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年齢を問わず、薄毛に悩む男性の数は非常に多いもの。
しかし、一口に薄毛といっても、ハゲ始めた場所でいくつかのタイプに分けられることはご存知ですか?
そこで今回は、薄毛改善のために覚えておきたい、それぞれのタイプの見分け方について紹介します。
薄毛の代表的なタイプ3つ
男性の場合、年齢とともにホルモンバランスの影響で髪の毛が薄くなっていくのは自然なこと。30代頃から徐々に気になり出し、50代頃が悩みのピークになるとされています。
薄毛を早い段階で改善するために、まずは自分の薄毛がどのタイプかをしっかりと把握しておきましょう。
前頭部から始まる薄毛
前頭部、つまり前髪の生え際から薄くなっていくタイプの薄毛です。
このタイプは、おでこがどんどん広くなっていく『U字型』と、こめかみから薄くなりおでこの中心部の髪が残る『M字型』のさらに2つに分けられます。
男性型脱毛症AGAの典型とも言える薄毛のパターンです。
頭頂部から始まる薄毛
頭頂部、つむじの周辺から始まる薄毛も、AGAの代表と言えるタイプです。
『O字型』とも呼ばれ、つむじ周辺から少しずつ薄くなり、頭のてっぺんがハゲてしまうことが特徴です。
前頭部の薄毛と同時進行することもあり、最終的には側頭部の髪の毛だけが残る、というケースも珍しくありません。
前頭部から始まる『U字型』と『M字型』、そして頭頂部から始まる『O字型』の3タイプが、薄毛を代表する3つのタイプです。
AGA治療が適しているのは?
AGA治療とは、飲み薬や育毛剤などを使って薄毛を改善していく方法です。
1ヶ月に1度程度の定期的な受診を続けながら、薄毛の進行を食い止め、毛母細胞を活性化させることで発毛環境を整えていきます。
男性型脱毛症だと診断された場合なら、どのタイプの薄毛に対しても効果が期待できると言えるでしょう。
ただし、薄毛が進行して毛穴が閉じている期間が長いと、毛根が育つまでに長期間かかってしまうこともあるため、薄毛が気になり始めたらすぐに治療を始めるのが効果的です。
薄毛の代表的な3つのタイプと、適した治療法についてご紹介いたしました。
薄毛が気になり始めたころにケアを始めるなら、「自毛植毛」という方法もあります。
側頭部や後頭部など男性ホルモンの影響を受けにくい部分から髪の毛を採取し、薄毛が気になる部分に植毛するのです。一度定着すればその後のケアは必要なく、自毛と同様に生えていくためヘアスタイルも自在です。薄毛の改善に向けて、自分に合った方法を探してみてくださいね。
監修医師
親和クリニック銀座院院長
安藤 善郎 YOSHIRO ANDO
外科医として30年近くの研鑽を積んだのち、植毛手術に携わる。
科学的根拠に基づく「傷を痛くなく、早く、きれいに治す湿潤療法」の実践、啓蒙活動を行っていた実績を活かし、十分なインフォームドコンセントのもとに患者さまの満足を第一にした自毛植毛手術を提供する。
外科医として30年近くの研鑽を積んだのち、植毛手術に携わる。
科学的根拠に基づく「傷を痛くなく、早く、きれいに治す湿潤療法」の実践、啓蒙活動を行っていた実績を活かし、十分なインフォームドコンセントのもとに患者さまの満足を第一にした自毛植毛手術を提供する。