AGA治療の副作用を抑えるには？大切なポイントと副作用の少ない画期的な治療法も解説

AGA治療の副作用を抑えるには？大切な5つのポイント

AGA治療の副作用が心配な患者さまのために、まずはAGAの副作用を抑えるための5つのポイントを解説します。

• AGA治療薬を個人で入手しない
• 未成年者や女性はAGA内服薬を使わない
• 用法や用量を守って正しく使う
• 異常を感じたらすぐに主治医に相談を
• 自毛植毛を検討する

それぞれを解説します。

AGA治療薬を個人で入手しない

AGA治療の副作用を抑えるための1つ目のポイントは、AGA治療薬を個人で入手しないことです。

AGA治療の内服薬には、フィナステリドとデュタステリドがあります。いずれも日本の厚生労働省が安全性と効果を承認した信頼性の高い治療薬であるため、医師の処方を受けて使用する場合、重篤な副作用が起きることはほとんどありません。

また、AGA治療の外用薬にはミノキシジルがありますが、これも厚生労働省が認可しているため、医師や薬剤師の指導のもと正しく使用すれば、重篤な副作用が起きることはほとんどありません。

しかし、これらのAGA治療薬をネット通販や個人輸入で入手し、自己判断で使用することは絶対におやめください。効果のない偽物を購入するリスクがあるだけでなく、副作用が強く出る危険性があるからです。

正規の方法で入手しなかった薬剤で副作用が起きても、国の補償は受けられません。非常にリスクが高い行為となりますので、AGA治療薬を個人で入手しないでください。

未成年者や女性はAGA内服薬を使わない

AGA治療の副作用を抑えるための2つ目のポイントは、未成年者や女性はAGA内服薬を使わないことです。

AGA治療の内服薬であるフィナステリドとデュタステリドは、未成年や女性は禁忌となっています。特に、妊娠中の女性が誤って服用した場合、男性胎児の生殖器に異常が起きる可能性があります。なお、ミノキシジルも未成年者に対する使用は認められておりません。

未成年者や女性がAGA治療薬を誤って使用した場合、重篤な副作用が起きる危険性があります。そのため、AGA治療薬は厳重に管理することが求められます。

用法や用量を守って正しく使う

AGA治療の副作用を抑えるための3つ目のポイントは、用法や用量を守って正しく使うことです。

AGA治療薬を使用する場合は、医療機関に指示された用法や用量をお守りください。AGA治療薬は、用法や用量を守ることで効果を最大限に発揮することができます。自己判断で薬の使用量を増やすと、副作用のリスクを高めます。また、薬の使用量が減ると、AGA治療の効果が十分に得られなくなります。

例えば、1日1錠という処方なら、その通りに飲み続けなければなりません。治療の効果を早めようとして1日2錠飲むことは、副作用のリスクを高めることになります。また、飲み忘れが多くなり、2日に1錠のペースになってしまっては、AGA治療の効果が発揮できません。

AGA治療薬は、用法や用量を守って正しく使うことが大切です。

異常を感じたらすぐに主治医に相談を

AGA治療の副作用を抑えるための4つ目のポイントは、異常を感じたらすぐに主治医に相談することです。

AGA治療薬を使用中に何らかの異常を感じた場合は、すぐに主治医に相談することが大切です。フィナステリドやデュタステリドは、男性ホルモンに作用する薬であるため、心身に不調を感じる場合があります。また、ミノキシジルは頭皮の血流を促進する薬であるため、かゆみや発疹などの副作用が生じる場合もあります。

AGA治療薬を使用中に異常を感じた場合は、自己判断をせずに主治医にご相談ください。

自毛植毛を検討する

AGA治療の副作用を抑えるための5つ目のポイントは、自毛植毛を検討することです。

自毛植毛とは、AGAになりにくい自分の毛髪を、薄毛になった部分に移植する外科手術です。自分の毛髪を使って薄毛を改善するため、拒絶反応などの副作用がほとんどない画期的な治療法です。AGA治療薬の副作用が心配な方には、自毛植毛がおすすめです。

AGA治療薬は、AGAの進行を抑えつつ発毛を促すという効果で薄毛を改善します。AGAそのものを完治させる効果はないため、治療の効果を発揮し続けるためには、AGA治療薬を長期継続的に使用する必要があります。長期継続的な使用が必要となると、AGA治療薬の副作用の心配をされる方もいらっしゃるかもしれません。

