【薄毛治療薬】種類や効果、副作用、ほぼ確実に発毛する治療法も解説

薄毛治療薬とは？どんな種類があるの？

薄毛治療薬には、主に以下の4種類があります。それぞれの効果は以下の通りです。

薄毛治療薬	効果
フィナステリド（プロペシア）	男性向けのAGA内服薬。AGAの原因であるDHTの産生を抑制することで、乱れたヘアサイクルを正常な状態に近づけます。AGAの進行を抑えて、太く長い毛髪への成長を促進するとともに、抜け毛を防ぐことで薄毛を改善していきます。
デュタステリド（ザガーロ）	男性向けのAGA内服薬。AGAの原因であるDHTの産生をより強力に抑制することで、乱れたヘアサイクルを正常な状態に近づけます。AGAの進行をより強力に抑えることができるので、AGAの進行が早い場合や薄毛の範囲が広い場合に用いられます。
ミノキシジル	男女ともに使用できる発毛効果のある外用薬。毛根の細胞に栄養や酸素を供給する毛細血管を拡張し、毛根の細胞を活性化します。これにより、太く長い毛髪への成長と発毛が促進されます。
パントガール	女性用の薄毛治療薬。毛髪の成長に必要な栄養素を補うことで、抜け毛を防ぎ、太く長い毛髪を育てます。 女性に多い「びまん性脱毛症」や「分娩後脱毛症」「FAGA（女性型脱毛症）」の改善に効果を発揮します。

薄毛治療薬で薄毛が治るの？

日本皮膚科学会のガイドラインでは、フィナステリドやデュタステリド、ミノキシジル外用薬のAGAに対する効果や安全性をA（行うよう強く勧める）と評価しており、男性の薄毛を改善する高い効果が期待できます。

女性に対しても日本皮膚科学会のガイドラインではミノキシジルの外用を強く勧めています。（ただし、男性は5%製剤、女性は1%製剤の使用を勧められています。）

パントガールは、世界初の女性の薄毛治療薬としてヨーロッパの各国で効果や安全性が承認されています。日本国内では未承認の治療薬となりますが、医師の診断のもとで処方することが可能です。

薄毛治療薬が効かない場合もあるって本当？

薄毛治療薬の効果は本物ですが、患者さまの体質や症状によっては薄毛がしっかりと治らない可能性もあります。特に薄毛が進行して毛根の細胞がすでに死滅している場合は、薬で薄毛を治すことはできません。

また、薄毛治療薬は薄毛を根本的に治すわけではないため、長期継続的な使用が前提となる点にも注意が必要です。安全性は確立されているものの、まれに副作用が起きるリスクもあります。

より確実な発毛効果を期待するならば、薬物治療以外の治療法も選択肢に入れることをおすすめします。

ほぼ確実に発毛できる治療法とは？

薬物治療には、治療を始めてみないと効果が出るかわからないというデメリットがあります。AGA治療には即効性も期待できませんので、結果がわかるのは半年～1年後になります。頑張って治療を継続したのに、薄毛が治らないかもしれないなんて不安になりますよね。

そこでおすすめしたいのが、親和クリニックが提供する最新式の自毛植毛です。自毛植毛なら、もともと毛が生えてない部分でも発毛することができるので、ほぼ確実な発毛効果が期待できる画期的な治療法となります。

自毛植毛とは？薬を使わずに薄毛を根本的に治す治療法

自毛植毛とは、自分の元気な毛髪を毛根の組織ごと採取し、薄毛の部分に生きたまま移植する外科手術です。移植された毛髪の多くはその場に生着し、その後は何度も生え変わり続けることができます。

移植に使う毛髪は自分のものなので、色や太さ、手触りに違和感がなく、風合いが自然でバレにくいというメリットがあります。拒絶反応などの副作用の心配もほとんどありませんので、長期継続的な薬物治療のデメリットが気になる方にもおすすめの治療法となります。

薄毛の部分に自分の生きた毛髪が回復できる自毛植毛は、薄毛のお悩みを根本から解決する治療法としてご好評をいただいております。

親和クリニックでは、薄毛でお悩みの方のために無料カウンセリングを実施しています。最適な治療プランを無料でご提案しておりますので、自毛植毛による根本的な問題解決にご興味のある方はどうぞお気軽にご来院ください。

