ミノキシジルの内服は危険？その理由と副作用が少ない画期的な薄毛治療法も解説

ミノキシジルの内服は危険なのか？

結論からお伝えすると、ミノキシジルの内服には高いリスクが伴います。そのため、ネット通販や個人輸入で入手し、自己判断で服用することは絶対におやめください。

厚生労働省からは、ミノキシジルの内服について健康被害が発生しているため、注意喚起の通達が出されています。

厚生労働省：国内未承認のいわゆる発毛薬の服用が原因と考えられる健康被害の発生について

「医療機関において医師が個人輸入した国内承認のいわゆる発毛薬を、医師の指示の下で約3週間服用した40歳代の男性において、肝機能障害が生じた事例が報告されました」

https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/news/G20181031_hatsumoyaku.pdf

ミノキシジルはもともと高血圧症の薬であるため、血管を拡張し、血流を促進する効果があります。そのため、特に循環器系（心臓や血管など）に既往がある方は、最悪の場合は心タンポナーデを引き起こし、心不全になる可能性があります。また、動悸、息切れ、めまいなどの副作用の危険性もあります。内服薬は肝臓で代謝されるため、肝機能障害のリスクも存在します。

ミノキシジルの内服にはさまざまな副作用のリスクがあるため、自己判断でミノキシジルを内服することは大変危険です。

ただし、薄毛専門のクリニックによっては、医師の診断のもと、ミノキシジルの内服薬を処方してもらえる場合があります。医師であれば、ミノキシジル内服薬を処方することは可能です。そのため、ミノキシジル内服薬をどうしても試してみたい方は、ミノキシジル内服薬の処方が可能な薄毛専門のクリニックに相談することはできます。

なお、親和クリニックではミノキシジルの内服薬の処方は行っておりません。なぜなら、ミノキシジルの内服よりも安全で効果的な薄毛治療が行えるからです。

ミノキシジル内服薬よりも安全で効果的な薄毛治療とは？

ミノキシジル内服薬よりも安全で効果的な薄毛治療があります。それは『自毛植毛』という治療法になります。

自毛植毛は、自分の元気な毛髪を毛根の組織ごと採取し、薄毛の部分に生きたまま移植する外科手術です。移植に使う毛髪は自分のものなので、拒絶反応などの副作用の心配がほとんどありません。

自毛植毛なら、リスクのある成分を体内に取り込む必要がありませんので、ミノキシジル内服薬よりも安全な治療法といえます。また、自毛植毛はもともと毛が生えていない部分にも発毛させることができるので、ミノキシジル内服薬よりも効果的な薄毛改善が期待できます。

親和クリニックが提供する最新の自毛植毛術「MIRAI法」なら、メスで頭皮を切り取らず、国内最小級のパンチブレードを使ってドナーとなる毛髪の採取を行います。そのため、傷や痛みが残りにくく、ダウンタイムもほとんどありません。翌日にはクリニックで洗髪ができるほど回復が早いので、日帰りで手術は完了します。

副作用が少なく自然な風合いで薄毛を治せる自毛植毛

リスクのあるミノキシジルの内服をお考えの方は、ぜひ自毛植毛もご検討ください。自分の元気な毛髪を使って薄毛を改善する自毛植毛なら、風合いが自然でバレにくく、しっかりとした髪のボリュームを回復できます。頭皮から自分の毛髪が伸びていきますので、薬を飲んだり塗ったりする手間暇もなく、定期的な通院やメンテナンスも不要となります。

薄毛になる前のストレスフリーな状態に近づくことができるので、薬物による長期継続的な治療が難しいと感じる方にもおすすめ。薄毛の部分に自分の元気な毛髪が回復できる自毛植毛は、薄毛のお悩みを根本から解決できる画期的な治療法といえます。

親和クリニックでは、薄毛でお悩みの方のために無料カウンセリングを実施しています。ミノキシジル内服薬のリスクや自毛植毛のメリットも、より詳しいご説明が可能です。薄毛は時間とともに進行していく場合が多いので、どうぞお早めにご来院ください。

ミノキシジルの内服が危険だといわれる3つの理由

ミノキシジルの内服にはリスクが伴います。その主な理由には、以下の3つがあります。

• 副作用のリスクが高いから
• 厚生労働省の薬事承認が得られていないから
• 日本皮膚科学会が推奨していないから

それぞれを解説します。

副作用のリスクが高いから

1つ目のミノキシジルの内服が危険だといわれる理由は、副作用のリスクが高いからです。

ミノキシジルはもともと高血圧症の治療薬として開発されたため、循環器（心臓や血管）に関わる副作用が起こる可能性があります。主な副作用は動悸や息切れ、めまいなどです。循環器に既往がある場合、心タンポナーデによる心不全を起こすリスクが高くなります。

