はげは治療できる？薄毛の原因と画期的なAGA治療法を解説

はげは治療できる？AGAの効果的な治療法とは？

男性の薄毛の原因であるAGAは、治療法が確立されています。日本皮膚科学会のガイドラインでは、主な治療法として以下の3つを紹介しています。

• 内服薬治療
• 外用薬治療
• 自毛植毛

それぞれを解説します。

内服薬治療

1つ目の治療法は、内服薬治療です。AGAの内服薬には、フィナステリドとデュタステリドがあります。AGA内服薬には、AGAの進行を食い止める効果があり、毛髪のライフサイクルを正常化させることで、抜け毛を防いで太く長い毛髪の成長を促進します。

フィナステリドの効果

フィナステリドは、男性ホルモンの一種であるテストステロンが、DHT（ジヒドロテストステロン）に変換されるのを阻害する効果があります。AGAの原因であるDHTを抑え込むことで、薄毛の進行を食い止めることがフィナステリドの効果となります。

AGAのメカニズム

AGAによって薄毛が進行する原因はDHTですが、テストステロンがDHTに変換されるきっかけを作っているのは、頭皮に存在する酵素5αリダクターゼです。

テストステロンが5αリダクターゼの影響を受けてDHTに変換されると、DHTが毛根の細胞内にある男性ホルモンレセプターと結合します。その結果、発毛を抑制する作用があるTGF-β1が産生され、毛髪のライフサイクル（毛周期）に乱れが生じます。

通常、毛髪の成長期は2～6年程度あり、十分な成長期を経た毛髪は太く長い状態にまで育ちます。毛根にはマッチ棒の先のような白い根っこのような膨らみがあり、髪のハリやコシも強い状態へと成長していきます。

しかし、AGAを発症すると毛髪の成長期が半年～1年程度にまで短縮化されます。成長期が短縮化された毛髪は太く長い状態にまで成長できず、細く短い状態で抜け落ちていきます。こうして徐々にハリやコシがない弱々しい産毛のような毛髪が増え、髪のボリュームが減り、頭皮が見えやすくなっていきます。

毛髪は再生できるため、また新しく伸びていきます。しかし、AGAによって成長期が短縮化されているため、すぐにまた抜け落ちてしまいます。毛根の細胞は無限に再生することができません。そのため、AGAによって短期間で脱毛と再生を繰り返すと、やがて毛根の細胞が寿命を迎え死滅してしまいます。毛根の細胞が死滅した毛穴からは再び毛が伸びることはないため、薄毛の範囲が徐々に拡大していくことになります。

フィナステリドは5αリダクターゼⅡ型に作用する

5αリダクターゼにはⅠ型とⅡ型があり、特にAGAに大きな影響を与えるのがⅡ型の5αリダクターゼとなります。5αリダクターゼⅡ型は、前頭部や頭頂部に多く存在する酵素で、後頭部や側頭部にはほとんど見られません。そのため、AGAを発症すると5αリダクターゼⅡ型の影響を受けやすい生え際やつむじのあたりから薄毛の進行が始まるという特徴があります。

フィナステリドは5αリダクターゼⅡ型に作用し、AGAの進行を抑えることができます。生え際や頭頂部の薄毛が気になりだしたら、早めにフィナステリドの服用を始めると薄毛が広がるのを効果的に防げます。

デュタステリドは5αリダクターゼⅠ型とⅡ型の両方に作用する

一方、デュタステリドは5αリダクターゼⅠ型とⅡ型の両方に作用し、AGAの進行をより強力に抑えることができます。5αリダクターゼⅠ型は、主に後頭部や側頭部に存在する酵素です。

AGAの進行が早い場合や薄毛の範囲が広がっている場合には、医師の判断によりデュタステリドが用いられることがあります。

AGA内服薬の注意点

AGA内服薬には、AGAを完治させる効果はありません。薄毛が改善されたとしても、内服薬をやめてしまえば、AGAは再び進行を始めてしまいます。内服薬による治療はAGAの進行を一時的に抑えているだけになりますので、薄毛を改善したいと思う限りは長期継続的な服用が必要となります。

また、AGA内服薬は、まれに副作用を起こすリスクがあります。主な副作用としては、肝機能障害や性欲減退、抑うつ症状などです。医師の処方に従って服用すれば問題になることはありませんが、AGA内服薬をネット通販や個人輸入などで入手することは絶対におやめください。

