COLUMN

頭皮に存在する常在菌の種類と付き合い方

最終更新日:

頭皮には常在菌が存在していることを知っていますか? 薄毛や抜け毛に悩む男性も多いと思いますが、この常在菌とうまく付き合うことができなければ悩みを解決することはできないのです。

今回は、頭皮に存在する常在菌についてご紹介していきます。

皮膚常在菌は私たちの味方

「菌」というと何だか悪いもののように思えてしまうかもしれませんが、実は頭皮に存在する皮膚常在菌は、基本的には私たちの味方です。

代表する菌として、表皮ブドウ球菌があります。この皮膚常在菌が排出する物質は、外部から侵入しようとする菌を死滅させてくれる効果をかね備えています。つまり、私たちを外敵から守ってくれているということです。

基本的に皮膚常在菌は私たちになければならないものなのです。しかし、ときとして皮膚常在菌が私たちに牙をむくこともあります。

皮膚常在菌のバランスが乱れると

私たちの頭皮に存在する皮膚常在菌は、シャンプーをして頭皮を洗うと、90%以上が洗い流されてしまいます。ただ、12時間も経てばその数は元通りになるため、バランスが崩れている状態が長時間続くことはありません。

しかし、一日に二回もシャンプーをしてしまうと、常に頭皮に存在するはずの皮膚常在菌がいない、という状態になってしまいます。

皮膚常在菌が少ないと、当然外敵から身を守ってくれる存在がいなくなるため、頭皮トラブルが発生しやすくなってしまいます。フケや痒みが出てしまったり、炎症などを起こしてしまうこともあるでしょう。そしてそれらは抜け毛などのような症状にもつながっていくので、注意が必要です。

また、逆に不潔にし過ぎると、皮膚常在菌のエサが増えすぎてしまい、菌が異常繁殖してしまうことになります。それも頭皮トラブルの引き金となってしまいますので、皮膚常在菌はバランスを保つということが大切なのです。

皮膚常在菌のバランスを整えるための方法

シャンプーの中には非常に洗浄力が強く、頭皮の常在菌を全て洗い流してしまうものも存在します。また、そのようなシャンプーが体に合わず、痒みや炎症を引き起こしてしまうという人もいるので、自分の体に合ったシャンプーを使うということが大切になってくるのです。

皮膚が弱い人や皮膚常在菌を失いたくない人は、弱酸性のアミノ酸系のシャンプーを使用するようにしましょう。痒みなどはなくなり、皮膚常在菌を失いすぎてしまうこともなくなります。

今回は、頭皮に存在する常在菌についてご紹介しました。

常在菌と上手く付き合っていくためには、常在菌のバランスを整えて頭皮を清潔にしておく必要があります。

ご紹介したことを参考に、頭皮の悩みを解決していきましょう。

親和クリニック大阪院院長 蔵持 大介

監修医師
親和クリニック医師

蔵持 大介 KENICHI TAKITA

交通事故の怪我で眉毛部分を削らなくてはならなくなった男の子に、頭部の傷跡を切る際にでた髪の毛を眉毛に移植する施術をしたことをきっかけに自毛植毛に関心を持つ。

自毛植毛の専門医となってからは、患者さまの喜ぶ声をやりがいに、長い人生を満足できる計画性のある植毛デザインを提供する。

この記事に関連するキーワード

親和クリニックの自毛植毛と
他の自毛植毛との違い

親和クリニックの自毛植毛と他の自毛植毛との違い

親和クリニックの自毛植毛手術「MIRAI法」「NC-MIRAI法」と、従来の「FUE法」、メスを使う「FUT法」、「ロボットによる植毛」との違いとは?基本的な違いをわかりやすく一覧表にまとめました。

こちらのページを見た方におすすめのコンテンツ

COUNSELING 信頼のカウンセリング

信頼のカウンセリング

最善の医療で、 患者さまのお悩みにお応えします

髪のお悩みの中でも特に薄毛は、誰にも相談することができず、長年一人で悩まれている方が多い印象があります。
私たちはどんな方にも安心してご相談いただけるよう、話しやすい雰囲気を大切にし、患者様に最善の医療をご提供するため、専門知識、技術の研鑽に努め、本質的な問題解決に導く最大限のお手伝いを心がけています。
どんな些細なことでも結構ですので、私たち専門スタッフにご相談ください。

お電話でのお問合せ

電話受付:9:30 - 19:00

新宿院直通  0120-2323-24
銀座院直通  0120-3888-77
名古屋院直通 0120-3737-57
大阪院直通  0120-1212-16
福岡院直通  0120-6767-69