内服薬であるため、肝機能障害のリスクも存在します。ミノキシジル内服薬にはリスクが伴いますので、自己判断でミノキシジルを内服することは絶対におやめください。

厚生労働省の薬事承認が得られていないから

2つ目のミノキシジルの内服が危険だといわれる理由は、厚生労働省の薬事承認が得られていないからです。

ミノキシジルの外用薬は、薄毛治療薬として厚生労働省が薬事承認を与えています。ミノキシジルを頭皮に塗布することによる発毛効果と安全性は、国内で認められています。

しかし、ミノキシジルの内服については、安全性や有効性に関する十分なデータがないため、国内での薬事承認がされていません。また、高血圧症の薬としても国内では承認されていません。

なお、諸外国でもミノキシジル内服薬をAGA治療薬として承認しているところはありません。そのため、ネット通販や個人輸入でミノキシジル内服薬を入手し、自己判断で服用することは絶対におやめください。

日本皮膚科学会が推奨していないから

3つ目のミノキシジルの内服が危険だといわれる理由は、日本皮膚科学会が推奨していないからです。

日本皮膚科学会がまとめた「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版」では、ミノキシジルの内服による薄毛治療を「D（行うべきではない）」と評価しています。その主なポイントをまとめると以下の通りとなります。

• ミノキシジルは降圧剤として開発されたが、日本では認可されていない。
• 男性型脱毛症治療薬としても、認可されている国はない。
• 胸痛、心拍数増加、動悸、息切れなどの重大な心血管系障害が生じる可能性がある。

上記の理由から、日本皮膚科学会では、「ミノキシジルの内服療法は，利益と危険性が十分に検証されていないため，男性型脱毛症・女性型脱毛症ともに行わないよう強く勧められる．」と結論付けています。

ミノキシジル内服薬による薄毛治療をどうしても希望される場合は、上記のリスクを認識しておくことが大切です。また、日本皮膚科学会が推奨する他の治療法が存在するため、ミノキシジル内服薬の危険性が気になる場合は、まずは安全性と効果が確認されている治療法から試すことを強くおすすめします。

ミノキシジル内服薬よりもリスクの少ない3つの治療法

ミノキシジル内服薬よりもリスクが少なく、日本皮膚科学会も安全性と効果を認めている主なAGA治療には以下の3つがあります。

• フィナステリドやデュタステリドの内服
• ミノキシジルの外用
• 自毛植毛

それぞれを解説します。

フィナステリドやデュタステリドの内服

ミノキシジル内服薬よりもリスクの少ない1つ目の治療法は、フィナステリドやデュタステリドの内服です。

フィナステリドとデュタステリドは、日本の厚生労働省が薬事承認しており、その安全性と効果が認められています。また、日本皮膚科学会のガイドラインでは、AGA治療における有用性を「A（行うよう強く勧める）」と評価しています。フィナステリドとデュタステリドは、男性の薄毛の主な原因であるAGA（男性型脱毛症）を効果的に改善できます。

AGAは、男性ホルモンの一種であるテストステロンが、頭皮に存在する酵素5αリダクターゼの影響を受けて、DHT（ジヒドロテストステロン）に変換されることで引き起こされる進行性の脱毛症です。DHTは毛根の男性ホルモンレセプターと結合し、発毛抑制物質であるTGF-β1を産生します。これにより、通常2～6年ほどある毛髪の成長期が、半年～1年程度にまで短縮化されてしまいます。十分な成長期を迎えられなかった毛髪は細く短い状態にまでしか成長できず、退行期を迎えて短期間で脱毛してしまいます。

AGAが進行するほど、細く短い状態の毛髪が増えていきます。これにより髪全体のハリやコシが失われ、ボリューム感が減り、頭皮が透けて見えるようになっていきます。また、短期間で脱毛と再生を繰り返した毛根の細胞はやがて寿命を迎え、徐々に毛根の細胞が死滅した毛穴が増えていきます。

毛根の細胞が死滅した毛穴からは再び毛髪が伸びていくことはないため、徐々に薄毛の範囲が拡大していきます。このような負のサイクルを食い止める働きがあるのが、AGA治療の内服薬であるフィナステリドとデュタステリドです。

