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帽子をかぶることは薄毛対策として良いのか、悪いのか

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帽子は、薄毛対策として"良い"とも"悪い"とも言われています。

それぞれの説を紹介しながら、薄毛対策としての帽子の効果的な選び方、使い方についてご紹介していきます。

帽子が薄毛対策として良い理由

帽子を被ることは、薄毛対策として良いとも言われています。理由としては以下のような点が挙げられます。

紫外線から頭皮を守る

紫外線が皮膚を老化させるというのは有名な話ですが、頭皮も皮膚の一部ですので同じように紫外線を浴びることで老化が進むようです。

皮膚が老化してしまうと、その部分の新陳代謝落ち血行が悪くなります。

血行が悪くなると毛根に十分養分が行き渡らず、髪の毛が育ち難くなり薄毛の原因となります。

帽子を被ることでこの紫外線から頭皮を守れるため、薄毛対策になるというわけです。

紫外線から髪の毛を守る

紫外線は頭皮だけでなく既に生えている髪の毛にも影響を及ぼすようです。

髪の毛にはキューティクルと呼ばれる保湿成分がありますが、紫外線はこのキューティクルをも破壊します。

キューティクルが無くなると髪の毛に潤いがなくなりパサパサになります。

パサパサになった髪の毛は脆く抜け易くなるので、薄毛の原因となります。

帽子を被ることでこの紫外線から髪の毛も守れるため、薄毛対策になるというわけです。

帽子が薄毛対策として悪い理由

帽子を被ることは、一方で薄毛対策に悪いとも言われています。理由としては以下のような点が挙げられます。

頭皮を圧迫させる

帽子を常々被っていると、頭皮が圧迫され血行が悪くなることがあります。

血行が悪くなると養分が行き渡らなくなり薄毛の原因となってしまうことがあります。

頭皮が蒸れる

帽子を常々被っていると、通気性が悪くなり内部が蒸れます。

蒸れると皮脂が毛穴に詰まり、皮脂が毛穴に詰まると炎症が起きたり養分が十分行き渡らなくなったりしますので、薄毛の原因となります。

また雑菌も沸き易くなるので頭皮環境に悪影響を及ぼします。

薄毛対策から考える帽子の選び方

このように帽子を被ることは薄毛対策に良いとも悪いとも言われています。

ただ悪い理由というのは帽子の選び方である程度解消されます。

サイズの大きい帽子を選ぶ

帽子は気持ち大きめのサイズを選ぶことをおすすめします。

サイズが大きければ圧迫が抑えられ、血行の悪化を軽減できます。

通気性の良い帽子を選ぶ

通気性の良い帽子を選ぶことで、頭皮の蒸れを軽減できます。

アウトドアハットやメッシュキャップに分類される帽子は通気性が比較的良いですので、おすすめです。

正しい帽子の被り方

帽子の被り方一つでも頭皮に与える影響は変わってきます。

深く被らない

帽子を深く被ると圧迫感や通気性がより悪くなりますので、気持ち浅めに被ることをおすすめします。

外に出る時のみ被る

帽子は紫外線を受ける屋外でのみ使用することをおすすめします。

帽子を清潔に保つ

外出中などで長時間帽子を被っている場合は、適度に帽子を外し内部の汗や雑菌をタオルなどで拭き取ることをおすすめします。

また帽子を定期的に洗濯することも大事です。

このように帽子を被ることは、薄毛対策に良い、悪い両方の説があります。

ただ帽子の選び方や使い方を見直すことで、悪いと言われている点はある程度解消することが出来ます。

薄毛が気になる方は、選び方や使い方を意識した上で帽子を利用してみてはいかがでしょうか。

親和クリニック銀座院院長 安藤 善郎

監修医師
親和クリニック銀座院院長

安藤 善郎 YOSHIRO ANDO

外科医として30年近くの研鑽を積んだのち、植毛手術に携わる。

科学的根拠に基づく「傷を痛くなく、早く、きれいに治す湿潤療法」の実践、啓蒙活動を行っていた実績を活かし、十分なインフォームドコンセントのもとに患者さまの満足を第一にした自毛植毛手術を提供する。

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