薄毛治療薬の効果や注意点、副作用について

ご自身に合った治療法を選ぶためにも、薄毛治療薬の効果や注意点、副作用について詳しく知っておきましょう。

フィナステリド（プロペシア）について

フィナステリドは、AGAの内服薬「プロペシア」の主成分です。プロペシアのジェネリック医薬品として「フィナステリド」もあります。

フィナステリドを服用することで、AGAの進行が抑えられます。これによって毛髪が太く長い状態に成長し、抜け毛が抑制され、薄毛が改善されていきます。

フィナステリドの効果について

そもそもAGAは、男性ホルモンの一種であるテストステロンが、頭皮に存在する酵素5αリダクターゼの影響を受けて、DHT（ジヒドロテストステロン）に変換されることで引き起こされます。DHTが毛根の細胞内にある男性ホルモンレセプターと結合すると、TGF-β1という脱毛因子が産生されます。

TGF-β1は、毛髪のライフサイクルである毛周期を乱すシグナルを発し、通常2～6年ほどある毛髪の成長期が、半年～1年程度にまで短縮化されます。成長期が短縮化された毛髪は太く長い状態にまで成長することができず、細く短い状態の毛髪が増えるようになり、頭皮が見えやすくなっていきます。

さらに、成長期が短縮化された毛髪は通常よりも早く退行期を迎え、十分に成長できないまま抜け落ちていきます。毛髪は脱毛と再生を繰り返しているものなので新しい毛髪が伸びていきますが、成長期が短縮化されているのですぐにまた抜け落ちてしまいます。

毛根の細胞は無限に再生できないため、短期間で脱毛と再生を繰り返してしまうと、やがて寿命を迎えた毛根の細胞から死滅していきます。毛根の細胞が死滅した毛穴からは再び毛髪が伸びていくことはないため、徐々に薄毛の範囲が拡大していきます。

フィナステリドはAGAの進行を抑制する

AGAの原因は、テストステロンがDHTに変換されることですが、そのきっかけを作っているのは頭皮に存在する酵素5αリダクターゼです。5αリダクターゼにはⅠ型とⅡ型があり、特にAGAに大きな影響を及ぼすのがⅡ型の5αリダクターゼとなります。

5αリダクターゼⅡ型は前頭部や頭頂部に多く見られる酵素で、後頭部や側頭部にはほとんど存在しません。このため、AGAを発症すると5αリダクターゼⅡ型が多く存在する生え際やつむじのあたりから薄毛の進行が始まっていきます。

フィナステリドは、5αリダクターゼⅡ型に作用し、テストステロンがDHTに変換されるのを阻害する効果があります。これにより乱れた毛周期が正常な状態に近づき、太く長い毛髪への成長と抜け毛を防ぐ効果が期待できます。

日本皮膚科学会のガイドラインでは、AGAに対するフィナステリドの効果をA（行うよう強く勧める）と評価しています。フィナステリドは国内承認されたAGA治療薬でもあり、効果と安全性の高さから多くの薄毛専門クリニックで処方されています。

フィナステリドの注意点

フィナステリドは、男性用のAGA治療薬であり、女性には禁忌となります。特に妊娠中、あるいは妊娠の可能性がある女性は、絶対にフィナステリドを使用してはいけません。男の子を妊娠している女性の体内にフィナステリドの有効成分が入ると、胎児の生殖器に異常を起こす恐れがあるからです。

参考：プロペシア（PROPECIA）に関する一般使用者向け情報（厚生労働省）

https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/kojinyunyu/050609-1a.html

フィナステリドは20歳未満に対する安全性も確立されていません。そのため、未成年者もフィナステリドを使用することはできません。フィナステリド（プロペシア）の錠剤はコーティングされていますので、砕けたり割れたりしない限り、通常の取扱いで有効成分に触れることはありませんが、女性や未成年者が誤って手を触れることが無いように保管することが大切です。

また、フィナステリドは前立腺がんのマーカーである血清PSA濃度が50%低下することがわかっています。そのため、フィナステリドを使用中に前立腺癌診断の目的で血清PSA濃度を測定する場合は、担当医にフィナステリドを使用していることをお伝えください。

なお、フィナステリドには即効性はありませんので、最低でも半年以上の継続的な服用が必要となります。

参考：男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版（日本皮膚科学会）

https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AGA_GL2017.pdf

また、フィナステリドの効果は積み上がらないため、薄毛を改善したいと思う限り治療を継続する必要があります。

フィナステリドの副作用

フィナステリドには、まれに下記の副作用が起きる可能性があります。発生頻度は高くありませんが、フィナステリドの使用中に異変を感じた場合は、すぐに処方を受けた医師までご相談ください。

フィナステリドの主な副作用
肝機能障害	AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇（発生頻度不明）
性欲減退	リピドー減退（1〜5％未満） 勃起機能不全注、射精障害注、精液量減少（1%未満） 睾丸痛、血精液症、男性不妊症など（発生頻度不明）
その他	抑うつ症状など（発生頻度不明）

