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『ミノキシジルとフィナステリドはどっちがいいの?』
『両方使っても大丈夫?』
ミノキシジルとフィナステリドは、AGAの治療に効果的な薬剤です。日本皮膚科学会のガイドラインでも、それぞれの効果をA(行うよう強く勧める)と評価しています。しかし、ミノキシジルとフィナステリドの違いや効果がわかりにくいため、どっちを選べばよいのかお悩みの方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、年間1500件以上の薄毛治療を行う親和クリニックが、ミノキシジルとフィナステリドの違いや効果について解説します。
この記事を読めば、薬を使わずにAGAを治す画期的な治療法もわかります。
親和クリニックでは、薄毛でお悩みの方のために無料カウンセリングを実施しています。最適な治療プランを無料でご提案しておりますので、どうぞお気軽にご来院ください。
ミノキシジルとフィナステリドはどっちがいいの?
ミノキシジルとフィナステリドは、それぞれの効果に違いがあるため、一概にどっちがいいかは判断できません。患者さまの症状や体質、ご予算なども関係してくるからです。そこで、ここでは以下のそれぞれのケースについて解説していきます。
- ミノキシジルが良い場合
- フィナステリドが良い場合
- ミノキシジルとフィナステリドを併用した方が良い場合
- どちらもおすすめできない場合
ミノキシジルが良い場合
フィナステリドよりもミノキシジルを使った方が良い場合は、薄毛の原因がAGAではない場合です。
例えば、ホルモンバランスの乱れによる薄毛や牽引性脱毛症、生活習慣の乱れやストレスなどのAGA以外の原因で薄毛になっている場合、AGA治療薬であるフィナステリドを使っても効果はありません。ただし、薄毛の原因がAGAである場合も、ミノキシジルによって発毛を促すことで、薄毛を改善できる可能性が高まります。
また、フィナステリドは女性には禁忌となるため、女性の薄毛改善にはミノキシジルの方が推奨されます。
ミノキシジルの効果とは?
ミノキシジルは、もともと高血圧症の薬として開発されましたが、副作用として多毛が見られたため発毛剤として転用されるようになりました。ミノキシジルを頭皮に塗布することで、毛髪に栄養や酸素を供給する毛細血管が拡張し、毛母細胞などの毛根の組織が活性化することで、発毛を促すことができます。
ミノキシジルの注意点
ミノキシジルには、まれに発疹やかゆみ、かぶれなどの副作用が起きる可能性がありますので、必ず医師や薬剤師の指導に従い、正しく使用してください。なお、ミノキシジルの内服については、日本皮膚科学会のガイドラインでD(行うべきではない)と評価されています。ミノキシジル内服薬を自己判断で服用することは大変危険ですので絶対におやめください。
フィナステリドが良い場合
ミノキシジルよりもフィナステリドを使った方が良い場合は、薄毛の原因がAGAである場合です。
フィナステリドには、AGAの進行を抑える効果があります。AGAは時間の経過とともに進行する脱毛症なので、治療を行わなければ薄毛の範囲はどんどん拡大していきます。AGAによる薄毛を食い止めるためには、フィナステリドでAGAの進行を抑えることが大切です。
フィナステリドの効果とは?
フィナステリドは、AGAの進行を抑える効果があります。AGAによって乱れた毛髪のライフサイクル(毛周期)を正常な状態に近づけ、太く長い髪への成長を促進し、抜け毛を防ぐことが可能です。
AGAは、男性ホルモンの一種であるテストステロンが、頭皮に存在する酵素5αリダクターゼの影響を受けて、DHT(ジヒドロテストステロン)に変換されることで引き起こされます。DHTは、毛根にある男性ホルモンレセプターと結合し、脱毛因子であるTGF-β1を産生します。
これにより、通常2~6年ほどある毛髪の成長期が、数か月~1年程度に短縮化されます。成長期が短縮化された毛髪は、太く長い状態にまで成長することができず、細く短い状態で抜け落ちてしまいます。
