COLUMN

薄毛改善のために積極的に「亜鉛」を摂取していこう

最終更新日:

人体の必須ミネラルと言われている栄養素に亜鉛があります。
亜鉛は体内で生成されない ために、食物から積極的に取り入れる必要がある栄養素です。
また、亜鉛は髪の毛を作るためには欠かすことができないミネラルとしても知られています。
亜鉛がもたらす薄毛改善効果と亜鉛を多く含んでいる食材などをご紹介します。

薄毛改善効果をもたらす亜鉛

髪の毛の主な材料はタンパク質です。タンパク質が不足していると、髪の毛を作る材料が ないために、薄毛になっていく傾向があります。 しかし、タンパク質だけを取ってれば薄毛を防止できるかといえば、そうではありません。タンパク質から髪の毛を生成するためには亜鉛の存在が必須となります。
亜鉛は人体のさまざまな部位で使用されるミネラルですが、髪の毛の生成においては、タンパク質をケラチンという成分に再構成させる働きを担っています。 このケラチンによって髪の毛は構成されるため、タンパク質だけをとっても髪の毛が成長しないのです。

現代人は亜鉛不足

薄毛改善のためには欠かせない亜鉛ですが、現代人はこの亜鉛の摂取量が圧倒的に不足しているというデータもあります。 亜鉛の摂取目安量は成人男性で40~45ミリグラム、成人女性で30~35ミリグラムと言われています。 サプリなどで積極的に亜鉛を摂取しており、充分な摂取量をとっている人もいるかもしれませんが、亜鉛は、食べ合わせによって吸収が妨げられてしまうことがあります。 中でも食物繊維と一緒に摂取すると、亜鉛が食物繊維と結合してしまい、吸収される前に体外へと排出されてしまいます。 このことから、積極的に亜鉛を摂取していても亜鉛不足になってしまいがちなのです。 動物性タンパク質やビタミンC、クエン酸といった成分は、食物繊維による吸収率低減を防いでくれる効果があります。 亜鉛を摂る場合は、これらの成分を含んだ食材と一緒に摂ることが望ましいでしょう。

亜鉛を多く含んでいる食材

亜鉛を多く含んでいる食材で、最初に牡蠣を思い浮かべる人も多いでしょう。確かに牡蠣には多くの亜鉛を含んでいますが、これだけでは吸収がうまくいきません。 レモン汁などをかけて食べることで効率の良い亜鉛摂取を行うことができます。
牡蠣以外では、アワビやタラバガニなどに多くの亜鉛が含まれています。 しかし、これらの食材は高価なことが多いので、家計を考えると、他の食材が望ましいでしょう。
スルメ、牛肩ロース、豚レバー、ラム肉、若鶏もも肉、パルメザンチーズ、鶏卵などにも多くの亜鉛が含まれています。 また、植物性の食物ではゴマ、アーモンド、抹茶、えんどう豆、小麦粉、ソバなどに亜鉛が多く含まれています。 これらの食材をうまく調理して吸収率をあげるようにしていくと、薄毛改善に期待できます。
必須ミネラルである亜鉛は、ストレスや激しい運動、アルコールの分解などで大量に消費されることが分かっており、日常的に亜鉛を摂取していくことが重要になります。
亜鉛を過剰に摂取した場合、腎障害や神経障害になったり、めまいや下痢といった症状を起こしやすくなります。 ただし、通常の食生活で過剰摂取になる心配は基本的にありません。 ほかの食材と上手く組み合わせて、バランス良く摂取していくようにしましょう。

親和クリニック銀座院院長 安藤 善郎

監修医師
親和クリニック銀座院院長

安藤 善郎 YOSHIRO ANDO

外科医として30年近くの研鑽を積んだのち、植毛手術に携わる。

科学的根拠に基づく「傷を痛くなく、早く、きれいに治す湿潤療法」の実践、啓蒙活動を行っていた実績を活かし、十分なインフォームドコンセントのもとに患者さまの満足を第一にした自毛植毛手術を提供する。

この記事に関連するキーワード

親和クリニックの自毛植毛と
他の自毛植毛との違い

親和クリニックの自毛植毛と他の自毛植毛との違い

親和クリニックの自毛植毛手術「MIRAI法」「NC-MIRAI法」と、従来の「FUE法」、メスを使う「FUT法」、「ロボットによる植毛」との違いとは?基本的な違いをわかりやすく一覧表にまとめました。

こちらのページを見た方におすすめのコンテンツ

COUNSELING 信頼のカウンセリング

信頼のカウンセリング

最善の医療で、 患者さまのお悩みにお応えします

髪のお悩みの中でも特に薄毛は、誰にも相談することができず、長年一人で悩まれている方が多い印象があります。
私たちはどんな方にも安心してご相談いただけるよう、話しやすい雰囲気を大切にし、患者様に最善の医療をご提供するため、専門知識、技術の研鑽に努め、本質的な問題解決に導く最大限のお手伝いを心がけています。
どんな些細なことでも結構ですので、私たち専門スタッフにご相談ください。

お電話でのお問合せ

電話受付:9:30 - 19:00

新宿院直通  0120-2323-24
銀座院直通  0120-3888-77
名古屋院直通 0120-3737-57
大阪院直通  0120-1212-16
福岡院直通  0120-6767-69