フィナステリドとデュタステリドは、テストステロンをDHTに変換するきっかけを作っている5αリダクターゼに作用し、AGAの進行を抑えることができます。これにより毛髪のライフサイクルが正常な状態に近づき、太く長い髪が増え、抜け毛を減らすことができます。

注意点

フィナステリドとデュタステリドは、厚生労働省により安全性が認められている内服薬ですが、男性ホルモンに作用する効果があるため、副作用のリスクがまったくないわけではありません。まれに、肝機能障害や性欲減退、抑うつ症状などを引き起こす可能性があるため、必ず医師の処方のもと正しく服用することが大切です。また、いずれの内服薬もAGAを完治させる効果は期待できないため、薄毛を改善したいと思う限り、長期継続的な服用が必要となります。

なお、女性や未成年には禁忌の薬物となり、特に妊娠中の場合は男性胎児の生殖器に異常が起きる危険性があります。フィナステリドおよびデュタステリドは、女性や未成年が触れることがないよう厳重に管理していただく必要があります。

ミノキシジルの外用

ミノキシジル内服薬よりもリスクの少ない2つ目の治療法は、ミノキシジルの外用です。

ミノキシジルの外用薬は、厚生労働省の薬事承認が得られてる安全性と効果の高い薄毛治療薬です。日本皮膚科学会のガイドラインでも、ミノキシジルの外用によるAGA治療の有用性を、「A（行うよう強く勧める）」と評価しています。

ミノキシジルは高血圧症を治療する薬として開発されたものであるため、血管を拡張して血流を改善する効果があります。そのため、ミノキシジルを頭皮に塗布することで、毛根の細胞に栄養や酸素を供給している毛細血管が拡張し、血流量が増大することで発毛を促すことができます。

この発毛効果が認められているという点について、市販の育毛剤とはまったく効果が異なります。市販の育毛剤の効果は、頭皮環境の改善による抜け毛予防です。今ある髪を育て、抜けにくくすることが育毛剤の効果といえます。

一方、ミノキシジル外用薬の効果は、毛根の細胞を活性化して、発毛を促すことにあります。生えてくる髪を増やすことが期待できるので、ミノキシジルの外用は薄毛を効果的に改善することが可能です。

注意点

ミノキシジルの外用にもまったく副作用がないわけではありません。外用薬であるため心身に重篤な副作用が起きる心配はありませんが、まれに頭皮のかゆみやかぶれ、発赤、熱感などが生じる可能性があります。そのため、医師や薬剤師の指導のもと正しく使用することが大切です。

なお、ミノキシジルにはAGAそのものを改善する効果はほとんど期待できないため、一般的なAGA治療では内服薬と併用する場合が多いです。

また、ミノキシジルの効果は積み上がらないため、薄毛を改善したいと思う限り、長期継続的な使用が必要となります。即効性もありませんので、発毛を実感するためには最低でも半年以上の継続的な使用が必要です。

自毛植毛

ミノキシジル内服薬よりもリスクの少ない3つ目の治療法は、自毛植毛です。

自毛植毛の最大のメリットは、薄毛の部分に自分の生きた毛髪が回復できることです。自毛植毛で生着した毛髪は、何度も生え変わり続けることができます。また、AGA治療では後頭部や側頭部のAGAになりにくい毛髪を使って薄毛を改善します。AGAになりにくい性質は移植後も引き継がれますので、薄毛になりにくい毛髪を薄毛の部分に発毛させることができます。

自毛植毛がAGAを治せる理由

AGAの原因であるDHTは、5αリダクターゼの影響を受けて、テストステロンが変換されることで作り出されます。5αリダクターゼにはⅠ型とⅡ型があり、特にAGAに大きな影響を与えるのは5αリダクターゼⅡ型です。

5αリダクターゼⅡ型は前頭部や頭頂部に多く見られ、後頭部や側頭部にはほとんど見られません。そのため、AGAを発症すると、5αリダクターゼⅡ型が多い生え際やつむじのあたりから薄毛が進行を始めます。薄毛の男性の多くは生え際やつむじのあたりが薄くなっているにも関わらず、後頭部や側頭部はフサフサしていますが、後頭部や側頭部には5αリダクターゼⅡ型がほとんど存在しないからです。