毛髪は脱毛と再生を繰り返していますので、再び新しい毛髪が伸びていきますが、成長期が短縮化されているため、細く短い状態にしか成長できません。AGAの進行が広がっていくと、細く短い状態の毛髪が増え、ハリやコシがない弱々しい手触りに変わっていきます。
また、成長期が短縮化されると、毛根の細胞は短期間で脱毛と再生を繰り返すことになり、やがて寿命を迎えて死滅してしまいます。毛根の細胞が死滅した毛穴からは再び毛髪が伸びていくことはないため、薄毛の範囲が徐々に拡大していくことになります。
AGAの原因は男性ホルモンのテストステロンがDHTに変化したことですが、そのきっかけを作っているのは頭皮に存在する酵素5αリダクターゼです。5αリダクターゼにはⅠ型とⅡ型があり、特にAGAに影響が大きいのはⅡ型の5αリダクターゼとなります。5αリダクターゼⅡ型は、前頭部や頭頂部に多く存在する酵素であるため、AGAを発症すると5αリダクターゼⅡ型が多く存在する生え際やつむじのあたりから薄毛が進行を始めます。
フィナステリドは、5αリダクターゼⅡ型に作用し、テストステロンがDHTに変換されるのを阻害することで、AGAの進行を抑える働きがあります。フィナステリドの服用を早期に開始すれば、AGAの進行が抑えられ、薄毛を改善することが可能となります。
フィナステリドの注意点
フィナステリドには、まれに肝機能障害や性欲減退、抑うつ症状などの副作用が起きる可能性があります。そのため、フィナステリドは必ず医師の処法のもと正しく服用することが大切です。女性や未成年者には禁忌の薬剤となりますので、厳重な管理と保管が必要となります。
なお、フィナステリドはAGAを完治する効果はありません。そのため、AGAによる薄毛を改善するには、長期継続的な服用が必要です。
ミノキシジルとフィナステリドを併用した方が良い場合
より効果的にAGAによる薄毛を改善したい場合は、ミノキシジルとフィナステリドの両方を使うことがあります。ミノキシジルで発毛を促進しつつ、フィナステリドによってAGAの進行を抑えることができれば、相乗的な作用で薄毛をより効果的に改善できます。
併用する場合の注意点
一般的なAGA治療では、ミノキシジルとフィナステリドを併用する場合も多いです。ただし、毎日薬を塗ったり飲んだりする手間暇がかかります。また、ミノキシジルとフィナステリドを併用しても、AGAそのものを完治することはできないため、薄毛を改善したいと思う限り、長期継続的な治療が必要となります。
ミノキシジルとフィナステリドを併用すれば、AGAを効果的に改善できる可能性が高まります。しかし、AGA治療が長期に続く場合、費用がかかり続けてしまうことや副作用のリスクが高まる可能性があること、治療途中で挫折するリスクがあることなどのデメリットが考えられます。
どちらもおすすめできない場合
ミノキシジルとフィナステリドのどちらもおすすめできない場合は、長期継続的な努力が難しいと感じる方、副作用のリスクが心配だと思われる方です。
ミノキシジルとフィナステリドは薄毛を効果的に改善できますが、その効果を持続させるためには長期継続的に使用し続ける必要があります。治療が長期に及ぶ場合、日々の手間暇が面倒に感じて途中で挫折するリスクが高まります。また、副作用が心配だと感じる方もいらっしゃることでしょう。費用もいつの間にか高額になってしまう可能性もあります。
なお、AGAが進行し、すでに毛根の細胞が死滅している場合は、ミノキシジルとフィナステリドを併用しても発毛させることはできません。
ミノキシジルやフィナステリドを使わずに薄毛を治すには?
薬物に頼りたくない方、長期継続的な努力が難しいと感じる方には、親和クリニックが提供する最新式の自毛植毛がおすすめです。
自毛植毛なら、薄毛の部分に自分の生きた毛髪が回復できるので、薄毛のお悩みが根本から解決されます。移植に使う毛髪は自分のものなので、拒絶反応などの副作用の心配はほとんどありません。移植した毛髪の多くはその場に生着し、その後は何度も生え変わり続けるため、日々の手間暇も必要ありません。
自毛だから風合いも自然で周囲に違和感を与えない、そんな薄毛治療にご興味のある方は、親和クリニックの無料カウンセリングにご来院ください。自毛植毛なら、ミノキシジルもフィナステリドも使わずに薄毛を治すことができます。
自毛植毛とは?