一方、自毛植毛は自分の毛髪を組織ごと採取し、再び頭皮に移植を行います。自分自身の組織を移動させるだけなので、治療によって重篤な副作用が起こることはほとんどありません。しかも、移植した毛髪の多くはその場に生着し、その後は生え変わり続けることができます。自分の毛髪を使って薄毛を改善できますので、風合いが自然でバレにくく、かつらやウィッグのように周囲に違和感を与える心配もありません。

親和クリニックが提供する最新式の自毛植毛なら、メスを使わずに極細のパンチブレードを使って手術を行います。頭皮を切り取らずに移植を行いますので、傷や痛みが残りにくく、ダウンタイムもほとんどありません。翌日にはクリニックで洗髪ができるほど回復が早いので、手術は日帰りで完了します。

自毛植毛は基本的に1回の手術で完了でき、その後は通院やメンテナンスの必要がありません。毎日薬を飲んだり塗ったりする手間暇もなく、毎日をとても楽に過ごすことができます。AGA治療の副作用が心配な患者さまは、ぜひ親和クリニックの最新式の自毛植毛をご検討ください。

親和クリニックでは、薄毛でお悩みの方のために無料カウンセリングを実施しています。自毛植毛の症例や効果、治療の仕組み、費用などを詳しくご説明させていただきます。患者さまの症状やお悩みにあわせて最適な治療プランを無料でご提案しておりますので、どうぞお気軽にご来院ください。

AGA治療で見られる副作用は？

AGA治療で見られる副作用には、主に以下の5つがあります。

• 肝機能障害
• 性欲減退
• 抑うつ症状
• 初期脱毛
• 頭皮のかゆみ

それぞれを解説します。

肝機能障害

1つ目のAGA治療の副作用は肝機能障害です。

内服薬は肝臓で代謝されるため、まれに肝機能障害が生じる可能性があります。副作用の症状としては、倦怠感、黄疸（皮膚や目が黄色くなる）、腹痛、食欲不振などです。AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇などが見られる可能性もあります。

フィナステリドやデュタステリドの服用によって肝機能障害の副作用が起きることはまれですが、肝臓に既往歴のある方、肝機能の数値が高めな方は、治療の際に医師にご相談ください。

性欲減退

2つ目のAGA治療の副作用は、性欲減退です。

内服薬のフィナステリドとデュタステリドは、頭皮に存在する酵素5αリダクターゼに作用することで、男性ホルモンの一種であるテストステロンがDHT（ジヒドロテストステロン）に変換されるのを阻害します。DHTは毛髪のライフサイクルを乱し、抜け毛を引き起こす原因となるホルモン物質です。AGA治療薬はDHTの産生を抑えることで、AGAの進行を抑えています。

しかし、DHTも男性ホルモンの一種であるため、DHTの減少は性欲に影響を与える可能性があります。その他の副作用の症状としては、勃起機能不全や射精障害、精液量減少などが考えられます。性欲減退等の発生頻度は多くても5%以下となりますので、日常生活に大きな影響を与える心配はほとんどありません。

ただし、妊活中の場合は、妊娠の確率が低下する恐れがあるため、フィナステリドやデュタステリドの服用を控えていただくことをおすすめします。性欲減退や妊娠確率の低下の副作用が心配な方には、自毛植毛がおすすめの治療法となります。

抑うつ症状

3つ目のAGA治療の副作用は、抑うつ症状です。

フィナステリドとデュタステリドは、男性ホルモンに作用する働きがあるため、抑うつ症状が現れる可能性があります。副作用の症状としては、気分の落ち込みや不安、イライラ、無気力などです。ただし、発生頻度は不明であり、AGA治療薬との因果関係は明らかになっていません。しかし、気分に不調が現れた場合は、すぐに医師に相談することが大切です。

また、うつ病やうつ症状などの既往歴がある方は、治療の際に医師にご相談ください。

初期脱毛

4つ目のAGA治療の副作用は、初期脱毛です。

AGA治療を始めた場合、しばらくすると一時的に抜け毛が増える場合があります。この症状を初期脱毛といいます。AGA治療を始めると、古い毛髪の細胞がリセットされ、新しい毛髪が再生されます。これにより一時的に古い毛髪が抜け落ちる量が増大するのが初期脱毛の仕組みです。

初期脱毛は、内服薬治療や外用薬治療、自毛植毛でも現れる場合があります。AGA治療を始めたのに抜け毛が増えるため、驚かれてしまうかもしれません。しかし、初期脱毛は治療が効果を発揮している証拠でもありますので、焦らずに症状が落ち着くのを待ちましょう。

