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薄毛対策は発毛、育毛、増毛、植毛の4タイプに分類されますが、それぞれの詳しい違いはご存知でしょうか。
一見分かりにくいこの4つの薄毛対策方法の違いについてご紹介していきます。
1.発毛について
「発毛」とは、これから生えてくる髪の毛に対して行う薄毛対策です。
頭皮環境を整え、これから生えてくる髪の毛を育ち易くし薄毛を解消させます。
方法としては、発毛シャンプー、発毛マッサージ、生活環境の見直しなどが挙げられます。
主に、頭皮環境や体質などの問題で髪の毛が生え難い方が行う薄毛対策となります。
2.育毛について
「育毛」とは、既に生えている髪の毛に対して行う薄毛対策となります。
発毛と似ていますが、育毛の場合は既に生えている髪の毛を伸ばすことでボリュームを出し薄毛を解消させます。
方法としては、育毛シャンプー、育毛剤、育毛マッサージなどが挙げられます。
主に、髪の毛は生えているが短い、細い、直ぐに抜け落ちてしまう方が行う薄毛対策となります。
3.増毛について
「増毛」とは、既に生えている髪の毛に人工毛髪を結び付ける薄毛対策となります。
髪の毛1本に5〜6本の人工毛髪を結び付けてボリュームを出し、薄毛を解消させます。
付け毛、エクスンション、カツラなども広い意味では増毛となります。
方法としては、カツラメーカーなどが展開している増毛サービスの治療を受け増毛を行います。
主に、発毛、育毛のように身体本来の力に期待するのではなく、物理的な手段で確実に薄毛を改善したい方が行う薄毛対策となります。
4.植毛について
「植毛」とは、ボリュームの多い部分の自分の髪の毛を少ない部分に移植する薄毛対策となります。
手術により自分の髪の毛を薄毛となっている部分に植え付け(人工毛髪の場合もあり)、ボリュームを出し薄毛を解消させます。
方法としては、医療クリニックでの手術により植毛を行います。
主に、増毛よりも自然で質の高い仕上がりを求める方が行う薄毛対策となります。
発毛、育毛は人により効果がまちまちですので、確実に薄毛を解消したい場合は増毛か植毛になってきます。
ただ増毛の場合は、人工毛髪となるので違和感は少なからずあります。
対して植毛は薄毛は自分の髪の毛となりますので見た目上違和感はほぼありません。
その分掛かる費用は高くなりますが、確実かつ自然な仕上がりを求める方は植毛が最もおすすめと言えます。
発毛、育毛、増毛、植毛にはこのような違いがあります。
それぞれで方法や効果も変わってきますので、各薄毛対策の特徴を理解し、また自分の薄毛症状を考慮した上でどの薄毛対策をするか決めるのが良いでしょう。
監修医師
親和クリニック 総院長
音田 正光 MASAMITSU ONDA
監修医師
親和クリニック 総院長
音田 正光 MASAMITSU ONDA
大学を卒業後、一般外科、消化管外科、乳腺内分泌外科の臨床、および分子生物学、腫瘍学の研究に約十数年従事したのち、植毛手術を開始。
FUE手術の症例数は約2,000例超に上る。平成20年、採取に動力パンチを用いたFUE手術に関する論文を執筆し、この分野の先駆的報告となった。