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薄毛は突然なってしまうわけではないため、進行している途中で必ず何らかの前兆が見られます。
そのため薄毛の前兆を知ることは薄毛の早期発見にも繋がるので、今回紹介する「薄毛の前兆として代表的な5つの現象」についてはぜひ事前に知っておきましょう。
薄毛の前兆となる5つの現象
(1)フケの量が多い
フケというのは頭皮が角質化したもので、新陳代謝により必ず発生してしまうものであるため無くすことは不可能です。
しかしフケの量が急に増えてきた場合は、それはフケではなく実は皮脂が固まったものであるかもしれません。
この過剰分泌されてしまったフケは、毛穴をしっかりと洗わないと頭皮を炎症させて抜け毛の原因になってしまうことがあります。
(2)クシの感触が違う
クシでブラッシングをすると必ず髪の毛が数本抜けるものですが、その時に痛みはあるでしょうか?
もし痛みを感じないようであれば、髪は相当弱ってきているかもしれません。
また髪がパサついたりごわついたりしてクシに絡んでしまう場合は、毛根からの栄養が髪にうまく伝わっていないことが考えられます。
(3)髪にハリがなくなった
髪の毛が健康であれば上から手で押さえてもすぐに元に戻りますが、弱っているとそのままの状態になってしまいます。
このことと髪質とは無関係であるため、どんな人でも簡単にチェックできる方法となっているのでお試しいただければと思います。
また髪が弱ると寝癖も付かなくなります。
そのため「ここ最近寝癖が気になったことがない」という方は、薄毛の前兆と疑った方が良いかもしれません。
(4)抜け毛の根本の状態
抜け毛の量は薄毛の兆候を見る上での分かり易い基準になりますが、中でも根元の状態に注目をしてみてください。
正常な抜け毛であれば根元が丸みを帯びて白くなっているのですが、丸みがない場合は髪が十分に成長しないまま抜けてしまったことになります。
また根本の色が黒くなっている場合は、老廃物が溜まっていることが考えられます。
(5)髪が茶黒くなった
頭皮の毛細血管から栄養がしっかりと行き届いている髪にはツヤがあり、黒々としています。
しかしストレスや喫煙といった何らかの原因で毛細血管が詰まったり収縮したりすると、髪が栄養不足の状態になってツヤが無くなり、色素も薄くなって細くなってしまいます。
そのため染めたわけではないのに髪がくすんだ茶色がかった色になっている場合は、注意が必要です。
他にも薄毛の前兆として見られる現象にはさまざまなものがありますが、今回はその中でも代表的なものを紹介させていただきました。
もしこれらの中で1つでも当てはまるものがあった場合は、まずは薄毛専門のクリニックでカウンセリングを受け、必要に応じて自毛植毛などの薄毛治療を受けるようにしていきましょう。
監修医師
親和クリニック銀座院院長
安藤 善郎 YOSHIRO ANDO
外科医として30年近くの研鑽を積んだのち、植毛手術に携わる。
科学的根拠に基づく「傷を痛くなく、早く、きれいに治す湿潤療法」の実践、啓蒙活動を行っていた実績を活かし、十分なインフォームドコンセントのもとに患者さまの満足を第一にした自毛植毛手術を提供する。
外科医として30年近くの研鑽を積んだのち、植毛手術に携わる。
科学的根拠に基づく「傷を痛くなく、早く、きれいに治す湿潤療法」の実践、啓蒙活動を行っていた実績を活かし、十分なインフォームドコンセントのもとに患者さまの満足を第一にした自毛植毛手術を提供する。