初期脱毛の症状がどうしても不安な場合は、まずは主治医までご相談ください。

頭皮のかゆみ

5つ目のAGA治療の副作用は、頭皮のかゆみです。

AGA治療の外用薬であるミノキシジルを頭皮に塗布することで、頭皮のかゆみを感じる場合があります。その他にも発赤や湿疹、かぶれなどの副作用の可能性もあります。ミノキシジルは頭皮の毛細血管を拡張する効果がありますので、頭皮が軽い炎症を起こしたり、皮脂の分泌が増えたりする影響と考えられます。

また、自毛植毛も術後には、患部にかさぶたができ、かゆみを感じる場合があります。かさぶたを引っ掻いてしまうと患部の回復が遅れたり、自毛の生着率が低下したりする恐れがあるためご注意ください。

頭皮のかゆみを緩和するためには、頭皮を清潔に保つことが大切です。また、保湿成分のある育毛剤もかゆみを緩和する効果が期待できます。AGA治療の副作用による頭皮のかゆみが我慢できない場合は、まずは主治医までご相談ください。

治療別の副作用一覧

治療別に副作用を一覧でまとめました。AGA治療の副作用が気になる方は参考になさってください。なお、心身になんらかの不調を感じた場合は、自己判断せずに必ず主治医までご相談ください。

フィナステリド（内服薬）	肝機能障害 AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇
	抑うつ症状 気分の落ち込み、倦怠感、不安感
	性欲減退 勃起機能不全、射精障害、精液量減少
	過敏症 そう痒症、じん麻疹、発疹、血管浮腫
	その他 乳房圧痛、乳房肥大、めまい
デュタステリド（内服薬）	肝機能障害 AST上昇、ALT上昇、ビリルビン上昇
	抑うつ症状 気分の落ち込み、倦怠感、不安感
	性欲減退 勃起機能不全、射精障害、精液量減少
	過敏症 そう痒症、じん麻疹、アレルギー反応、血管浮腫
	その他 味覚障害、腹痛、下痢
ミノキシジル（外用薬）	頭痛
	めまい
	動悸
	頭皮のかゆみ
	炎症
	熱感
自毛植毛	患部の腫れや痛み
	まぶたの腫れ
	一時的なくせ毛
	かさぶた

なお、AGA治療後に初期脱毛が起こる可能性があります。一時的なものなので、しばらく様子を見てください。抜け毛の量が多く不安を感じる場合は、主治医までご相談ください。

AGA治療の効果を促進するための対策

AGA治療の効果を促進するために、以下の対策に取り組むことをおすすめします。副作用を直接的に抑える効果は期待できませんが、どれも頭皮や毛髪の健康促進が期待できますので、ぜひ積極的に取り組んでみてください。

• 生活習慣を改善する
• ストレスを発散する
• 飲酒や喫煙を控える
• 紫外線対策を行う
• 正しいヘアケアを行う

それぞれを解説します。

生活習慣を改善する

1つ目のAGA治療の効果を促進するための対策は、生活習慣を改善することです。

食事、運動、睡眠といった基本的な活動を見直すことで、AGA治療の効果を高めることが期待できます。

栄養バランスの良い食事

毛髪の主成分はケラチンというタンパク質で構成されていますので、タンパク質を多く含む食品や体内でタンパク質を合成するのに必要なビタミンやミネラルを多く含む食品を中心に、栄養バランスの良い食事を摂取しましょう。

タンパク質：肉、魚、卵、大豆、チーズ、牛乳など
ビタミン：野菜、果物、レバー、ウナギなど
ミネラル：貝類、海藻類、ナッツ、納豆、玄米など

十分な睡眠時間の確保

毛髪の健康や成長には、眠っている間に分泌される成長ホルモンが欠かせません。睡眠不足になると成長ホルモンの分泌が減少してしまうため、寝不足にならないように注意しましょう。また、睡眠不足はストレスや疲れの蓄積、自律神経の乱れの原因にもなるため、どんなに忙しくても睡眠時間を削らないことが大切です。

1日7時間以上の睡眠時間を確保し、AGA治療の効果を高めていきましょう。寝る時間と起きる時間を決めると、生活のリズムが整いやすくなり、質の高い睡眠が取れるようになります。

適度な運動の習慣化

運動不足は、全身の血流を悪化させたり、ホルモンバランスが乱れたりする原因になり、薄毛や抜け毛を悪化させる可能性があります。また、疲れやストレスが溜まりやすくなり、睡眠の質も低下しますので、適度な運動を習慣化していきましょう。

