COLUMN

薄毛がなかなか治らない!原因と改善の方法について

「あれ、髪の毛が薄くなってない?」
ふと鏡やショーウィンドウを覗きこんだ拍子に気が付いてしまった自分の薄毛。ビックリするとともに、自分の将来の頭髪に不安を感じるかと思います。

歳をとれば誰でも発毛機能が衰えて、髪の毛全体がボリュームダウンしてくるものです。しかし、最近は加齢とは全く無縁の20~30代で薄毛に悩む人が増えています。そして中には、その薄毛が治らないと困っている方も多いことでしょう。

今回はなかなか治らない薄毛について、その原因と改善法をご紹介します。

育毛ケアが効果を発揮しない場合の5つの原因

男性型脱毛症(AGA)による薄毛に悩む人は全国に1260万人以上いると言われています。AGAは進行する薄毛です。初めは産毛が残っていて発毛の可能性は十分残っているのですが、放っておくと髪の毛はどんどん減り続けてしまいます。

薬剤を使った治療を始めれば3~6ヶ月ほどで薄毛の改善が見られますが、6ヶ月程治療を続けて良い効果が得られない場合には、次の5つの原因が影響している可能性があります。

  • 1. 育毛剤などの影響で、頭皮環境が悪化している
  • 2. 髪や頭皮に供給する栄養が不足している
  • 3. 治療方法を短期間に変えている
  • 4. 薄毛を引き起こしている原因に即さない治療方法をしている
  • 5. シャンプーやヘアケア用品が頭皮にあっていない

薄毛はある日突然始まるものではなく、小さな原因が積み重なって徐々に進行するものです。原因を1つ1つ取り除いて改善していくには、相当な時間がかかります。
しかし、薄毛は頭皮に毛母細胞が存在している限り、治る可能性が残っているのです。髪の毛を太く育てて元のボリュームを取り戻すチャンスは十分にあります。
薄毛が改善しない期間が長引いてもあきらめず、育毛に取り組んでいきましょう。

薄毛が改善されない場合は植毛という手も…

植毛は髪の毛が薄くなってしまった頭皮に直接人工毛や自分の毛を植え付けていく方法です。手術になるので不安も多く、選択することに勇気が持てない人もいるかもしれません。しかし、今の植毛技術はとても向上しています。日本でも自分の髪の毛の中から抜けにくい部分の髪の毛を選んで薄くなった部分に移植していく、「自毛植毛」に人気が集まっています。

髪の毛は自分らしさを表現する大事なアイテムです。育毛であれ植毛であれ、薄くなってしまった髪の毛を元の状態に戻すことは、きっと自分への自信につながることでしょう。

親和クリニック大阪院院長 蔵持 大介

監修医師
親和クリニック医師

蔵持 大介 KENICHI TAKITA

交通事故の怪我で眉毛部分を削らなくてはならなくなった男の子に、頭部の傷跡を切る際にでた髪の毛を眉毛に移植する施術をしたことをきっかけに自毛植毛に関心を持つ。

自毛植毛の専門医となってからは、患者さまの喜ぶ声をやりがいに、長い人生を満足できる計画性のある植毛デザインを提供する。

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