自毛植毛とは、AGAになりにくい後頭部や側頭部の毛髪を毛根の組織ごと採取し、薄毛の部分に生きたまま移植する外科手術です。移植した毛髪の多くはその場に生着することができ、周囲の毛髪と同じように生え変わり続けます。
自分の毛髪が頭皮から伸びていくため、近くで見られてもバレにくく、かつらやウィッグのように周りの人に違和感を与える心配がありません。薬を塗ったり飲んだりする手間暇がなく、定期的な通院やメンテナンスも不要。薬物を使わずに薄毛を治せるので、副作用の心配もほとんどありません。
自毛植毛とミノキシジルの違い
ミノキシジルには発毛効果がありますが、毛根の細胞が生きている場合に限ります。薄毛が進行し、すでに毛根の細胞が寿命を迎えて死滅してる場合、ミノキシジルは効果を発揮できません。
また、生まれつきの薄毛もミノキシジルには改善できません。もともと毛が生えてない部分には毛根の細胞が存在しないため、発毛を促すことができないからです。その他にもケガや火傷で頭皮が傷つき、毛根の細胞が破壊されてしまっている場合も、ミノキシジルで発毛することはできません。
一方、自毛植毛は毛根の細胞を生きたまま移植しますので、もともと毛が生えてない部分でも発毛させることができます。ケガや火傷で皮膚が繊維化し、毛根の細胞が破壊された部分でも発毛が可能です。
自毛植毛なら、ミノキシジルが効果を発揮できない薄毛も改善できるので、薄毛治療の最後の切り札ともいえる頼もしい治療法となります。
自毛植毛とフィナステリドの違い
フィナステリドにはAGAの進行を抑制する効果がありますが、薄毛になった部分に発毛させることはできません。フィナステリドには、AGAによって乱れた毛髪のライフサイクルを正常な状態に近づけ、太く長い毛髪への成長を促進し、抜け毛を防ぐ効果があります。しかし、薄毛になった部分にしっかりとした毛量を回復させることができない場合もあります。
なお、フィナステリドも毛根の細胞が死滅した部分に発毛させることはできません。
一方、自毛植毛はAGAになりにくい後頭部や側頭部の毛髪を移植するため、AGAになりにくい毛髪を薄毛の部分に発毛させることができます。AGAになりにくい性質は移植後も引き継がれますので、生着した毛髪は何度も生え変わり続けます。AGAになりにくい毛髪を薄毛の部分に回復できるので、自毛植毛は薬を使わずにAGAによる薄毛を改善できる画期的な治療法です。
また、自毛植毛なら毛根の細胞が死滅した部分でも発毛させることができるので、すでにフィナステリドによる治療が手遅れである場合でも、薄毛を改善できる可能性があります。薬物を長期で服用することによる副作用の心配がないことも、自毛植毛の大きなメリットといえるでしょう。
ミノキシジルやフィナステリドの効果を感じられない方、薬物を長期で服用することが心配な方は、親和クリニックの自毛植毛をご検討ください。親和クリニックの自毛植毛なら、メスを使わずに移植を行いますので、傷や痛みが残りにくく、ダウンタイムもほとんどありません。翌日にはクリニックで洗髪ができるほど回復が早いので、日帰りで手術は完了できます。
詳しくは無料カウンセリングにてご説明を行っております。過去の症例や費用のご相談も可能ですので、薄毛でお悩みの方はお早めに親和クリニックまでご来院ください。
ミノキシジルとフィナステリドのよくある質問
ミノキシジルとフィナステリドに関するよくある質問をまとめました。
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Q
フィナステリドとミノキシジルはどちらが良いですか?
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A
フィナステリドは、AGAの進行を抑える効果があります。ミノキシジルには、発毛を促す効果があります。それぞれの効果が違うため、どちらが良いかは患者さまの症状によります。一般的なAGA治療では、フィナステリドとミノキシジルを併用する場合も多いです。
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Q
ミノキシジル外用薬とフィナステリドは併用できますか?
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A
ミノキシジル外用薬とフィナステリドは併用することができます。ただし、患者さまの症状や体質によっては併用できない場合もありますので、薄毛専門の医師までご相談ください。
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Q
フィナステリドは肝臓に悪いですか?
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A
フィナステリドを服用することで、まれに肝機能障害を起こす可能性があります。フィナステリドは、必ず医師の処方を受けることが大切です。
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Q
フィナステリドは精液を減少させますか?
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A
フィナステリドには、性欲減退や精液量減少などの副作用のリスクがあります。そのため、妊活中の方は、フィナステリドの服用はおすすめできません。
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Q
フィナステリドで薄毛は治りますか?
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A
フィナステリドはAGAの進行を抑える働きがあるため、AGAの進行が初期である場合は、薄毛を効果的に改善できます。さらに発毛を促すことでより効果的に薄毛を改善したい場合は、ミノキシジルを併用する場合もあります。
フィナステリドで薄毛が改善しない場合や、薬物を長期で服用することが心配な場合は、拒絶反応などの副作用の心配がほとんどなく、薄毛の部分に自分の生きた毛髪が回復できる自毛植毛をご検討ください。
まとめ 薄毛でお悩みの方は親和クリニックへご相談を
今回は、ミノキシジルとフィナステリドの違いや効果について解説しました。
ミノキシジルには発毛効果があり、フィナステリドにはAGAの進行を抑制する効果があります。ミノキシジルとフィナステリドを併用することで、より効果的に薄毛を改善できる場合もあります。
なお、毎日薬を塗ったり飲んだりする手間暇が難しいと感じる方、長期で薬物を使用することに不安を感じる方、薬物の治療に効果を感じられない方には、親和クリニックが提供する最新の自毛植毛がおすすめです。
自毛植毛なら、自分の生きた毛髪を薄毛の部分に回復できるので、薄毛のお悩みが根本から解決できます。親和クリニックの無料カウンセリングでは、患者さまの薄毛の症状を専門医が診断し、最適な治療プランをご提案させていただきます。
薄毛は時間の経過とともに進行していく場合が多いので、薄毛を治したい患者さまはお早めに親和クリニックまでご来院ください。