抜け毛がひどい！脱毛の原因と異常の見分け方、薄毛を改善する画期的な治療法も解説

抜け毛がひどい？正常な抜け毛と異常な抜け毛の見分け方

毛髪には数年の周期で脱毛と再生を繰り返すサイクル（毛周期）があります。十分に成長した毛髪はやがて抜け落ちていくため、抜け毛には正常な抜け毛もあるのです。

抜け毛がひどい・・・と感じていても、実は正常な抜け毛である場合も考えられます。そのため、まずは正常な抜け毛と異常な抜け毛の見分け方を解説していきます。

正常な抜け毛の特徴

正常な抜け毛の特徴は以下の通りです。

• 1日の抜け毛の本数が100本以下
• 太く長いものが多い
• 毛根に白い膨らみがある

1日の抜け毛の本数がざっと数えて100本以下であれば、正常な抜け毛の範囲といえます。抜け毛の多くが太く長いものであり、毛根に白い根っこのような膨らみがある場合は、十分な成長期を経て抜け落ちた正常な抜け毛と考えて良いでしょう。

異常な抜け毛の特徴

異常な抜け毛の特徴は以下の通りです。

• 1日に軽く100本以上抜けている
• 細く短いものが多い
• 毛根に白い膨らみがない

洗面所やお風呂場、枕元などに落ちている抜け毛の本数がざっと数えただけで100本以上ある場合は、異常な抜け毛が起きているかもしれません。抜け毛の中に細く短いものが多く含まれる場合は、毛髪のライフサイクルが短縮化されている可能性があります。毛根に白い膨らみがなく、どちらの先端が根元なのかがわからない場合は、進行性の脱毛症を発症しているサインです。

異常な抜け毛が心配な場合は、親和クリニックまでご相談ください。無料カウンセリングでは患者さまの抜け毛の状態を診察したうえで、最適な治療プランをご提案いたします。抜け毛は時間の経過とともに増え、薄毛の範囲が拡大していく場合が多いので、抜け毛や薄毛を改善したい場合は、どうぞお早めにご相談ください。

抜け毛がひどい！脱毛の原因とは？

抜け毛が増えてしまうのにはさまざまな原因があります。抜け毛や薄毛を改善したい場合は、正しい原因を特定し、原因に応じた適切な対策を取ることが大切です。

抜け毛の主な原因には以下の7つがあります。

• AGA（男性型脱毛症）
• びまん性脱毛症
• ストレス
• 出産や更年期、閉経
• 生活習慣の乱れ
• 誤ったヘアケア
• 病気や薬の影響

それぞれを解説します。

AGA（男性型脱毛症）

1つ目の抜け毛の原因は、AGA（男性型脱毛症）です。

AGAは日本人男性の薄毛の原因の9割以上を占める進行性の脱毛症です。AGAは進行性の脱毛症であるため、徐々に抜け毛の量が増えていき、やがて頭皮が透けて見えるようになっていきます。

AGAを発症すると、毛髪のライフサイクルが乱れ、毛髪が太く長い状態をキープするために必要な成長期が短縮化されます。

通常、2～6年ほどある毛髪の成長期は、AGAを発症することで数ヶ月～1年程度に短縮化されます。太く長い状態にまで成長できないまま退行期を迎え、細く短い状態で抜け落ちるようになっていきます。休止期に入った毛根の細胞は再生され、新しい毛髪が伸びていきますが、成長期が短縮化されているため、すぐにまた抜け落ちてしまいます。

毛根の細胞は無限に再生できないため、やがて毛根の細胞が死滅する毛穴が増えていきます。毛根の細胞が死滅した毛穴からは再び毛が伸びていくことがないため、時間の経過とともに薄毛の範囲はどんどん拡大していきます。

抜け毛がひどいと感じる男性は、AGAを発症している可能性があります。日本皮膚科学会のガイドラインによれば、AGAを発症する確率は20代で10%、30代で20%、40代で30%、50代以降は40%以上となっており、若い方でもAGAを発症する可能性がありますので注意が必要です。

AGAの原因とは？

AGAの原因は、男性ホルモンが変化して毛髪のライフサイクルが乱れることです。

男性らしい活力や筋肉、骨格を保つためには、男性ホルモンの一種であるテストステロンが重要な役割をしています。しかし、テストステロンは、頭皮に存在する酵素5αリダクターゼの影響を受けると、DHT（ジヒドロテストステロン）という強力な男性ホルモンに変化します。

DHTが毛根の細胞にある男性ホルモンレセプターと結合すると、TGF-β1という発毛を抑制する成分が産生されます。これにより毛髪のライフサイクルが乱されて成長期が短縮化し、抜け毛が増えていくことになります。

