壮年性脱毛症とは、20代後半〜40代前半にかけての働き盛り世代が発症するAGA(男性型脱毛症)のことです。中年期(40代後半〜60代前半)と比べると壮年期は比較的若い世代であるため、薄毛のお悩みも深刻になりがちです。
しかし、壮年性脱毛症の原因や見分け方を知り、適切な治療法を選択すれば薄毛のお悩みの根本的な解決も目指せます。壮年性脱毛症を発症しても、決して諦める必要はありません。
今回は、壮年性脱毛症の原因と見分け方、ほぼ確実に発毛できる画期的な治療法も解説します。
親和クリニックでは、薄毛でお悩みの方のために無料カウンセリングを実施しています。患者さまごとに治療プランを無料でご提案しておりますので、どうぞお気軽にご来院ください。
この記事の監修者
監修医師
親和クリニック 総院長
音田 正光 MASAMITSU ONDA
自毛植毛の最前線で施術を行う親和クリニックの総院長。数千にものぼる施術経験を元に、自然かつ確実に生える自毛植毛術「MIRAI法」を開発しました。カウンセリングではどんな疑問にも丁寧に解説することを心がけています。
| 平成3年 | 福島県立医科大学医学部卒業 |
| 平成7年 | 福島県立医科大学大学院卒業(医学博士)米国留学 |
| 平成13年 | 日本医科大学老人病研究所教官 |
| 平成26年 | 親和クリニック新宿開設 院長就任 |
| 平成27年 | 親和クリニック 総院長就任 |
壮年性脱毛症とは?どうすれば薄毛が治るの?
壮年性脱毛症とは、壮年期に発症するAGA(男性型脱毛症)のことです。壮年期に明確な定義はありませんが、厚生労働省がまとめた『健康日本21』では以下のように区分されています。
| 幼年期 | 0歳から4歳まで |
| 少年期 | 5歳から14歳まで |
| 青年期 | 15歳から24歳まで |
| 壮年期 | 25歳から44歳まで |
| 中年期 | 45歳から64歳まで |
| 高年期 | 65歳以降 |
参考:厚生労働省『健康日本21』
https://www.mhlw.go.jp/www1/topics/kenko21_11/s0.html
また、一般的な壮年期の定義は、30代から50代にかけてを指すことが多いです。いずれにせよ壮年期とは、比較的若く、活発な働き盛り世代と言えるでしょう。
AGA(男性型脱毛症)は、中年期や高年期の男性に多いイメージがあるかもしれません。しかし、AGAは比較的若い世代の方でも発症する可能性があるため注意が必要です。
AGA(男性型脱毛症)とは?
AGAとは、Androgenetic Alopeciaの略で、日本語では男性型脱毛症となります。AGAは壮年期以降に発症する可能性が高い進行性の脱毛症で、日本人男性の3人に1人、また薄毛の原因の9割以上を占めるとされています。
日本皮膚科学会がまとめたガイドラインでは、世代別のAGA発症率を以下のようにまとめています。
| 日本人男性のAGA発症率 | |
|---|---|
| 20代 | 10% |
| 30代 | 20% |
| 40代 | 30% |
| 50代以降 | 40%以上 |
参考:日本皮膚科学会『男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版』
https://www.dermatol.or.jp/dermatol/wp-content/uploads/xoops/files/AGA_GL2017.pdf
AGAは50代以降の男性の多くで発症する可能性がありますが、20代で10%、30代で20%と比較的若い世代の方でも発症する可能性もあります。AGAは進行性の脱毛症であるため、そのまま何もせずに放置してしまうと時間の経過とともに薄毛の範囲は拡大していきます。なお、遺伝や加齢の影響を強く受ける可能性があるため、自然に治癒したり、薄毛の進行が途中で止まったりすることは考えにくいです。
ただし、AGAの治療法は確立されています。そのため、薄毛を改善したい場合は、早めに治療を始めることが大切です。
AGAの仕組み
AGAは、男性ホルモンの一種であるテストステロンが、前頭部や頭頂部の頭皮に多く存在する酵素5αリダクターゼⅡ型の影響を受けて、DHT(ジヒドロテストステロン)に変換されることで引き起こされます。DHTは毛根の男性ホルモンレセプターと結合し、脱毛因子であるTGF-β1を産生します。これにより毛髪のライフサイクルである毛周期が乱れ、通常2〜6年ほどある毛髪の成長期が半年〜1年程度にまで短縮化されます。成長期が短縮化された毛髪は太く長い状態まで成長することができず、細く短い状態で抜け落ちるようになります。
