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身体の体毛は濃いのに、髪の毛だけ薄くなってしまうという悩みを抱えた人は多いものです。これはホルモンバランスの影響や生活習慣による影響など、様々な原因が考えられます。特に頭皮の薄毛は対策が必要なことが多く、注意が必要なのです。
頭皮だけ薄毛になってしまう主な原因は?
胸毛やすね毛、ヒゲは濃いのに頭皮だけ薄毛になってしまうことがあります。
原因の一つ目はホルモンバランスの乱れです。体毛には抜けて生え変わるというサイクルが存在し、ホルモンバランスが密接に影響を与えています。睡眠不足や生活習慣の乱れ、ストレスなどの影響でホルモンバランスが乱れると、部分的に薄毛が進行してしまうことがあるのです。
特に男性ホルモンの過剰分泌は頭皮の薄毛を進行させると言われており、男性ホルモンを抑制することで薄毛が改善されるケースもあります。
原因の二つ目は栄養不足です。頭皮は一番栄養が行きわたり辛い場所であり、十分な栄養を摂っているつもりでも栄養不足に陥りやすいのです。頭皮へ栄養を届けるためにも、食生活を見直し、運動をするなど血流を良くする努力が必要になります。
皮だけ薄毛になるのは間違ったケアが原因の場合も
三つ目の原因は、間違ったヘアケア方法です。
「こんなにもヘアケアに気を使っているのにまったく改善されない」と感じている人は、まずは自分のヘアケア方法を見直してみることも大切です。もしかすると、間違ったヘアケア方法を習慣化してしまっているかもしれませんよ。
薄毛が進んでくると育毛剤を使用する人や、念入りなシャンプーを行う人がいますが、体質にあっていないものを使えば逆効果です。
頭皮を傷つけないように優しく洗うだけでなく、シャンプーは良く泡立ててから使い、しっかりすすいで毛穴にシャンプーが残らないようにするなど正しい洗髪の方法を覚える必要があるのです。また、しっかりと髪を乾燥させないと、雑菌が繁殖して頭皮が炎症を起こし、薄毛の原因となってしまうこともあります。
髪が濡れたまま寝る習慣がついてしまっている方は、今すぐやめた方がいいでしょう。頭皮が冷えることによって血行が悪くなり、栄養が行きわたらなくなる原因にもなります。
今回お話したように、体毛は濃いのに頭皮の薄毛が進行してしまう原因は主に三つです。一つがホルモンバランスの乱れ、二つ目が栄養不足により十分な栄養が頭皮に言っていないこと、三つめが間違ったヘアケア方法です。
自分の体質を知ることと、正しい薄毛の知識を身に着け、ヘアケアを行うのが基本対策なのです。ただし、頭皮の薄毛が進行しすぎて毛根が無くなると回復は難しいため、その場合は植毛も視野に入れた方がよいかもしれません。
監修医師
親和クリニック医師
蔵持 大介 KENICHI TAKITA
監修医師
親和クリニック医師
蔵持 大介 KENICHI TAKITA
交通事故の怪我で眉毛部分を削らなくてはならなくなった男の子に、頭部の傷跡を切る際にでた髪の毛を眉毛に移植する施術をしたことをきっかけに自毛植毛に関心を持つ。
自毛植毛の専門医となってからは、患者さまの喜ぶ声をやりがいに、長い人生を満足できる計画性のある植毛デザインを提供する。