はじめての自毛植毛 疑問解消講座痛み編

親和クリニックの自毛植毛は、手術と聞いて一般的に想像するようなメスで皮膚を切るような施術ではありません。近年主流になっているFUE法という自毛植毛術の一種で、パンチブレードという約0.8mmの超極細の丸い刃で毛根ごとくり抜きます。そのくり抜いた株を、別のパンチブレードで空けた穴に植毛していきます。採取した穴も、植毛した穴も、一つ一つの傷はほとんどわからないくらいほど小さいものです。

そうですね。メスは使わないとはいえ頭皮に傷を作ることには違いないので、まったく痛くも痒くもない、というわけにはいきませんが、手術中の痛みは、麻酔をすることもあってほとんど感じません。術中・術後を通して痛みを感じる箇所といえば、施術前の局所麻酔の痛みくらいですね。麻酔の痛みの感じ方は人それぞれですが、普通の注射の範囲内だと思います。

僕のような怖がりには助かります。手術中に麻酔が切れたりや鎮静剤が切れて意識が覚醒したらどうなりますか？

その場合は追加で麻酔をしますので、ご安心ください。親和クリニックの医師はみんな外科出身の医師で、自毛植毛よりもっと大きな手術も経験しています。また看護師も含め複数人で施術中は患者様のことを注視していますので、麻酔が切れたり、異変があればすぐに気づきますよ。

少しでも痛みを感じたり、気になることがあったら遠慮なく申し上げていただければと思います。

術後の経過の回でもご説明しますが、術後の痛みも、メスを入れる手術に比べると随分抑えられています。

それも傷口が小さいからですか？

そうです。もちろん痛みがゼロではないので、痛み止めも処方します。それでも施術から2、3日後には、日常動作で痛みを感じなくなるでしょう。

私も自毛植毛の経験者ですが、術後の痛みは皮膚を強く押したり、強い刺激を与えたりしなければ気にならない場合がほとんどです。後頭部の髪を移植することが多いですが、寝るときに横向けになるなど工夫すれば痛みが気になって眠れないようなこともありませんでした。

痛みが長引くと日常生活がツライですもんね。話を聞けて安心しました。