毛髪は脱毛と再生を繰り返していますので、脱毛しても新しい毛髪が伸びていきます。しかし、成長期が短縮化されているため、再び細く短い状態で抜け落ちていきます。細く短い状態の毛髪が増えると、全体のボリューム感が低下し、ヘアスタイルが決まりにくくなり、頭皮が薄く見えるようになっていきます。
なお、毛根の細胞は無限に再生できないため、短期間で脱毛と再生を繰り返してしまうと、やがて寿命を迎えた毛根の細胞から死滅していきます。毛根の細胞が死滅した毛穴からは再び髪が伸びることはほとんどないため、薄毛の部分が拡大していくことになります。毛根の細胞が死滅した部分には、投薬治療であっても効果を発揮できないため、AGAを治したい場合は早期の治療開始が何よりも大切です。
AGAの主な治療法
AGAの主な治療法には、投薬治療と自毛植毛があります。
投薬治療では、AGAの進行を抑える内服薬を服用しつつ、発毛を促す外用薬を併用することで、薄毛を改善していきます。ただし、患者さまの体質や症状によっては十分な発毛効果が得られない可能性があります。また、長期で服用する必要があるため、副作用のリスクを心配される方もおり、治療途中で挫折する方もいらっしゃいます。
投薬治療は根本的な治療法ではないため、薬をやめてしまえばAGAが再び進行してしまいます。そのため、投薬治療はやめるにやめられない治療法であることは知っておいたほうが良いでしょう。
| AGAの投薬治療 | |
|---|---|
| フィナステリド(内服薬) | 5αリダクターゼⅡ型に作用し、AGAの進行を抑える |
| デュタステリド(内服薬) | 5αリダクターゼⅠ型とⅡ型の両方に作用し、AGAの進行をより強力に抑える |
| ミノキシジル(外用薬) | 頭皮の毛細血管を拡張して血流を促進し、発毛を促す |
一方、自毛植毛では、AGAになりにくい後頭部や側頭部の毛髪を毛根の組織ごと採取し、薄毛の部分に生きた毛包を移植します。移植された毛髪の多くはその場に生着し、その後は何度も生え変わり続けることができます。自分の生きた毛髪が薄毛の部分に回復できるので、自毛植毛なら薄毛のお悩みを根本的に解決することが期待できます。
自毛植毛とは?
自毛植毛とは、壮年性脱毛症(AGA)の影響を受けにくい後頭部や側頭部の毛髪を移植して、薄毛を根本的に治す治療法です。毛根の細胞ごと採取し、生きたまま薄毛の部分に移植するため、生着した毛髪は何度も生え変わり続けます。
| 自毛植毛 | AGAになりにくい自分の毛髪を移植して、薄毛を根本的に治す治療法 |
前頭部や頭頂部の毛髪は、5αリダクターゼⅡ型の影響を受けやすいため、AGAを発症すると生え際やつむじのあたりから薄毛が始まるという特徴があります。しかし、後頭部や側頭部には5αリダクターゼⅡ型がほとんど存在しないため、AGAの影響を受けにくく、一生涯にわたって毛髪は生え変わり続けます。
自毛植毛では、AGAになりにくい後頭部や側頭部の毛髪を移植するのですが、AGAになりにくい性質は移植後も引き継がれます。そのため、移植後に新しく生えてくる毛髪は薄毛にならず、一生涯にわたって生え変わり続けます。薄毛の部分に生きた自毛が回復できるので、自毛植毛なら壮年性脱毛症のお悩みの根本的な解決が目指せます。
なお、日本皮膚科学会のガイドラインによると、一般的な自毛植毛の生着率(移植した毛髪が生着する確率)は82.5%以上とされているため、手術後はほぼ確実な発毛効果が期待できます。例えば、1,000本の毛髪を移植すれば、825本以上の毛髪が生着する計算です。
親和クリニックでは、傷や痛みが残りにくく、ダウンタイムも短いFUE法をさらに進化させた最新の術式MIRAI法を採用しています。メスを使わずに移植手術を行いますので、出血や腫れのリスクも低減できます。国内最小級のパンチブレードを使ってスピーディーに毛髪の採取と移植を行うため、高い生着率と自然な風合いを実現しています。
| 自毛植毛(MIRAI法 2,000株)の症例 30代 男性 T.Mさん |
|
|---|---|
| 施術名 | 自毛植毛(MIRAI法) |
| 移植本数(グラフト数) | 2,000株 |
