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薄毛は加齢とともに起こるものですが、最近は若い人が薄毛になる「若年性脱毛症」が増加しています。
なぜ若いのに薄毛になってしまうのか、その原因と若年性脱毛症の特徴を紹介します。
若年性脱毛症とは
若年性脱毛症の特徴は、その名の通り加齢など年齢とともに起こる薄毛ではなく、本来薄毛になることが少ない10代や20代前半で薄毛になってしまうことをいいます。
一般的な薄毛と同様、生え際や頭頂部の抜け毛が増え、薄毛になることもありますが、一部分だけ円形脱毛症のようになることも、若年性脱毛症の特徴といえます。
生活習慣や食生活の乱れが原因
若年性脱毛症になってしまう原因のひとつに、生活習慣や食生活の乱れが挙げられます。
夜型生活をする人も多く、食生活もファストフードやスナック菓子など、栄養が偏りがちな人も少なくありません。
特に睡眠不足は血行不良にもつながるため、十分な睡眠時間を確保することも大切です。
夜はなるべく日付が変わる前に就寝し、朝は早めに起きるなど規則正しい生活を心がけましょう。
またたんぱく質やビタミンなどをバランスよく摂取し、偏りの少ない食事を取ることも、若年性脱毛症を防ぐひとつの方法です。
目の疲れやストレスなども原因
ネットやスマホが普及し、長時間画面を見るという人も多いのではないでしょうか。
目が疲れると血行が悪くなり、頭皮も固くなってしまいます。
また、人間関係などストレス社会と言われている現代では、若者もストレスを抱える時代になりました。
こういったことが重なり、男性ホルモンのバランスが崩れてしまうと薄毛につながってしまいます。
ネットやスマホを長時間見ることは避け、ストレスを上手に発散するなど、なるべくストレスをためない生活を心がけることも大切です。
あまりに強いストレスが原因となっている時は、心療内科を受診することで改善されることもあります。
抜け毛の量が増えた気がする、なんだか髪の毛の密度が薄くなった気がする、といったように、若年性脱毛症の症状が軽いうちは、生活習慣の見直しである程度改善させることが可能です。
しかし円形脱毛症のように、ごっそりと髪の毛が抜けてしまったり、地肌が見えるほど症状が進行してしまった場合は、家庭でのケアで改善させることが難しいこともあります。
症状が進んでいるな、と感じたら、若年性脱毛症を見てくれる専門のクリニックを受診するようにしましょう。
監修医師
親和クリニック名古屋院院長
福島 俊彦 TOSHIHIKO FUKUSHIMA
監修医師
親和クリニック名古屋院院長
福島 俊彦 TOSHIHIKO FUKUSHIMA
「患者さま本位で考える」をモットーに、患者さまお一人おひとりの薄毛の状態をじっくり見極め、それぞれに合った治療計画を提案。
大学病院の医療安全管理部での勤務経験を活かし、徹底した安全管理で安心できる自毛植毛手術を体現している。