徐々に薄毛が回復していくため、かえって周囲に違和感を与える心配が減らせます。急に毛量が増えると、周囲をざわつかせてしまいます。時間をかけて毛量が回復していくことは、メリットでもあると言えるでしょう。
自毛植毛なら基本的に1回の治療で完了できるため、日々の手間暇が不要になります。治療費がかかり続けることがなく、治療途中で挫折する心配もありません。自然な風合いで自分の生きた毛髪を回復でき、その効果は半永久的に続きますので、自毛植毛はコストパフォーマンスに優れた治療法と言えるでしょう。
メリット | デメリット |
---|---|
一度に大量の本数を生やせる | 化学繊維を植えるため、拒否反応が起こる |
移植する部位、本数に合わせて自由に施術可能 | 定期的なメンテナンスが必要で、維持費がかかる |
手術を受けたその日からヘアスタイルを変えられる | 汚れが溜まりやすく、感染症を起こしやすい |
1回あたりの施術費用が自毛植毛に比べ安い |
人工毛植毛のメリットは、その即効性です。希望の部位に希望の本数を好きなだけ増やすことができるので、手術直後から効果を実感していただけます。合成繊維は強度もそこそこあるため、自由にヘアスタイルを変えられます。
毛髪を採取する手術が不要で、合成繊維の人工毛は価格もリーズナブルであるため、植毛にかかる費用が安く済むというメリットもあります。
人工毛植毛のデメリットは、化学繊維を頭皮に植えるという性質上、拒否反応が起こりやすいという点です。また、自然に生え変わらないため汚れや皮脂が溜まりやすく、細菌による感染症にかかりやすいというデメリットもあります。
人工毛は徐々に抜けてしまったり、切れてしまったりするため、定期的に植え替えなければなりません。繊維技術の進化によって精巧にできた人工毛もありますが、やはり自毛の風合いには及ばないでしょう。
人工毛植毛の即効性はメリットでもありますが、デメリットでもあります。急な毛量の変化で周囲をざわつかせてしまう可能性があるからです。周囲の視線が気になるために薄毛を治したのに、かえって周囲の視線を集めてしまっては元も子もありません。
拒絶反応の心配がなく、自然な風合いで徐々に薄毛を治したい場合は、自毛植毛がおすすめ。メンテナンスフリーの自毛植毛なら、毎日をとても楽に過ごしていただけます。
「育毛」は、市販の育毛剤や頭皮マッサージによる薄毛対策や、外用薬・内服薬による「投薬治療」により、毛髪を抜けにくくして生育を助けることを指します。太く長い毛髪への成長を助け、全体的なボリューム感がアップしたり、頭皮が見えにくくなったりする効果が期待できます。
ただし、AGAやホルモンバランスの乱れなど、薄毛の原因が体内に起因するものである場合、セルフケアでの改善は難しくなります。しっかりと薄毛を治したい場合は、早めに薄毛専門のクリニック治療に切り替えることが大切です。男性に多いAGAには、フィナステリドやデュタステリドが有効な内服薬となります。女性の薄毛には、パントガールが効果的です。
「発毛」は、同じく投薬治療により、新たに毛髪を生やすことを言います。発毛効果のある外用薬にはミノキシジルがあります。ミノキシジルは、頭皮の毛細血管を拡張して血流を促進し、太く長い毛髪への成長を促すとともに、毛根の細胞を活性化して発毛させる効果が期待できます。
薄毛専門のクリニックで受けるAGA治療も「投薬治療」が基本になります。定期的に通院して薬をもらう必要がありますが、気軽に始められることがメリットと言えるでしょう。費用も月数千円~数万円で済みますので、安く始められます。
患者さまの体質や症状によっては、「投薬治療」が十分な効果を発揮できない場合があります。また、薬剤の効果は薄毛の進行を抑えつつ発毛を促すというものであるため、「投薬治療」をやめてしまうと薄毛が再び進行を始めてしまいます。そのため、「投薬治療」は薄毛を改善したいと思う限り、長期で継続する必要があります。