AGAの抜け毛の特徴

AGAの主な抜け毛の特徴は以下の通りです。

• 抜け毛の中に細く短いものが多くなる
• 毛根に白い膨らみがない
• 生え際や頭頂部から抜け落ちる

AGAは毛髪の成長期を短縮化するため、十分な成長期を経ないまま、細く短い状態で抜け落ちる毛髪が増えます。そのため、まるでミニチュアのような弱々しい毛髪が抜け落ちている場合は、AGAを発症している可能性が考えられます。

また、十分に成長できなかった毛髪は、根元の白い根っこのような膨らみがほとんど見られないという特徴もあります。どちらも先が尖っていて、どちらが根元なのかわからない抜け毛が多い場合、AGAを発症している可能性が高いです。

AGAは、毛髪の抜け方にも特徴が現れます。テストステロンをDHTに変換するきっかけを作っている5αリダクターゼにはⅠ型とⅡ型があり、特にAGAに大きな影響を与える5αリダクターゼⅡ型は、前頭部や頭頂部に多く存在する酵素です。

そのため、AGAを発症すると5αリダクターゼⅡ型が多い生え際や頭頂部の毛髪が抜け落ちるという特徴もあります。細く短い抜け毛が多くなり、白い根っこが見当たらず、おでこやつむじ周辺から薄毛になっている場合は、AGAを発症していると考えられます。

AGAは早期治療で改善が期待できる！

AGA発症で抜け毛が増えたとしても、早期に治療を開始すれば薄毛は改善できます。日本皮膚科学会がまとめたガイドラインによると、AGAを改善する主な治療法として以下の4つが紹介されています。

治療法	推奨度
フィナステリドの内服	A（行うよう強く勧める）
デュタステリドの内服	A（行うよう強く勧める）
ミノキシジルの外用	A（行うよう強く勧める）
自毛植毛術	B（行うよう勧める）

男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版

抜け毛がひどい場合でも、薄毛専門の医師の診断に従い、適切な治療を行えばAGAは改善が期待できます。ただし、AGAは進行性の脱毛症であるため、薄毛を改善したい場合は早めに治療を始めることをおすすめします。薄毛が進行してしまうと、治療に必要な時間とお金が余計にかかってしまうからです。

年間1,500件以上の薄毛治療を行う親和クリニックでは、ひどい抜け毛でお悩みの方のために無料カウンセリングを実施しています。抜け毛の原因を正しく診断し、最適な治療プランを無料でご提案いたします。どうぞお気軽にご来院ください。

びまん性脱毛症

2つ目の抜け毛の原因は、びまん性脱毛症です。びまんとは、薄く広がりはびこるという意味です。

びまん性脱毛症は、女性に多い脱毛症で、髪全体でハリやコシが失われ、抜け毛が増えるという特徴があります。びまん性脱毛症になると、髪のボリュームが減り、分け目から頭皮が見えやすくなっていきます。

びまん性脱毛症の原因は、女性ホルモンの減少です。女性ホルモンは20代をピークにして、30代以降は年々減少していくことがわかっています。70代になると、髪の太さはピーク時の1/4にまでやせ細ってしまいます。女性ホルモンが減少すると、相対的に男性ホルモンが優位になり、頭皮が乾燥したり皮脂が過剰に分泌され、頭皮環境も悪化しやすくなります。

女性ホルモンの減少は、女性らしい艶やかな髪の成長を阻害し、抜け毛を増やしてしまう原因になります。加齢を食い止めることはできませんが、生活習慣の改善やストレス発散などに積極的に取り組み、ホルモンバランスを安定的に保つ工夫をしていきましょう。

なお、びまん性脱毛症もクリニック治療によって改善が期待できます。髪の成長に必要な栄養素を補給するパントガールや自分の元気な毛髪を薄毛の部分に移植する自毛植毛なら、女性の薄毛も効果的に改善できます。詳しくは年間1,500件以上の薄毛治療を行う親和クリニックまでご相談ください。

ストレス

3つ目の抜け毛の原因は、ストレスです。

慢性的なストレスは、心身のバランスを崩してしまうだけでなく、抜け毛の原因になる場合もあります。ストレスは自律神経の働きを乱し、血流の悪化や頭皮の乾燥、皮脂の過剰分泌、ホルモンバランスの乱れ、睡眠の質低下などを引き起こします。血流の悪化は毛髪の成長に必要な栄養や酸素の供給を阻害するため、抜け毛の原因になります。頭皮環境の悪化やホルモンバランスの乱れも、毛髪の成長を阻害し抜け毛が増える原因になっていきます。

ストレスが溜まりやすい方は、ストレス発散を心がけて抜け毛を防いでいきましょう。ストレスを発散するためには、日々のスケジュールに自分が好きな趣味や運動の予定を組み込むことがおすすめです。生活のリズムが整い、気持ちにメリハリがついて、ストレスが溜まりにくくなっていきます。