なお、女性や未成年者には禁忌の薬となりますので、AGA内服薬は厳重な保管と管理が求められます。

外用薬治療

2つ目の治療法は、外用薬治療です。AGAの外用薬治療には、ミノキシジルがあります。

ミノキシジルは、もともと高血圧症の薬として開発されましたが、副作用として多毛が見られたため発毛剤として転用されるようになりました。

ミノキシジルの効果

ミノキシジルの効果は血管を拡張し、血流を促進することです。ミノキシジルを頭皮に塗布することで、毛髪に栄養や酸素を送っている毛細血管が拡張し、血流量が増大することで毛根の細胞が活性化します。これにより発毛が促されたり、太く長い髪の成長が促進されたりして、薄毛を改善することが期待できます。

AGA外用薬の注意点

ミノキシジルにはAGAを直接改善する効果はありません。そのため、AGAによる薄毛を改善したい場合は、内服薬と併用することが一般的な治療法となります。また、ミノキシジルの効果は積み上がりませんので、薄毛を改善したいと思う限りは長期継続的な使用が必要となります。

ミノキシジルも、まれに発疹やかゆみ、かぶれなどの副作用を起こすリスクがあります。そのため、ミノキシジルは医師や薬剤師の指導のもと正しく使用することが大切です。

自毛植毛

3つ目の治療法は、自毛植毛です。自毛植毛は、薄毛を根本から治せる画期的な治療法といえます。

自毛植毛の最大の特徴は、薄毛の部分に自分の生きた毛髪を回復できることです。自分の毛髪が伸びていきますので、風合いが自然でバレにくく、1回の治療で完了できるというメリットがあります。

自毛植毛の効果

自毛植毛は、AGAになりにくい後頭部や側頭部の毛髪を毛根の組織ごと採取し、薄毛の部分に1つ1つ手作業で移植をしていきます。移植した毛髪の多くはその場に生着し、その後は生え変わり続けることができます。生え際やつむじの気になる部分に自毛植毛を行えば、自分の毛髪が徐々に伸びていくため、次第に薄毛が改善されていきます。

自毛植毛がAGA治療である理由

AGAに大きな影響を与える5αリダクターゼⅡ型は、前頭部や頭頂部の頭皮に多く存在します。そのため、男性の薄毛は生え際やつむじのあたりから進行を始めるという特徴があります。

一方、後頭部や側頭部には5αリダクターゼⅡ型はほとんど見られません。つまり、後頭部や側頭部の毛髪は、AGAになりにくい性質を持った毛髪といえます。薄毛になっても後頭部や側頭部に毛髪はフサフサしている男性が多いですが、これは5αリダクターゼⅡ型が後頭部や側頭部にはほとんど存在しないからです。

後頭部や側頭部の毛髪の特徴であるAGAになりにくい性質は、毛髪を移植しても引き継がれます。毛根の組織ごと採取して移植しますので、AGAになりにくい毛髪を薄毛の部分に発毛させることができます。AGAになりにくい自分の毛髪が回復できるので、自毛植毛は有効なAGA治療法となっています。

自毛植毛の注意点

自毛植毛は高度な外科技術を必要とするため、症例数が多く信頼できるクリニックでの治療をおすすめします。また、大切な資源である患者さまの毛髪を無駄にしないためにも、移植した毛髪の生着率が高いクリニックがおすすめです。

親和クリニックは、年間1,500件以上の自毛植毛手術実績があり、過去の症例を含めるとホームページでは紹介しきれないほどの実績を積み重ねております。また、移植後の毛髪の生着率は90～95%（平均は82.5%）という高い成績を誇ります。

薄毛治療でお悩みの方は、親和クリニックの自毛植毛をぜひご検討ください。無料カウンセリングでは、患者さまの薄毛の症状を診断させていただき、最適な治療プランを無料でご提案しております。どうぞお気軽にご来院ください。

自毛植毛でAGA治療をするメリット

自毛植毛でAGA治療をする主なメリットは以下の5つです。

• 副作用の心配がほとんどない
• 1回の治療で完了できる
• 毛髪のボリュームが回復できる
• 定期的な通院や日々の手間暇がない
• おでかけやおしゃれを思い切り楽しめる

それぞれを解説します。

副作用の心配がほとんどない

1つ目の自毛植毛のメリットは、副作用の心配がほとんどないことです。

自毛植毛で移植する毛髪は自分のものなので、拒絶反応などの副作用の心配がほとんどありません。長期で薬を飲み続けなければならない薬物療法と比べると、長期的な身体への負担が少なく、副作用が心配な方にも安心して治療を受けていただけます。

