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植毛の種類について
植毛の種類には、生きた自毛を使う自毛植毛と、合成繊維でできた人工毛を移植する人工毛植毛があります。それぞれにメリット・デメリットがあるため、自分に合った植毛の種類を選ぶことが大切です。
| 植毛の種類 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 人工毛植毛 | 合成繊維を使うため、手術費用が安く済む。即効性があるため、薄毛をすぐに治せる。 | 頭皮が合成繊維を異物と認識し、痛みや出血などの拒絶反応が起こる可能性がある。合成繊維であるため、風合いに違和感が出てしまう場合がある。 |
| 自毛植毛 | 生きた自毛を使うため、風合いが自然でバレにくい。生着した毛髪は半永久的に生え変わり続ける。 | 自毛を1本1本丁寧に植え付けていくため、手術費用が高額になる。移植した毛髪が生え揃うまでには、半年〜1年程度の期間がかかる。 |
人工毛植毛について
人工毛植毛とは、ポリエステルやナイロンなどの合成繊維で作られた人工毛を頭皮に植え付ける治療法です。合成繊維の毛髪は大量生産ができるので、手術費用が安く済むというメリットがあります。また、手術が終われば薄毛が治るので、即効性を求める方に向いています。
ただし、人工毛は頭皮が異物と認識しやすく、拒絶反応が起きて痛みや出血を伴う可能性があります。また、自毛とは微妙に異なる色や太さ、手触りとなるため、違和感が出やすく、仕上がりが不自然になる場合があるため注意が必要です。
また、人工毛は経年劣化するため、定期的なメンテナンスと再手術が必要です。1度の手術で治療が終わるわけではないため、何度もメンテナンスや再手術を行うと自毛植毛よりもトータルコストが高くなってしまう可能性もあります。
なお、人工毛植毛は拒絶反応などのリスクが高いため、アメリカでは人工毛を使った植毛が禁止されています。日本では人工毛を使った植毛手術は禁止されていませんが、日本皮膚科学会がまとめたガイドラインではD(行うべきではない)と評価されています。
参考:日本皮膚科学会『男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版』
https://www.dermatol.or.jp/dermatol/wp-content/uploads/xoops/files/AGA_GL2017.pdf
人工毛植毛は拒絶反応のリスクがあり、風合いにも違和感が出やすいです。そのため、リスクを抑えつつ、自然な仕上がりを目指したい方には自毛植毛をおすすめします。
自毛植毛について
自毛植毛とは、薄毛になりにくい自分の元気な毛髪を毛根の組織ごと採取し、薄毛の部分に生きた毛包を移植する外科手術です。後頭部や側頭部の毛髪は、血流量が豊富で、AGA(男性型脱毛症)の影響も受けにくいため、半永久的に生え変わり続けるという特徴があります。
自毛植毛では、後頭部や側頭部の毛髪を移植しますが、移植された毛髪の多くは生着が期待できます。頭皮の毛細血管や神経と結合して生着した毛髪は、その場で何度も生え変わり続けることができます。もともと髪が生えていない部分でも発毛させることができるので、育毛剤や投薬治療の効果を感じられない方にもおすすめです。
日本皮膚科学会のガイドラインによれば、一般的な自毛植毛の生着率は82.5%以上とされていますので、1,000本の移植を行えば825本以上の自毛が薄毛の部分に回復できます。そのため、自毛植毛ならしっかりとした発毛効果が実感でき、薄毛のお悩みの根本的な解決を目指せます。
参考:日本皮膚科学会『男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版』
https://www.dermatol.or.jp/dermatol/wp-content/uploads/xoops/files/AGA_GL2017.pdf
自毛ならではの自然な風合いも大きなメリットと言えます。生きた自毛は色や太さ、手触りに違和感がなく、徐々に新しい毛髪が伸びていきますので唐突な変化で周囲をざわつかせる心配もありません。頭皮から髪が伸びていきますので、髪のプロである美容師さんでも自毛植毛と気づくのは難しいでしょう。