強いプレッシャーのかかる仕事や複雑な人間関係からはできるだけ距離を置き、家族や友人と団らんを楽しみながら食事をするのもストレス発散になります。心身の健康のためにも積極的にストレス発散に取り組んでいきましょう。

出産や更年期、閉経

4つ目の抜け毛の原因は、出産や更年期、閉経です。

女性の場合、出産や更年期、閉経によって女性ホルモンが急激に低下していきます。女性ホルモンの急激な変化は、心身のバランスを崩しやすくなるだけでなく、抜け毛を増やす原因にもなります。

出産後に起こる女性ホルモンの減少は一時的なものですが、育児で大変な時期に抜け毛が増えることで強いストレスになる場合があります。更年期や閉経の時期も、心身のバランスを崩しやすいため注意が必要です。

出産や更年期、閉経による抜け毛が気になる場合は、お一人でお悩みを抱え込まず産婦人科や婦人科、薄毛専門のクリニックへご相談ください。親和クリニックの無料カウンセリングでは、女性の薄毛のお悩みも受け付けておりますので、どうぞお気軽にご来院ください。

生活習慣の乱れ

5つ目の抜け毛の原因は、生活習慣の乱れです。

生活習慣とは、食事、睡眠、運動といった基本的な活動のことです。毛髪の成長に必要な栄養は食事によって供給されますので、毛髪の主成分であるタンパク質やタンパク質を体内で合成するために必要なビタミン、ミネラルを含む食品を積極的に食べましょう。

また、毛髪の健康維持に欠かせない成長ホルモンは、夜の睡眠中に分泌されますので睡眠不足にならないようにご注意ください。睡眠不足はストレスや疲れの蓄積、心身の不調の原因にもなるため、どんなに忙しくても睡眠時間を削らないようにしましょう。1日7時間以上の睡眠時間を確保するために、寝る時間と起きる時間を決め、生活リズムを整えていきましょう。

運動不足も血流の悪化やホルモンバランスの乱れ、ストレスや疲れの蓄積の原因になり、抜け毛を増やす可能性があります。1日30分以上の有酸素運動を習慣化し、積極的に身体を動かしていきましょう。ウォーキングやジョギング、体操などの手軽で継続しやすい運動がおすすめです。運動する時間が取れない場合でも、1駅歩いて移動したり、なるべく階段を使ったりすることで運動量を増やすことができます。

生活習慣を整えることで、髪の健康だけでなく、心身の健康も増進されます。すこしでも抜け毛を減らせるよう、できるところから改善に取り組んでいきましょう。

誤ったヘアケア

6つ目の抜け毛の原因は、誤ったヘアケアです。

誤ったヘアケアとは、過度な洗髪やごしごし洗髪、洗髪の際のすすぎ残し、洗髪後の自然乾燥、ドライヤーの当てすぎなどが当てはまります。また、過度なパーマやヘアカラー、きつく髪を縛る髪型なども、頭皮や毛髪にダメージを与えますので要注意です。

誤ったヘアケアで頭皮や毛髪にダメージが蓄積すると、頭皮の乾燥や炎症、皮脂の過剰分泌などの原因になり、抜け毛が増えやすくなる場合があります。また、髪のハリやツヤが失われ、もろく切れ毛になりやすくなるため、正しいヘアケアを行うことが大切です。

洗髪は1日1回を基本とし、泡の力でやさしくマッサージするイメージで行うと良いでしょう。爪を立てたり、ごしごしと頭皮を強く擦らないようにします。シャンプーやリンスが頭皮に残らないよう、しっかりとすすい洗いを行うことが大切です。清潔なタオルでやさしく水分を吸収させ、自然乾燥させずにドライヤーでやさしく乾かしましょう。かゆみや乾燥が気になる場合は、保湿効果のある育毛剤を使うのもおすすめです。

パーマやヘアカラーは短期間に何度も行わない方がよいでしょう。また、分け目や縛る位置を固定せず、できるだけナチュラルなヘアスタイルを楽しむことをおすすめします。頭皮や毛髪はとてもデリケートなものなので、常にやさしいケアを心がけましょう。

病気や薬の影響

7つ目の抜け毛の原因は、病気や薬の影響です。

円形脱毛症やホルモンの異常、アレルギー、抗がん剤などの影響によって抜け毛になる場合もあります。円形脱毛症が疑われる場合は皮膚科、ホルモンの異常やアレルギーが疑われる場合は内科で診察を受けましょう。