1日30分程度の有酸素運動を継続的に行い、運動不足を解消していきましょう。ウォーキングやジョギング、体操などの手軽な運動がおすすめです。全身の血流を促進し、心身を健康に保つことで、AGA治療の効果が高まる可能性があります。

ストレスを発散する

2つ目のAGA治療の効果を促進するための対策は、ストレスを発散することです。

慢性的なストレスは、自律神経のバランスを乱し、血流の悪化や頭皮の乾燥、寝不足、疲れの蓄積などの原因となり、薄毛や抜け毛を悪化させる可能性があります。日頃から積極的にストレスの発散を心がけていきましょう。

好きな趣味や運動を楽しむ予定を組み込み、日々の生活にメリハリをつけていきましょう。映画鑑賞やカラオケ、散歩、ゲーム、読書、買い物など、自分が好きだと思えることなら何でもOK。家族や友人と団らんを楽しみながら食事をするのもおすすめです。

飲酒や喫煙を控える

3つ目のAGA治療の効果を促進するための対策は、飲酒や喫煙を控えることです。

過度な飲酒は、アルコール分解時に肝臓に大きな負担がかかります。慢性的に肝臓に負担がかかっていると、AGA治療薬の代謝効率が悪化したり、肝機能障害の副作用のリスクを高めたりする可能性があります。

また、過度な喫煙は、全身の血流を悪化させたり、AGAの原因であるDHTの濃度を高めたりする可能性があります。肌の老化を早め、皮脂を過剰に分泌させますので、頭皮環境が悪化する原因にもなります。

AGA治療の効果を高めるためには、お酒やたばこはできるだけ控えることがおすすめです。

紫外線対策を行う

4つ目のAGA治療の効果を促進するための対策は、紫外線対策を行うことです。

紫外線は頭皮の老化を早め、毛髪のタンパク質にダメージを与える原因になります。AGA治療の効果を高めるためには、紫外線対策を行うことをおすすめします。

紫外線から頭皮や毛髪を守るには、帽子を被ることが有効な対策となります。また、頭に使える日焼け止めスプレーを使うことも良いでしょう。日差しの強い日中に外出する場合は、できるだけ日陰を選ぶことも大切です。外で運動をする場合は、紫外線の少ない早朝や夕方以降に行うと良いでしょう。

正しいヘアケアを行う

5つ目のAGA治療の効果を促進するための対策は、正しいヘアケアを行うことです。

ごしごしと強い力で洗髪をしたり、熱すぎるドライヤーを頭皮に当てたりすることは、頭皮や毛髪にダメージを与え、薄毛や抜け毛が悪化する可能性を高めます。頭皮や毛髪はとてもデリケートなものなので、常にやさしいケアを心がけましょう。

洗髪は1日1回を基本とし、やさしくマッサージするように洗いましょう。爪を立てて洗うのはNGです。シャンプー剤は弱酸性の洗浄力がマイルドなものがおすすめ。シャンプーや汚れが残らないようにしっかりとすすいだら、清潔なタオルに水分を吸収させてください。その後は自然乾燥せずドライヤーでやさしく乾かしましょう。

過度なパーマやヘアカラー、ヘアゴムなどできつく髪を縛る髪型も、頭皮や毛髪にダメージを与えます。できるだけAGA治療の効果を高めるには、頭皮や毛髪に負担の少ないナチュラルなヘアスタイルがおすすめです。

AGA治療のよくある質問

AGA治療に関するよくある質問をまとめました。

まとめ AGA治療の副作用が心配な方は親和クリニックまでご相談を

今回は、AGA治療の副作用について解説しました。

AGA治療には、副作用が起きる可能性があります。AGA治療薬では、肝機能障害や性欲減退、抑うつ症状などが現れる可能性があります。AGA治療で重篤な副作用が起きることはまれですが、万が一副作用が現れた場合はすぐに主治医に相談しましょう。

自分の毛髪を移植することで薄毛を改善する自毛植毛なら、拒絶反応などの副作用の心配はほとんどありません。親和クリニックが提供する最新式の自毛植毛なら、メスを使わずに移植を行いますので、術後の腫れや痛みも最小限に抑えることができます。

AGA治療の副作用が心配な方は、親和クリニックまでご相談ください。副作用の少ない自毛植毛のメリットや過去の症例、施術内容、料金などを無料カウンセリングにてご説明しております。どうぞお気軽にご来院ください。