参考：https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00066205

肝機能障害について

内服薬は肝臓で代謝されるため、肝機能の数値が上昇する可能性があります。そのため、肝機能が低下している方、肝臓病の既往歴のある方は、フィナステリドの使用には注意が必要です。

性欲減退について

フィナステリドを使用することで、性欲減退や勃起不全、精液量減少などの副作用が起きる可能性があります。日常生活には問題はありませんが、妊活中の場合はパートナーのためにもフィナステリドの服用を控えることをおすすめします。

抑うつ症状について

フィナステリドは男性ホルモンに作用するため、抑うつ症状が生じる可能性があります。発生頻度は不明ですが、気分が落ち込みやすい方、心身のバランスが崩れがちな方はフィナステリドの服用はお控えください。

上記の副作用が気になる場合は、副作用の心配がほとんどない親和クリニックの自毛植毛もぜひご検討ください。

デュタステリド（ザガーロ）について

デュタステリドは、AGAの内服薬「ザガーロ」の主成分です。ザガーロのジェネリック医薬品として「デュタステリド」もあります。

デュタステリドは、フィナステリドよりも強力にAGAの進行を抑えることができます。デュタステリドも厚生労働省の承認を得ている薬ですが、フィナステリドよりも副作用のリスクがやや高い傾向にあります。

デュタステリドの効果について

デュタステリドは、前頭部や頭頂部の頭皮に多く見られる酵素5αリダクターゼⅡ型だけでなく、後頭部や側頭部の頭皮に多く見られるⅠ型の5αリダクターゼにも作用します。

そのため、フィナステリドよりも高い効果が期待でき、AGAの進行が早い場合や、薄毛が広範囲に広がっている場合に用いられています。

日本皮膚科学会のガイドラインでは、AGAに対するフィナステリドの効果をA（行うよう強く勧める）と評価しています。デュタステリドを服用することで、テストステロンのDHTへの変換が強く阻害され、より強力にAGAの進行を抑えることが期待できます。

デュタステリドの注意点

デュタステリドも、男性用のAGA治療薬となり、女性には禁忌です。特に妊娠中、あるいは妊娠の可能性がある女性は、絶対にデュタステリドを使用してはいけません。男の子を妊娠している女性の体内にデュタステリドの有効成分が入ると、胎児の生殖器に異常を起こす恐れがあるからです。

参考：医療用医薬品 : デュタステリド（KEGG MEDICUS）

https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00071209

デュタステリドは20歳未満に対する安全性も確立されていません。そのため、未成年者もフィナステリドを使用することはできません。

また、デュタステリドは前立腺がんのマーカーである血清PSA濃度が50%低下することがわかっています。そのため、デュタステリドを使用中に前立腺癌診断の目的で血清PSA濃度を測定する場合は、担当医にデュタステリドを使用していることをお伝えください。

参考：男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版（日本皮膚科学会）

https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AGA_GL2017.pdf

なお、デュタステリドにも即効性はありませんので、最低でも半年以上の継続的な服用が必要となります。また、デュタステリドの効果は積み上がらないため、薄毛を改善したいと思う限り治療を継続する必要があります。

デュタステリドの副作用

デュタステリドには、まれに下記の副作用が起きる可能性があります。発生頻度は高くありませんが、デュタステリドの使用中に異変を感じた場合は、すぐに処方を受けた医師までご相談ください。

デュタステリドの主な副作用
肝機能障害	黄疸、AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇（発生頻度不明）
性欲減退	リピドー減退、勃起不全、射精障害（1％以上）
その他	抑うつ症状など（1%未満）

参考：https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00071209

肝機能障害について

内服薬は肝臓で代謝されるため、肝機能の数値が上昇する可能性があります。デュタステリドを服用することで、肝機能障害や黄疸が現れる可能性があります。

性欲減退について

デュタステリドを使用することで、性欲減退や勃起不全、射精障害などの副作用が起きる可能性があります。日常生活には問題はありませんが、妊活中の場合はパートナーのためにもデュタステリドの服用を控えることをおすすめします。

抑うつ症状について

デュタステリドは男性ホルモンに作用するため、抑うつ症状が生じる可能性があります。気分が落ち込みやすい方、心身のバランスが崩れがちな方はデュタステリドの服用はお控えください。