抗がん剤の影響は一時的なものなので、治療が落ち着けば毛髪は元に戻ります。抗がん剤の影響がある場合は、まずは病気の治療を優先することが大切です。

病気や薬の影響が考えられる場合は、まずは主治医に相談してください。病気の治療が終わったにもかかわらず、抜け毛で薄くなった部分が回復しない場合は、親和クリニックまでご相談ください。

抜け毛を改善する3つの治療法

抜け毛を改善する治療法には、主に以下の3つがあります。

内服薬治療

抜け毛を改善する1つめの治療法は、内服薬治療です。抜け毛を改善する内服薬には以下の3つがあります。

• フィナステリド
• デュタステリド
• パントガール

フィナステリドとデュタステリドは、男性の薄毛の主な原因であるAGAの進行を抑制する内服薬です。5αリダクターゼに作用することで、テストステロンがDHTに変換されるのを阻害し、AGAによって乱れた毛髪のライフサイクルを正常化させ、抜け毛や薄毛を改善する効果が期待できます。

パントガールは、主に女性の薄毛を改善する内服薬です。毛髪の成長に必要な栄養成分（ビタミンB1やケラチン、L-シスチンなど）を補うことで、抜け毛や薄毛を改善します。

いずれの内服薬も毛髪の成長を促進する効果が期待できますが、まれに副作用を起こすリスクがあるため、必ず医師の処方のもと正しく服用することが大切です。また、いずれも即効性はないため、抜け毛や薄毛を抑えるためには長期継続的な服用が必要となります。

外用薬治療

抜け毛を改善する2つめの治療法は、外用薬治療です。抜け毛を改善する外用薬にはミノキシジルがあります。

ミノキシジルは頭皮の毛細血管を拡張することで毛根の細胞に供給される栄養や酸素の量を増大させ、発毛を促すことができます。一般的な薄毛治療では、内服薬と併用することで、より効果的な抜け毛予防も期待できます。

ただし、ミノキシジルも即効性はないため、長期継続的な使用が必要となります。また、まれに発疹やかぶれなどの副作用を起こすリスクもあるため、医師や薬剤師の指導のもと正しく使用することが大切です。

自毛植毛

抜け毛を改善する3つめの治療法は、自毛植毛です。自毛植毛は、抜け毛で薄毛になった部分に、自分の元気な毛髪を移植する外科手術となります。

抜け毛がひどい場合、薬物による治療では薄毛が改善できない場合があります。毛根の細胞が死滅した部分や生まれつきの薄毛には、薬物治療は効果を発揮できないからです。しかし、自毛植毛ならもともと毛髪が生えていない部分にも発毛させることができるので、抜け毛で薄くなってしまった部分でも治療が可能です。

移植する毛髪は自分のものなので、風合いが自然でバレにくく、拒絶反応などの副作用もほとんどありません。移植した毛髪の多くはその場に生着し、その後は半永久的に生え変わり続けます。そのため、自毛植毛の手術は1回で完了でき、薬を飲んだり塗ったりする手間暇もなく、定期的な通院やメンテナンスも不要です。

親和クリニックの最新式の自毛植毛なら、メスを使わないため傷や痛みが残りにくく、ダウンタイムもほとんどありません。日帰りで手術は完了し、翌日には洗髪もできるほど回復も早いです。薄毛になった部分に自分の元気な毛髪を回復させることができるので、自毛植毛は薄毛のお悩みを根本から解決できる画期的な治療法といえます。

ただし、自毛植毛も治療が早いほど効果的な改善が期待できますので、抜け毛による薄毛でお悩みの方は、お早めに親和クリニックまでご相談ください。無料カウンセリングでは、抜け毛や薄毛の状態を医師が診察し、最適な治療プランを無料でご提案させていただきます。どうぞお気軽にご来院ください。

抜け毛のよくある質問

抜け毛に関するよくある質問をまとめました。

まとめ ひどい抜け毛でお悩みなら親和クリニックへご相談を

今回は、ひどい抜け毛でお悩みの方のために、抜け毛の原因を詳しく解説しました。抜け毛の原因にはさまざまなものがありますが、医療機関であれば効果的な改善が期待できます。

しかし、抜け毛の治療が遅れると時間の経過とともに薄毛の範囲が拡大する可能性が高いです。抜け毛や薄毛を改善したい場合は、早めに親和クリニックまでご相談ください。

親和クリニックは、年間1,500件以上の薄毛治療を行っていますので、抜け毛の原因を正確に診断した上で、最適な治療プランをご提案することができます。無料カウンセリングも完全予約制・完全個室での実施となりますので、お悩みやご相談を気兼ねなくお話しいただけます。

親和クリニックは、新宿・銀座・名古屋・大阪・福岡に5院があり、どの院もお仕事帰りやお出かけのついでに立ち寄れる便利な立地となっています。抜け毛のお悩みはお一人で抱え込まず、まずは親和クリニックまでご相談ください。