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植毛手術の種類、方法
植毛手術には一通りだけではなく、様々な方法が有ります。
単一植毛
一般的にニードル植毛と呼ばれています。このニードル植毛は、株分けされたドナーを専用の植毛針を使用し、毛穴となる穴空けと植え込み(移植)を同時に行う方法です。
スリット式
この方法は、髪の毛を植えこむ場所にメスで切れ目を作り、ピンセット等で一株一株植えこんでいく方法です。切れ目を入れるため、スリット式と呼ばれています。
パンチ・グラフト植毛
パンチ・グラフト植毛法とは、円筒型の特殊なメスを使い、一度に2,30本の髪の毛を毛根ごとくり抜き、薄毛に悩む部分に移植する方法です。
ミニ・グラフト植毛
パンチ・グラフトに比べ、髪の毛の本数を少なくし、仕上がりが細かくなったものです。
パンチ・グラフトの円筒型のメスが直径4〜5mmだったのに比べ、ミニは1~2mmと改良されています。
マイクロ、グラフト植毛
ミニより更に改良され、細かくなったものです。
人工毛植毛
人工毛を使用したこの方法だとドナーを探す必要が無いため、比較的安価で手術をうけることができます。
FUT法
毛根単位で切り取られたグラフトを埋め込む方法です。
定着率が高く、植毛のスタンダードとなっています。
FUE法
メスを使って切らない植毛として話題の植毛方法です。
監修医師
親和クリニック 総院長
音田 正光 MASAMITSU ONDA
監修医師
親和クリニック 総院長
音田 正光 MASAMITSU ONDA
大学を卒業後、一般外科、消化管外科、乳腺内分泌外科の臨床、および分子生物学、腫瘍学の研究に約十数年従事したのち、植毛手術を開始。
FUE手術の症例数は約2,000例超に上る。平成20年、採取に動力パンチを用いたFUE手術に関する論文を執筆し、この分野の先駆的報告となった。