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「育毛剤」と名付けられたものなら何を選んでもいいというわけではありません。
薄毛対策のために、育毛剤の使用を考えているなら注意したいポイントがいくつかあります。
間違った選び方をすれば、育毛剤の効果を実感できない可能性も高まってしまうのです。
育毛剤を選ぶ際は、一体どんなことに注意して選べばいいのでしょうか?
男性ホルモンに起因する薄毛の場合
「男性ホルモンが薄毛に影響している」というのは多くの人が耳にしたことがあるでしょう。 しかし、男性ホルモンが直接薄毛を引き起こしているわけではありません。 男性ホルモンのテストステロンが体内にある酵素と結びつくことによって変異すると、男性型脱毛症(AGA)を発症します。 変異した物質が抜け毛や薄毛の症状を引き起こすため、AGAに特化した育毛剤を使用する必要があります。 AGAの症状を抑える育毛剤には男性ホルモンの分泌をおさえて症状の進行を遅らせたり、薄毛の予防的な効果を持つものがあります。 AGAは遺伝によって引き起こされることが多いといわれているため、近親者に同じ症状の人がいる場合は男性型脱毛症を疑ってみましょう。
毛根や毛母細胞に問題が起きている場合
薄毛の症状のひとつに、毛髪として充分に成長する力が衰えてしまったり成長しても細く頼りない毛に成長してしまう症状があります。 毛髪の成長を促進させるために、毛根や毛母細胞に栄養を与えたり、活性化させるはたらきを持つ育毛剤を使用することが大切です。 髪の原料はたんぱく質です。 育毛剤の使用とあわせて、良質なたんぱく質やたんぱく質を作るために欠かせないアミノ酸が含まれた食材を食生活に加えるようにするといいでしょう。
頭皮の血行不良が原因の場合
頭皮が血行不良に陥っていると毛根が充分な栄養を蓄えることができず、健康的な毛髪が生えてくる環境が崩れます。
喫煙やストレス、シャンプーのすすぎ不足などにより頭皮が固くなっていると、血流に影響を及ぼします。
毛髪の成長に必要な栄養素は血流にのって運ばれるため、頭皮の血流が悪いと、毛髪が生え変わるサイクルが乱れたり、生えにくくなるといった恐れがあるのです。
心当たりがある人は、頭皮の血流をアップさせるタイプの育毛剤を使用しましょう。
市販の育毛剤には数多くの種類がありますが、育毛剤を選ぶ際には、個々の薄毛の症状や頭皮の状態にあわせた選び方をすることが重要です。
また、高品質な育毛剤を使用しても睡眠不足や食生活といったライフスタイルを変えなければ効果が出にくい場合があります。
自分に合った育毛剤がわからないという場合は、薄毛の専門家の手を借りることも一つの方法です。
監修医師
親和クリニック名古屋院院長
福島 俊彦 TOSHIHIKO FUKUSHIMA
監修医師
親和クリニック名古屋院院長
福島 俊彦 TOSHIHIKO FUKUSHIMA
「患者さま本位で考える」をモットーに、患者さまお一人おひとりの薄毛の状態をじっくり見極め、それぞれに合った治療計画を提案。
大学病院の医療安全管理部での勤務経験を活かし、徹底した安全管理で安心できる自毛植毛手術を体現している。