「投薬治療」は毎日の手間暇が大変なだけでなく、長期間に渡った場合は費用が高額になってしまう可能性があります。しかも「投薬治療」の効果は積み上がらないため、挫折するプレッシャーとの闘いが続くことにもなるでしょう。
長期継続的な治療が難しいと感じる方には、毎日の手間暇がなく、1回の治療で完了できる自毛植毛がおすすめとなります。
「増毛」は、人工毛や人毛を残っている地毛に結びつけたり(結毛式)、頭皮にシートで貼りつけたり(接着式)することで、髪が増えたように見せる技術です。施術を受けたその日からボリュームが出るので、すぐに効果を実感できます。
増毛のデメリットは、生きた髪が増えたわけではないため、地毛の伸びに合わせて定期的なメンテナンスが必要なことです(1~2ヶ月に一度ほど)。また、地毛に結びつけたり、頭皮に貼り付けたりするため、毛髪やその土台となる頭皮に負荷がかかります。
自分で購入できて手軽に使えるパウダータイプの薄毛カバーもありますが、触ったり水に濡れたりすると取れてしまうというデメリットがあります。パウダーが毛穴を塞いでしまうため、頭皮への負担も懸念されます。
増毛は費用がかかり続ける割に、薄毛のお悩みは根本的に改善されません。また、施術後は急に毛量が増えるため周囲をざわつかせてしまったり、不自然な風合いでバレやすかったりするというデメリットもあります。
より自然な風合いで薄毛を治したい場合は、自分の生きた毛髪を使って薄毛を治す自毛植毛がおすすめです。移植した毛髪は何度も生え変わり続けるため、メンテナンスフリーで効果は半永久的に続きます。
親和クリニックでは、薄毛でお悩みの方のために無料カウンセリングを実施しています。年間2,400件以上の自毛植毛手術を行う親和クリニックなら、薄毛のお悩みを根本から解決できますのでお早めにご来院ください。
親和クリニックがおすすめする
最新の自毛植毛をご紹介します。
治療内容は、患者さまの髪の毛の状態などを的確に判断し、最適な治療法を患者さまと共に導きだします。
患者さまのご要望に合わせて自毛植毛が行えるよう、親和クリニックでは以下の3つの治療法よりお選びいただけます。
MIRAI法は、長年の研究をもとに開発した親和クリニック独自の術式です。国内最小級のパンチブレードを使って毛髪の採取と移植を行うことで、傷や痛みが残りにくく、ダウンタイムもほとんどない自毛植毛を可能にしました。
移植した毛髪の90~95%が生着しますので、より自然な風合いでしっかりとした髪のボリュームが回復できます。
NC-MIRAI法は、MIRAI法をさらに進化させた術式で、後頭部を刈り上げずに毛髪を採取します。人前に出るお仕事をされている場合、自毛を採取するための後頭部の刈り上げが難しいケースも。しかし、NC-MIRAI法なら後頭部を刈り上げずに毛髪を採取するため、術後の髪型にほとんど変化を与えません。
United MIRAI法は、リーズナブルなMIRAI法と、刈り上げないNC-MIRAI法を組み合わせたハイブリッドな術式です。コストはできるだけ抑えつつ、目立ちやすい部分のみを刈り上げずに自毛植毛が行えます。
それぞれの術式の詳しい説明や症例の紹介は、親和クリニックの無料カウンセリングにて行っております。薄毛は時間の経過とともに拡大し、徐々に治療の難易度が上がってしまいます。また、薄毛の範囲が広がってしまうと、治療に必要な費用も増えてしまいます。薄毛でお悩みの方は、まずは無料カウンセリングだけでもお早めにご検討ください。
親和クリニックは、新宿、銀座、名古屋、大阪、福岡に5院があり、どの院もターミナル駅から数分の便利な立地です。お仕事帰りやおでかけのついでに立ち寄れますので、どうぞお気軽にご来院ください。無料カウンセリングも完全予約制・完全個室での実施となりますので、安心して薄毛のお悩みをご相談いただけます。
電話受付:9:30 - 19:00