性欲減退（勃起不全、精液量減少、睾丸痛など）のリスクもないため、自毛植毛は妊活中の方にもおすすめの治療法となります。

1回の治療で完了できる

2つ目の自毛植毛のメリットは、1回の治療で完了できることです。

自毛植毛の手術は、薄毛の部分にAGAになりにくい自分の毛髪が回復できるので、基本的に1回の手術で完了できます。手術後に髪が生え揃うまでには半年～1年程度の時間は必要ですが、周囲の毛髪と徐々に馴染んでいくため、唐突な変化を起こさず、周囲に違和感を与える心配がないこともメリットです。

移植した毛髪は半永久的に生え変わり続けますので、手術を何度も繰り返す必要がないことが自毛植毛の大きな特徴です。

毛髪のボリュームが回復できる

3つ目の自毛植毛のメリットは、毛髪のボリュームが回復できることです。

AGA治療薬の場合、AGAの進行は抑えられても、毛髪のボリュームが期待したほど回復できない場合があります。すでに毛根の細胞が死滅している場合は、薬物治療による発毛が期待できないからです。

一方、自毛植毛なら薄毛の部分に自分の毛髪を発毛させることができるので、毛髪のボリュームをしっかりと回復できます。治療の効果や満足度が高く、根本的なお悩みである薄毛になった見た目を改善できますので、自毛植毛はAGA治療薬の効果を感じられない方にもおすすめの治療法です。

定期的な通院や日々の手間暇がない

4つ目の自毛植毛のメリットは、定期的な通院や日々の手間暇がないことです。

自毛植毛は1回の治療で完了できるため、その後の定期的な通院は必要ありません。手術後は特にしていただくことはなく、徐々に髪が生え揃うのをお待ちください。

薬物治療のように毎日薬を飲んだり塗ったりする手間暇のないため、薄毛になる前にストレスフリーな状態に近づくことができます。薬物治療による長期継続的な努力が難しいと感じる方にも、自毛植毛はおすすめの治療法です。

おでかけやおしゃれを思い切り楽しめる

5つ目の自毛植毛のメリットは、おでかけやおしゃれを思い切り楽しめることです。

薄毛の部分に自分の毛髪を回復できる自毛植毛なら、汗や水に濡れても髪型が大きく崩れる心配もありません。手ぐしでさっと整えることができるので、スポーツや旅行も気兼ねなく楽しめるようになります。

洗髪や散髪も今まで通りに行え、ヘアカラーやパーマなどのおしゃれも楽しめます。ヘアスタイルの自由度が高まるので、全身のおしゃれも決まりやすくなります。おでかけやおしゃれを思い切り楽しめるようになりたい方には、自毛植毛がおすすめの治療法です。

親和クリニックでは、AGA治療でお悩みの方のために無料カウンセリングを実施しています。薄毛のお悩みはおひとりで抱え込まず、ぜひ親和クリニックへご相談ください。

AGA治療で大切なこと

AGA治療をより効果的なものにするために、治療に際して覚えておきたい大切なことを5つご紹介していきます。

• 早期に治療を始める
• 生活習慣の改善やストレス発散に取り組む
• 過度な飲酒や喫煙は控える
• 正しいヘアケアを行う
• 治療の効果が出るまで焦らない

それぞれを解説します。

早期に治療を始める

1つ目のAGA治療で大切なことは、早期に治療を始めることです。

AGA治療の効果を高め、薄毛を早く改善したい場合は、早期に治療を始めることをおすすめします。残存する毛髪が多く、薄毛の範囲が狭い方が、AGA治療の効果を発揮しやすいからです。

また、AGAは進行性の脱毛症であり、加齢やホルモンバランスの変化などの影響もあるため、時間が経過するほど治療の難易度は高くなっていきます。毛根が死滅した部分には薬物治療は効果を発揮できません。自毛植毛なら発毛させることができますが、残存する毛髪が少なく、薄毛の範囲が広いと効果を発揮しにくくなります。

薄毛の範囲が広がってしまうと、治療の効果を感じにくくなりますので、AGA治療は早期に始めることが大切です。

生活習慣の改善やストレス発散に取り組む

2つ目のAGA治療で大切なことは、生活習慣の改善やストレス発散に取り組むことです。

生活習慣の乱れやストレスは、毛髪の成長を阻害したり、頭皮環境を悪化させたりする可能性があります。AGA治療の効果を高めるためには、生活習慣の改善やストレス発散に取り組みましょう。

偏った栄養バランスの食事や寝不足、運動不足は、毛髪の健康維持や成長に必要な栄養素やホルモンが不足し、抜け毛の原因になります。タンパク質やビタミン、ミネラルを含む食品を積極的に食事に取り入れつつ、1日7時間以上の睡眠と30分以上の有酸素運動を習慣化していきましょう。