ただし、自毛植毛手術にはさまざまな種類の術式があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。手術効率や費用、痛み・ダウンタイム、仕上がりなどに違いがあるため、自分に合った術式を選ぶことが大切です。
自毛植毛の種類について
自毛植毛手術には、メスを使って頭皮を切り取るFUSS(FUT)法と、メスを使わずにパンチブレードを使ってドナーを採取するFUE法があります。また、国内最小級のパンチブレードを使う親和クリニックのMIRAI法との違いもご紹介していきます。
| 自毛植毛の種類 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| FUSS(FUT)法 | メスで頭皮を切り取るため、ドナーの採取が効率的。手術時間を短縮できるため、手術費用も安く済む。 | 頭皮を切り取るため、傷や痛みが残りやすく、ダウンタイムも長めになる。しばらくは仰向けで眠ることが難しい。 |
| FUE法 | 直径1mm前後のパンチブレードを使ってドナーの採取と植え付けを行う。メスを使わないため、傷や痛みが抑えられ、ダウンタイムも短め。 | ドナーの採取に時間がかかるため、手術時間が長くなり、手術費用も高くなる。パンチブレードの直径が大きいため、高密度で自然な風合いに仕上げることが難しい。 |
| MIRAI法 | 国内最小級のパンチブレードを使ってドナーの採取と移植を行うため、FUE法よりも傷や痛みが残りにくい。高密度で自然な風合いに仕上がる。スピーディに採取できるので、大量移植でも短時間で手術が終わる。 | 高度な外科技術を必要とするため、手術費用は高くなる。 |
FUSS(FUT)法
FUSS(FUT)法とは、ドナーとなる毛髪を採取する際に、メスを使って頭皮をベルト状に切り取り、株分けをして移植する方法です。一度に大量のドナーを採取できるので、短時間で手術を行えます。
メリット
FUSS(FUT)法のメリットは、手術費用が安く済むことです。ドナーを1つ1つ採取するFUE法よりも効率的なため、手術時間が短縮できるからです。頭皮ごと切り取るため、毛根の細胞を傷つけることなく、一気に大量のドナーを採取できます。
切り取った頭皮は、手作業でグラフトへ株分けしていきます。株分けしたグラフトは、薄毛の部分に1本1本移植を行います。
デメリット
FUSS(FUT)法のデメリットは、頭皮を切り取るため、傷や痛みが残りやすいことです。手術中は麻酔が効いているため痛みを感じることはほとんどありませんが、手術後は激しい痛みを感じる可能性があります。
頭皮を切り取った部分は縫合するため、縫合跡も残ってしまいます。縫合した部分を圧迫すると出血してしまうリスクがあるため、しばらくは仰向けで寝ることが難しいでしょう。
手術後の痛みやダウンタイムをできるだけ抑えたい方には、メスを使わない術式(FUE法やMIRAI法)をおすすめします。
FUE法
FUE法とは、ドナーとなる毛髪を採取する際に、パンチブレードを使って1株ずつくり抜く方法です。メスを使って頭皮を切り取る方法よりも傷や痛みは残りにくく、ダウンタイムが抑えられます。
メリット
FUE法のメリットは、痛みや出血のリスクが少なく、縫合跡も残らないことです。パンチブレードによって頭皮に直径1mm程度の小さな穴が開きますが、開けた穴は自然に塞がるため、大きな傷跡が残る心配はありません。
麻酔が切れた後は痛みを感じる場合もありますが、痛み止めなどで抑えることが可能です。自毛植毛手術後の痛みやダウンタイムに不安を感じる方は、メスを使わないFUE法が向いています。
デメリット
FUE法のデメリットは、ドナーを1つ1つ丁寧に採取していく手間がかかるため、費用が高くなってしまうことです。一度に大量のドナーを採取できないので、移植本数が多くなるほど手術時間も長くなってしまいます。
パンチブレードの直径が大きいため、高密度で自然な風合いに仕上げることが難しい場合もあります。
手術時間が短く、より自然な風合いで仕上げたい方には、親和クリニックのMIRAI法がおすすめです。
MIRAI法
