近年、男性型および女性型脱毛症の病態解明が進み、有効な外用ならびに内服治療薬が開発され、皮膚科診療においても積極的に使用されるようになっています。
当クリニックでは、日本皮膚科学会脱毛症ガイドラインにしたがい、自毛植毛手術を中心に科学的根拠に基づいた治療を提示し、患者様のニーズに応える医療を提供しております。
私は、常々患者様に対してはお互いの信頼関係のもとに全人的医療をモットーとして診療を行ってまいりました。また外科医として、長い間様々な手術に関わってまいりました。最近は、従来の創傷治療法に疑問を抱き、創傷治療のパラダイムシフトともいえる科学的根拠に基づく「傷を痛くなく、早く、きれいに治す湿潤療法」を実践し、啓蒙活動を行ってまいりました。自毛植毛手術は、傷の治り具合、植毛後の生着状態など手術の結果が直接患者様の満足度につながるという一般外科とは多少異なる側面があります。これまでの創傷治療での多くの経験を活かし、十分なインフォームドコンセントのもとに、サイエンスとテクニックをもって自毛植毛手術を提供してまいります。
薄毛治療は、これからますますニーズが増える分野であることを確信し、発展する植毛治療に精力を注いでいく所存です。
昭和58年 |
福島県立医科大学卒業 医師免許証・医籍登録 福島県立医科大学 第2外科 |
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昭和62年 | 日本外科学会・外科認定医 |
平成2年 | 医学博士号学位取得 |
平成10年 |
日本乳癌学会・乳腺認定医 日本外科学会・外科指導医 |
平成11年 | 日本大腸肛門病学会・大腸肛門病専門医 |
平成12年 |
日本大腸肛門病学会・指導医 大原綜合病院附属大原医療センター 外科 |
平成17年 | 京都逓信病院 外科 |
平成21年 | 日本外科学会・外科専門医 |
平成24年 | 神戸逓信病院 外科 |
平成27年 |
日本慢性期医療協会・慢性期医療総合診療医 京都逓信病院 外科 |
平成31年 | 親和クリニック 勤務 |
消化管外科(胃癌、大腸癌の治療)
創傷治療(湿潤療法)
乳癌における予後因子としての網内系機能:癌の臨床,31:1681-1686,1985.
DNA flow cytometryからみた大腸癌の予後に関する検討:日外会誌91,1700-1709,1990.
教室における大腸癌手術症例の臨床病理学的特徴と予後:福島医学雑誌48,229-244,1998.
これからの正しい創傷治療-湿潤療法の取り組み-:逓信医学67,185-196,2015.