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植毛の仕組みと選び方
薄毛は突然髪の毛がなくなるわけではなく、人によって頭頂部が薄くなったり、前髪の生え際が後退したりと、様々です。原因も様々あり原因を特定し、改善することは難しいです。
そこで、植毛が注目されます。
植毛の仕組みは、頭部の髪の毛が十分に残っている部分から髪の毛を採取し、薄くなってきた部分に移植するものです。
植毛の歴史は意外と長く、およそ100年前から行われています。植毛は手術で行うため抵抗を感じる人は少なくありませんが、およそ100年間の知識と経験が蓄積されているため効果はとても高く、リスクのほとんどありません。
育毛剤や発毛剤に効果が無いとは言いませんが、効果の出る部分にむらがあったり、実際に効果を得られないことも多々有りました。
また、育毛剤ではなかなか効果を得られなかったおでこの薄毛に植毛では確実な効果を得ることができます。
また、植毛は本来、怪我や火傷で毛が生えなくなってしまった部分を再生させるために開発された医療技術です。元の体の状態に近づけるために生まれた技術は現在でも使用されています。
植毛を行う際、しっかりと実績ある機関で治療することをおすすめします。植毛が行われるようになってからおよそ100年、中には失敗例も無いわけではありません。口コミや治療実績などを吟味し、信用のおける機関で行うことも失敗するリスクを下げてくれます。
自毛を移植できるようになり、数年前の人工的に作った合成繊維を埋め込む方法に比べ、技術はとても進歩しました。あとは自分で植毛について見極めることが大切です。
監修医師
親和クリニック 総院長
音田 正光 MASAMITSU ONDA
監修医師
親和クリニック 総院長
音田 正光 MASAMITSU ONDA
大学を卒業後、一般外科、消化管外科、乳腺内分泌外科の臨床、および分子生物学、腫瘍学の研究に約十数年従事したのち、植毛手術を開始。
FUE手術の症例数は約2,000例超に上る。平成20年、採取に動力パンチを用いたFUE手術に関する論文を執筆し、この分野の先駆的報告となった。