親和クリニック 医師
坂口 功一

ドクターへのインタビュー

1. 自毛植毛に対して

自毛植毛の治療に携わることになったきっかけや経緯をお聞かせください。

思い返してみると学生の皮膚科実習で、私のグループが選んだ自由発表課題は毛髪の解剖と薄毛の作用機序でした。当時から毛髪と薄毛に対して興味があったわけですが、その当時国内で販売されている男性型脱毛症内服薬はなく、まだ頭皮を切る植毛法（ＦＵＴ）さえも一般的とは言い難い時代であったと思います。
その後は頭頸部外科医として研鑽してまいりましたが、たまたま最新の切らない自毛植毛法(ＦＵＥ)を知る機会があり、音田総院長のスピーディかつ繊細な手術に感銘を受け自毛植毛に携わる事となりました。

自毛植毛の治療の中で感じていること、心掛けていることなどをお聞かせください。

薄毛の事はセンシティブに扱われがちですので、友人、家族間でも指摘や相談しにくい話題だと思います。実際に診療に携わってみると実は多くの方が薄毛で悩んでいる事を実感いたしますし、中には医学的に根拠に乏しい治療法や商品に多くの時間やお金を費やしてきた方も少なからずいらっしゃいます。
患者様が何に悩み、何を求めているのかを自分なりに引き出し、少しでも寄り添える医療を提供できれば良いと思っています。

やりがいを感じる時はどのような時でしょうか。

術前術後で明らかに変化があり、患者様の表情自体も明るくなったように感じた時にとてもやりがいを感じます。

2. 患者様へのメッセージ

悩んでいる患者様へのメッセージをお願いします。

人は見かけによらぬものとは言いますが、一方で人は見た目から受ける印象（特に第一印象）も大事にする生き物だと思います。
一昔前であれば、薄毛は受け入れ諦めるしかありませんでしたが今は治せる時代だと思います。一人で悩むくらいならまずは相談していただき、最善の方法を一緒に考えていきましょう。