| 施術の費用 | 2,200,000円 |
| 施術治療日 | 2018/01/04 |
| 施術期間・回数 | 半日(日帰り) |
| 施術内容 | 後頭部や側頭部のAGAにならない生物学的性質を有する毛組織を毛包単位で採取し、薄毛が気になる前頭部や頭頂部などに移植する手術です。 |
| 主なリスク・副作用 | 毛組織移植手術に伴う、外科手術一般に生じる症状、たとえば、痛み、赤み、既存毛のショックロス、切れ毛、抜け毛、つっぱり感、知覚鈍麻、毛嚢炎、皮膚面の膨隆、色素沈着、点状出血、内出血、腫脹、灼熱感、瘢痕が生じる可能性があります。症状の改善には個人差はありますが、数日から数年以上の時間を要する場合があります。 |
開院以来の累計症例数は13,000件以上となり、その多くは壮年性脱毛症の治療となっています。詳しい症例の紹介や治療プランのご提案を無料カウンセリングにて行っておりますので、どうぞお気軽にご来院ください。
自分でできる壮年性脱毛症の対策
自分でできる壮年性脱毛症の対策を紹介していきます。セルフケアだけでAGAを治すことは難しいですが、専門的な治療と組み合わせることで、より効果的な改善が期待できます。
- 栄養バランスの良い食事を摂る
- 十分な睡眠時間を確保する
- 適度な運動を習慣化する
- ストレスを発散する
- 正しいヘアケアを行う
それぞれを解説します。
栄養バランスの良い食事を摂る
1つ目の壮年性脱毛症の対策は、栄養バランスの良い食事を摂ることです。
毛髪の主成分はケラチンというタンパク質の一種で構成されているため、タンパク質やタンパク質の合成に必要なビタミン、ミネラルを多く含む食品を積極的に食べましょう。
タンパク質:肉、魚、卵、大豆、チーズ、牛乳など
ビタミン:野菜、果物、レバー、ウナギなど
ミネラル:貝類、海藻類、ナッツ、納豆、玄米など
外食やインスタント食品、甘いジュースやお菓子などは、頭皮環境を悪化させる脂質や糖質が多く、薄毛や抜け毛の可能性を高めます。自炊が難しい場合でも、サラダや小鉢、トッピングなどを追加して栄養バランスを整える工夫をしていきましょう。
十分な睡眠時間を確保する
2つ目の壮年性脱毛症の対策は、十分な睡眠時間を確保することです。
睡眠中に分泌される成長ホルモンは、毛髪の健康維持と成長促進に欠かすことができません。睡眠時間が不足すると成長ホルモンの分泌が減り、薄毛や抜け毛の可能性を高めてしまいます。そのため、1日7時間以上の睡眠時間を確保し、寝不足にならないように注意しましょう。
なかなか寝付けない人は、夜にぬるめのお湯にゆったりと入浴すると良いでしょう。また、寝る時間と起きる時間を決め、規則正しい生活のリズムを刻むことも大切です。起床したらカーテンを開け、朝日を浴びるようにすると体内時計がリセットされ、夜も入眠しやすくなります。
適度な運動を習慣化する
3つ目の壮年性脱毛症の対策は、適度な運動を習慣化することです。
運動不足は頭皮の血流を悪化させ、薄毛や抜け毛の可能性を高めます。また、自律神経やホルモンバランスの乱れ、ストレスの蓄積、睡眠の質の低下、胃腸の働きの低下なども引き起こすため、適度な運動を習慣化することをおすすめします。
1日30分程度の有酸素運動を継続的に行っていきましょう。ウォーキングやジョギング、体操、ヨガなどの手軽な運動がおすすめ。運動する時間が取れない場合でも、通勤や買い物の際に1駅歩いたり、階段を使って移動したりすると運動量を増やせます。
壮年期にふさわしい若々しさを保つためにも、適度な運動を習慣化し、筋肉量や血流量を増加させていくことが大切です。
ストレスを発散する
4つ目の壮年性脱毛症の対策は、ストレスを発散することです。
慢性的なストレスは、頭皮の血流悪化やホルモンバランスの乱れ、皮脂の過剰分泌、睡眠不足などを引き起こし、薄毛や抜け毛の可能性を高めます。強いプレッシャーのかかる仕事や複雑な人間関係でお悩みの方は、特にストレスにご注意ください。ストレスは心身の健康にも多大な影響を及ぼすため、ストレスを溜めないこと、ストレスを上手に発散することが大切です。
ストレスを発散するためには、平日の夜や休日に好きな趣味や運動を楽しむ時間を作りましょう。映画鑑賞やカラオケ、散歩、読書、ショッピング、アウトドアなど、自分が好きだと思えることなら何でもOKです。時間ができたらやるというのではなく、あらかじめスケジュールに組み込んでおくと、日々の生活にメリハリができ、より効果的なストレス発散が期待できます。