親和クリニックのMIRAI法は、メスを使わないFUE法をさらに進化させた最新の術式です。FUE法では直径1mm前後のパンチブレードを使いますが、MIRAI法では直径0.8mmのパンチブレードを使って毛髪の採取を行います。移植時には最小0.5mmのパンチブレードを使うため、傷や痛みが残るリスクが少なく、FUE法よりもダウンタイムを抑えることができます。
メリット
MIRAI法のパンチブレードの直径が小さいのは、頭皮に与えるダメージを最小限に抑えるためです。頭皮をくり抜く穴が小さいほど、痛みが少なく、その後の回復も早くなります。メスを使うFUSS(FUT)法のような縫合跡は残りませんし、FUE法よりも穴の直径が小さいため高密度で自然な風合いに仕上がることも大きなメリット。
親和クリニックが独自に開発したパンチブレードは、毛髪の採取と移植もスピーディに行えるので、大量移植が必要な場合でも短時間で手術を完了できます。採取から移植までの時間が短いほど、ドナーの生着率も高くなります。
| 自毛植毛(MIRAI法 2,000株)の症例 30代 男性 T.Mさん |
|
|---|---|
| 施術名 | 自毛植毛(MIRAI法) |
| 移植本数(グラフト数) | 2,000株 |
| 施術の費用 | 2,200,000円 |
| 施術治療日 | 2018/01/04 |
| 施術期間・回数 | 半日(日帰り) |
| 施術内容 | 後頭部や側頭部のAGAにならない生物学的性質を有する毛組織を毛包単位で採取し、薄毛が気になる前頭部や頭頂部などに移植する手術です。 |
| 主なリスク・副作用 | 毛組織移植手術に伴う、外科手術一般に生じる症状、たとえば、痛み、赤み、既存毛のショックロス、切れ毛、抜け毛、つっぱり感、知覚鈍麻、毛嚢炎、皮膚面の膨隆、色素沈着、点状出血、内出血、腫脹、灼熱感、瘢痕が生じる可能性があります。症状の改善には個人差はありますが、数日から数年以上の時間を要する場合があります。 |
デメリット
MIRAI法のパンチブレードの直径は非常に小さいため、高度で緻密な移植技術を必要とします。最新の設備を導入し、外科手術の経験が豊富な医師と看護師がチームを組むため、手術費用はどうしても高くなってしまいます。
親和クリニックの無料カウンセリングでは、一度にまとまった支払いが難しい患者さまのために、低利率の医療ローンやお得なモニター料金のご紹介も行っております。自毛植毛手術の種類選びでお悩みの方は、どうぞお気軽にご来院ください。
その他の植毛手術
参考までに他の植毛手術についても紹介していきます。
単一植毛
単一植毛は、韓国で開発された術式で、チョイ法やニードル法とも呼ばれます。メスを使ってドナーを採取し、グラフト単位に株分けを行ってから、植毛針を使って穴あけと植え付けを同時に行います。
ただし、メスを使ってドナーを採取するため、傷や痛みが残りやすい術式です。また、針を使って移植を行うため、大量移植には時間がかかります。
ロボット植毛
植毛専用のロボットを使って、ドナーの採取と移植を行う方法です。医師の負担を軽減できるため、手術費用を安く済ませることができます。
ただし、熟練した医師の技術力にはまだまだ及ばない点も多いです。また、生え際や頭頂部などの目立ちやすい部分のデザインも、細かなデザイン調整が難しい場合があります
親和クリニックのMIRAI法はデザイン性にも優れた術式です。国内最小級のパンチブレードを使って頭皮に与えるダメージを抑え、高密度で自然な仕上がりを目指せるため、繊細な生え際のラインや流れるようなつむじの渦も美しく再現できます。
最近では、美容目的で生え際のライン矯正をされる患者さまも増えています。生え際のラインが下がることで、小顔効果も期待できるというメリットがあります。親和クリニックでは、薄毛でお悩みの方のために無料カウンセリングを実施しています。患者さまごとに治療プランを無料でご提案しておりますので、どうぞお気軽にご来院ください。
監修医師
親和クリニック 総院長
音田 正光 MASAMITSU ONDA
監修医師
親和クリニック 総院長
音田 正光 MASAMITSU ONDA
大学を卒業後、一般外科、消化管外科、乳腺内分泌外科の臨床、および分子生物学、腫瘍学の研究に約十数年従事したのち、植毛手術を開始。
FUE手術の症例数は約2,000例超に上る。平成20年、採取に動力パンチを用いたFUE手術に関する論文を執筆し、この分野の先駆的報告となった。