近年、男性型および女性型脱毛症の病態解明が進み、有効な外用ならびに内服治療薬が開発され、皮膚科診療においても積極的に使用されるようになっています。
当院では、日本皮膚科学会脱毛症ガイドラインに従い、自毛植毛手術を中心に科学的根拠に基づいた治療を提示し、患者様のニーズに答える医療を提供しております。
私は常々、患者様に対してはお互いの信頼関係のもとに全人的医療をモットーとして診療を行ってまいりました。また外科医として、長い間様々な手術に関わってまいりました。最近は、従来の傷の治療法に疑問を抱き、創傷治療のパラダイムシフトともいえる科学的根拠に基づく「傷を痛くなく、早く、きれいに治す湿潤療法」を実践し、啓蒙活動を行ってまいりました。
自毛植毛手術は、傷の治り具合、植毛後の生着状態など手術の結果が直接患者様の満足度につながるという一般外科とは多少異なる側面があります。これまでの外科手術のみならず創傷治療での多くの経験を活かし、十分なインフォームドコンセントのもとに、確固たるサイエンスとテクニックをもって自毛植毛手術を提供してまいります。
私の専門としていた消化器外科手術は、時代の変遷とともにお腹を大きく切らないで行う手術ストレスの少ない低侵襲手術へ大きく変わりました。当院での自毛植毛手術も非常に低侵襲です。メスを使わないため身体への負担が少なく、かつ従来に比べて多数の毛髪を短時間に植毛することが可能です。
薄毛治療は、これからますますニーズが増える分野であることを確信します。発展する植毛治療に日々の努力と向上心を忘れず、安全でかつ安心できる手術を提供いたします。
勿論、手術以外の治療法なども含めていろいろな選択肢の中から個々の患者さまに最適な治療法を提供いたしますので、ご気軽にご相談ください。
外科医師としての第一線を退き、第2の人生を歩むにあたり、同じ大学出身で外科医局の同門でもあり、また出身地も同じでいろいろと深い縁がある音田正光総院長に、関西の地でお声をかけられました。第一印象は、今の自毛植毛手術って、何と素晴らしい画期的な治療法なのだろうということです。特に親和クリニックの科学的根拠に基づく診療に感銘をうけ、またわたくし自身、創傷治療に精力的に取り組んでいたことを生かし、さらにもともと手先の器用さに自信がありましたので、細かい施術である体表の自毛植毛手術の世界に新たに身を投じ、少しでも薄毛の患者さまの悩みの解消にお役に立てたらと思いました。
患者さまは、一人ひとり薄毛の状況、既存毛の質、密度、範囲等が微妙に違います。その状況をしっかりと把握し、個人個人に適した治療の選択を心がけております。手術の難易度はさまざまです。「やってやれないことはない、やらずにできるわけがない」という強い信念と執念をもって対応しております。
手術手技は非常に奥深いものがあります。難度の高い手術が、期待通りにできた場合や、何といっても、最終的な結果に患者さまの十分な満足が得られた場合は、医師冥利に尽きるものがあります。
これまで薄毛に対して保存的治療(薬物療法主体の治療)のみで悩まれていた患者さまは、遠慮なさらず気軽にご相談ください。外科手術というと抵抗がある方が多いようですが、決して怖くはありません。手術は局所麻酔下で行われますが、術中はできるだけ鎮静を図ります。外科手術といってもメスを使わない侵襲の少ない手術であるため、痛みも少なく回復が早いです。
植毛手術によって、諦めかけていた薄毛の状態が改善し、人生観が変わったという方が数多くおられます。
一人歩きせずに、気軽に親和クリニックの門をたたいてください。最新の医学的知見を取り入れて、薄毛を正規の医療で治す親和クリニック。説明はやさしく、わかりやすく対応させていただきます。きっと明るい何かが見つかるでしょう。
昭和58年 |
福島県立医科大学卒業 医師免許証・医籍登録 福島県立医科大学 第2外科 |
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平成2年 | 医学博士号学位取得 |
平成10年 |
日本乳癌学会・乳腺認定医 日本外科学会・外科指導医 |
平成11年 | 日本大腸肛門病学会・大腸肛門病専門医任 |
平成12年 |
日本大腸肛門病学会・指導医 大原綜合病院附属大原医療センター 外科 |
平成17年 | 京都逓信病院 外科 |
平成21年 | 日本外科学会・外科専門医 |
平成24年 | 神戸逓信病院 外科 |
平成27年 |
日本慢性期医療協会・慢性期医療総合診療医 京都逓信病院 外科 |
平成31年 | 親和クリニック 勤務 |
令和4年 | 親和クリニック銀座 院長就任 |
電話受付:9:30 - 19:00