正しいヘアケアを行う
5つ目の壮年性脱毛症の対策は、正しいヘアケアを行うことです。
頭皮や毛髪はとてもデリケートな組織であるため、常にやさしいケアを心がけることが大切です。洗浄力の強いシャンプーを使ったり、爪を立ててゴシゴシと強く洗ったり、熱いシャワーやドライヤーを使うのはNG。過度なパーマやヘアカラーなども頭皮環境を悪化させる原因になります。
洗髪は基本的に1日1回、シャワーの温度はぬるめに設定してください。弱酸性の洗浄力がマイルドなシャンプー剤をしっかりと泡立てたら、指の腹を使ってやさしくマッサージするように洗いましょう。シャンプーやリンスは頭皮に残さないようにしっかりとすすぎ洗いを行い、自然乾燥させずにすぐにドライヤーで乾かしましょう。ドライヤーは20センチ以上離し、熱で頭皮や毛髪を傷めないようにご注意ください。
パーマやヘアカラーをする場合は、2か月以上は間隔を空けましょう。生え際や頭頂部は薄毛になりやすい部位なので、分け目を固定したり、ヘアゴムで縛ったりせず、できるだけナチュラルなヘアスタイルを心がけることをおすすめします。
壮年性脱毛症の治療に関する注意点
壮年性脱毛症の治療に関する主な注意点をまとめました。
- 正しい治療法を選択する
- 副作用が起きるリスクがある
- 早期に治療を始める
それぞれを解説します。
正しい治療法を選択する
壮年性脱毛症(AGA)は、男性ホルモンが複雑なプロセスで変化することで引き起こされるため、表面的なアプローチに過ぎない市販の育毛剤やエステのヘッドスパなどで改善されることはほとんど期待できません。どんなに高級な育毛剤であっても、AGAに対する効果は医学的に認められていませんので、誤った対策に高額なお金を支払ってしまうことがないように注意しましょう。
日本皮膚科学会のガイドラインで推奨されている主なAGA治療法は以下の3つです。
| 内服薬治療(フィナステリド・デュタステリド | A(行うよう強く勧める) |
| 外用薬治療(ミノキシジル) | A(行うよう強く勧める) |
| 自毛植毛 | B(行うよう勧める) |
副作用が起きるリスクがある
AGA治療には、まれに副作用が起きる可能性があります。
| 内服薬治療(フィナステリド・デュタステリド) | 肝機能障害、性欲減退、抑うつ症状 |
| 外用薬治療(ミノキシジル) | 発疹、かゆみ、腫れ |
| 自毛植毛 | 出血、腫れ、痛み |
投薬治療は期間が長期にわたる場合が多いため、副作用が心配な方には1回の治療で完了できる自毛植毛がおすすめです。
早期に治療を始める
早期に治療を始めるほど、壮年性脱毛症は効果的な改善が期待できます。薄毛の範囲が狭く、残存する毛髪が多いほど、治療の効果が発揮されやすいからです。治療を始めるべきか迷われる方も多いと思いますが、まずは無料カウンセリングだけでもお早めにご利用ください。実際に治療を始めるかどうかは、医師の診断や治療プランの提案を受けてから判断すると良いでしょう。
親和クリニックでは、壮年性脱毛症でお悩みの方のために無料カウンセリングを実施しています。まずは相談だけでも大丈夫ですので、どうぞお気軽にご来院ください。
まとめ 壮年性脱毛症でお悩みの方は親和クリニックへご相談を
今回は、壮年性脱毛症の原因や対策、治療法について解説しました。
壮年性脱毛症は、壮年期(25歳〜44歳)に発症するAGA(男性型脱毛症)のことです。壮年性脱毛症は進行性であるため、薄毛を治したい場合は早期に治療を開始することをおすすめします。
壮年性脱毛症の治療法には、投薬治療と自毛植毛があります。どちらも日本皮膚科学会のガイドラインで推奨されている治療法ですが、投薬治療は長期に及ぶ可能性があり、患者さまの体質や症状によっては十分な発毛効果が得られない可能性もあります。
しっかりとした髪のボリュームを回復したい方は、AGAになりにくい自分の毛髪を移植する自毛植毛をご検討ください。ほぼ確実な発毛効果が実感できる自毛植毛なら、薄毛のお悩みの根本的な解決が期待できます。
親和クリニックは、開院以来の自毛植毛手術の累計症例数が13,000件以上となりました。壮年期のAGA治療の実績も多数ございますので、薄毛でお悩みの方はお早めに親和クリニックの無料カウンセリングをご利用ください。薄毛の専門医が、患者さまごとに治療プランを無料でご提案いたします。