ストレスは自律神経の働きを弱め、血行不良や寝不足、ホルモンバランスの乱れなどの原因になります。皮脂の過剰分泌を引き起こし、頭皮環境も悪化させる原因にもなりますので、日常的に趣味や運動を楽しむことでストレス発散に取り組みましょう。

過度な飲酒や喫煙は控える

3つ目のAGA治療で大切なことは、過度な飲酒や喫煙は控えることです。

過度な飲酒は、肝臓でアルコールを代謝するために大量のアミノ酸を必要とします。アミノ酸は毛髪の成長に必要なタンパク質でもあるため、過度な飲酒は毛髪の成長を阻害する可能性があります。また、過度な飲酒によって分解しきれなかったアセトアルデヒドによって、DHTの産生が増える可能性もありますので、お酒の飲みすぎにはご注意ください。休肝日を設ける、飲酒量を減らすなどの工夫をおすすめします。

また、喫煙は血流を悪化させたり、皮脂を過剰に分泌させたりする原因になり、毛髪の成長を阻害し、抜け毛を増やす可能性があります。完全な禁煙が難しい場合でも、喫煙本数を減らす努力をしていきましょう。

心身の健康を促進する効果も期待できるため、お酒やタバコを減らすメリットは大きいです。

正しいヘアケアを行う

4つ目のAGA治療で大切なことは、正しいヘアケアを行うことです。

洗髪の際に頭皮をごしごしと強く擦ることや、熱すぎるシャワーやドライヤーを使用することは、頭皮を傷める原因になります。その結果、頭皮の乾燥や皮脂の過剰分泌を引き起こし、抜け毛が増えやすくなる可能性があります。

髪や頭皮はとてもデリケートなものなので、常にやさしいケアを心がけましょう。弱酸性の洗浄力がマイルドなシャンプーやリンスを使い、洗髪後はすすぎ残しがないように注意しましょう。

治療の効果が出るまで焦らない

5つ目のAGA治療で大切なことは、治療の効果が出るまで焦らないことです。

毛髪の成長は非常にゆっくりしたものなので、AGA治療には即効性が期待できません。治療の効果が現れ、新しい毛髪が伸びていくためには、半年～1年程度の時間が必要となります。薬物治療の場合、結果が現れるのを待ちながら治療を継続する必要があります。AGA治療の効果はすぐに現れないため、治療途中で挫折しないように注意しましょう。

一方、自毛植毛であれば、手術後は特に何もすることはありませんので、治療途中で挫折する心配がありません。結果がなかなか現れない中でコツコツと治療を続けることが難しいと感じる方は、1回の治療で完了できる自毛植毛をご検討ください。

AGA治療のよくある質問

AGA治療のよくある質問をまとめました。

まとめ　AGA治療なら親和クリニックへご相談を

今回は、男性の薄毛の主な原因であるAGAとその治療法について解説しました。

日本人男性の薄毛の主な原因は、AGA（男性型脱毛症）です。AGAは進行性の脱毛症であるため、薄毛の範囲は時間の経過とともに拡大していきます。自然に治癒したり、薄毛の進行が途中で止まったりすることはないため、AGAを治したい場合は早めに治療を始めることが大切です。

AGAの主な治療法には、内服薬治療、外用薬治療、自毛植毛の3つがあります。薬物を使った治療では、AGAの進行を抑えつつ発毛を促すことで薄毛を改善できます。自毛植毛では、AGAになりにくい自分の毛髪を使うことで、薄毛を根本から治せます。

自毛植毛は、自分の元気な毛髪を使って薄毛を改善するため、自然な雰囲気で髪のボリュームを回復できます。拒絶反応などの副作用の心配がほとんどなく、1回の治療で完了できるので、薬物治療の副作用が心配な方にもおすすめの治療法となります。

ただし、AGA治療は残存する毛髪が多く、薄毛の範囲が狭いほど効果を発揮しやすいです。そのため、AGAを治したい場合は、早めに治療を始めることをおすすめします。

親和クリニックでは、薄毛でお悩みの方のために無料カウンセリングを実施しています。年間1,500件以上の自毛植毛手術実績があり、移植した毛髪の生着率は90～95%という高い成績を誇りますので、安心して手術をお任せいただけます。

無料カウンセリングでは、薄毛の原因を詳しく診断したうえで、最適な治療プランを無料でご提案しております。AGA治療は早期開始が効果的。どうぞお早めにご来院ください。