上記の副作用が気になる場合は、副作用の心配がほとんどない親和クリニックの自毛植毛もぜひご検討ください。

ミノキシジルについて

ミノキシジルは、AGAの外用薬の主成分です。日本国内では、大正製薬の「リアップ」が発毛剤としての薬事承認を得ています。

ミノキシジルを塗布することで、頭皮の血流が改善され、毛根の細胞が活性化します。これによって毛髪の成長と発毛が促進されます。

ミノキシジルの効果

ミノキシジルには血管を拡張して血流を改善する作用があり、もともとは高血圧症の薬として開発されました。しかし、副作用として多毛が見られたため、発毛剤として転用されるようになりました。

ミノキシジルを頭皮に塗布することで、毛根の細胞に栄養や酸素を供給している毛細血管が拡張します。これによって頭皮の血流が増大し、毛根の細胞が活性化。毛母細胞の分裂が促進されることで太く長い毛髪への成長が促されます。また、休止期にあった毛根の細胞が成長期に移行されて発毛し、薄毛を改善する効果が期待できます。

日本皮膚科学会のガイドラインでは、AGAに対するミノキシジル外用の効果をA（行うよう強く勧める）と評価しています。

ミノキシジルの注意点

ミノキシジルにはAGAの進行を抑える効果はありません。そのため、一般的なAGA治療では、内服薬でAGAの進行を抑えつつ、ミノキシジルで発毛を促進することで、より効果的にAGAによる薄毛を改善していきます。

ただし、男性には5%、女性には1%と推奨される有効成分の含有量に違いがあるため注意が必要です。未成年者に対する安全性も検証されていませんので、未成年者は使用できません。なお、ミノキシジルの内服については、日本皮膚科学会のガイドラインではD（行うべきではない）と評価しています。

参考：男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版（日本皮膚科学会）

https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AGA_GL2017.pdf

ミノキシジルにも即効性はありませんので、最低でも半年以上の継続的な使用が必要となります。また、ミノキシジルの効果は積み上がらないため、薄毛を改善したいと思う限り治療を継続する必要があります。

ミノキシジルの副作用

ミノキシジルの外用には、まれに発疹やかゆみ、かぶれなどの副作用のリスクがあります。万が一、頭皮に異常を感じた場合は、すぐに処方を受けた医師までご相談ください。

なお、ミノキシジルを内服した場合、心タンポナーデという副作用が起こる可能性があり、最悪の場合は心不全で死亡することもあり得ます。ネット通販や個人輸入サイトで「ミノキシジルタブレット」などを入手し、自己判断で内服することは絶対におやめください。

パントガールについて

パントガールは、女性の薄毛を改善する内服薬です。ドイツの製薬会社が開発し、ヨーロッパにおいて世界初の女性の薄毛治療薬として効果と安全性が承認された治療薬となります。

パントガールの効果

パントガールには、ビタミンB1やケラチン、パントテン酸カルシウム、L-シスチン、パラアミノ安息香酸などの成分が含まれており、毛髪の健康を促進し、頭皮環境を整える効果があります。

女性の薄毛の原因とされる「びまん性脱毛症」や「分娩後脱毛症」、「FAGA（女性型脱毛症）」の改善が期待できます。また、紫外線などでダメージを受けた毛髪を修復する効果や、白髪の予防、爪をキレイにする効果も期待できます。

パントガールの注意点

パントガールには即効性がありませんので、少なくとも3か月程度の継続的な服用が必要です。また、パントガールの効果は積み上がらないため、薄毛を改善したいと思う限り治療を継続する必要があります。

パントガールの副作用

パントガールには、腹痛や下痢、吐き気、めまいなどの副作用が起きる可能性があります。そのため、必ず医師の処方を受け、正しく使用することが大切です。

ネット通販や個人輸入でパントガールを入手して服用することは絶対におやめください。副作用が強く現れたり、偽物を購入したりするリスクがあるからです。

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薄毛治療薬の効果や副作用が心配な方は、まずは親和クリニックの無料カウンセリングにご来院ください。

まとめ　薬で薄毛が治らない場合は親和クリニックへご相談を

今回は、薄毛治療薬の種類や効果、注意点を解説しました。

薄毛治療薬を使う場合は、早めに治療を始めることが大切です。また、まれに副作用が起きるリスクがありますので、医師の処方に従って正しくご使用ください。薬物の効果は使用をやめると失われてしまうため、長期継続的な努力が必要となります。

薄毛治療薬の効果を感じられない方、副作用のリスクが心配な方、長期継続的な治療が難しいと感じられる方は、親和クリニックの自毛植毛をご検討ください。自毛植毛なら、ほぼ確実な発毛効果が期待でき、副作用の心配はほとんどありません。1回の手術で完了でき、生着した毛髪は半永久的に生え変わり続けます。

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