つまり、後頭部や側頭部の毛髪はAGAの影響を受けにくいため、この毛髪を移植すれば薄毛になりにくい毛髪で薄毛を改善できるというわけです。日本皮膚科学会のガイドラインでも、自毛植毛によるAGA治療を「B（行うよう勧める」と評価しています。

自毛植毛は副作用のリスクが少ない

自毛植毛のもう1つのメリットは、副作用の心配がほとんどないことです。

自毛植毛なら薬を飲んだり塗ったりする必要がないため、重篤な副作用が起きるリスクはほとんどありません。移植に使う毛髪は自分のものですから、移植後に拒絶反応が起こることもありません。また、親和クリニックの最新式の自毛植毛術「MIRAI法」は、メスを使わないため頭皮へのダメージを最小限に抑えることができます。

自毛植毛にはさまざまなメリットがあることから、危険性が高いミノキシジルの内服にチャレンジするよりも、リスクの少ない自毛植毛を強くおすすめします。自毛植毛ならもともと毛が生えてない部分にも発毛させることができるので、より確実で安全な薄毛改善も期待できるからです。

注意点

自毛植毛は、高度な外科技術を必要とするため、症例数が多く信頼のできるクリニックで手術を行うことをおすすめします。また、頭皮を切り取ってドナーを採取するFUSS法より、極細のパンチブレードでドナーをくり抜くFUE法の方がおすすめです。メスを使うFUSS法は、傷や痛み、出血のリスクが高く、傷跡も残る可能性があります。FUE法なら傷や痛みが残りにくいので、術後の傷跡も速やかな回復が期待できます。

親和クリニックが採用する最新の「MIRAI法」では、一般的なFUE法よりもさらに細い国内最小級のパンチブレードを使用します。そのため、傷や痛みが残りにくく、出血もほとんどありません。手術翌日にはクリニックで洗髪ができるので、術後の頭皮環境も清潔に保てます。

親和クリニックでは、薄毛でお悩みの方のために無料カウンセリングを実施しています。年間1500件以上の手術実績があり、過去の症例を含めればホームページでは紹介しきれないほどの患者さまを治療してきました。自毛植毛の詳しいご説明や過去の症例紹介は、親和クリニックの無料カウンセリングにてご案内しております。

危険性の高いミノキシジルの内服にチャレンジする前に、ぜひ親和クリニックの自毛植毛をご検討ください。薄毛を改善する最適な治療プランを無料でご提案しておりますので、どうぞお気軽にご来院ください。

ミノキシジルのよくある質問

ミノキシジルに関するよくある質問をまとめました。

まとめ　ミノキシジルを内服する前に親和クリニックへご相談を

今回は、ミノキシジル内服薬の危険性やリスクについて解説しました。

ミノキシジルはもともと高血圧症の薬として開発されたため、特に循環器系（心臓や血管など）に既往がある方は注意が必要です。ミノキシジルの効果は血管を拡張し、血流を改善することであるため、動悸や息切れ、めまいなどを引き起こすリスクがあります。また、内服薬は肝臓で代謝されるため、肝機能障害のリスクも存在します。

ミノキシジル内服薬は厚生労働省の薬事承認を得ておらず、安全性に関する十分な実証が行われておりません。日本皮膚科学会のガイドラインでも、ミノキシジルの外用による有用性を「D（行うべきではない）」と評価しています。利益と危険性が十分に検証されていないためです。

ミノキシジル内服薬を医師が処方することは可能ですが、他に安全性と効果の高い治療法が存在するため、親和クリニックでは取り扱っておりません。

危険性の高いミノキシジルの内服にチャレンジする前に、ぜひ親和クリニックの自毛植毛をご検討ください。自毛植毛は、自然な風合いで薄毛を改善できるだけでなく、自分の毛髪を使うために拒絶反応などの副作用のリスクはほとんどありません。薬を長期で飲んだり塗ったりする必要もないため、心身にダメージが蓄積していく心配もありません。

手術は基本的に1回で完了でき、その後は通院やメンテナンスも必要ありません。手術後は頭皮から毛髪が徐々に伸びていきますので、薄毛の部分に自分の生きた毛髪が回復できます。リスクを抑えた形で薄毛のお悩みが解決できますので、ミノキシジルを内服する前に親和クリニックへご相談ください。

親和クリニックでは、薄毛でお悩みの方のために無料カウンセリングを実施しています。最適な治療プランを無料でご提案しておりますので、どうぞお気軽にご来院ください。