DOCTOR COLUMN

自毛植毛の失敗パターンとは?
後悔しないために押さえておくべきポイントと予防策

自毛植毛は、薄毛治療の中でも治療効果が高く、一回の手術で半永久的な発毛を見込める治療法です。薬品(内服薬・外用薬)治療に比べ継続的に通院する必要がなく、長期的な負担を強いられることもないため、薄毛を根本的に解決したい方に推奨できる治療だと言えるでしょう。

しかし、せっかく施術をしたのに「髪の毛が充分に生えてこない」「生え際が不自然」「頭皮に目立つ傷跡が残ってしまった」など施術に失敗し、後悔する症例も少なくはありません。
そこでこのページでは、自毛植毛の施術で失敗しないためのポイントを詳しくご説明します。

後悔につながる自毛植毛の失敗パターン

自毛植毛は何をもって「失敗」となるのか、気になる方もいらっしゃるでしょう。
ここでは自毛植毛における「失敗」とは何か、詳しくご説明します。

自毛植毛で失敗とされるパターンとは?

自毛植毛で失敗とされるパターンは主にこの3つです。

  • 髪の毛が生着しない
  • 傷跡が目立つ
  • 仕上がりに違和感がある

他にも「失敗」とは異なりますが、植毛の施術後に「ショックロス」と呼ばれる現象が起こることもあります。
ショックロスは自毛植毛の手術から約1~4ヶ月後に、植毛した箇所の周囲の毛髪が抜け落ちてしまう現象です。詳しい原因は未だ不明ですがあくまで一時的なもので、時間の経過により元の状態に戻ります。決して施術の失敗ではないのでご安心ください。

毛根が生着しない

移植した毛根は、すべて生着するとは限りません。
一般的な自毛植毛の場合、自身の髪を移植するので、拒絶反応などを起こすことなく生着すると言われておりますが、最低でも10%のグラフトが生着せず抜け落ちてしまうと言われています。
※傷跡への移植の成績は、環境により変化します。

極端な例では、生着率が半分程度だったという事例もございます。
このような例は大変なレアケースですが、生着率の高さは自毛植毛を受ける上で大変重要な基準なので、クリニック選びは入念に行う必要があります。

傷跡が目立つ

植毛の傷跡が目立つ失敗例_FUSS法

これはメスを使ったFUSS法で顕著な例です。

FUSS法では、後頭部に横長にメスで切り取った跡が残りやすく、頭皮のデコボコした感触やツッパリ感に悩まされるおそれもあります。

自毛植毛ロボットによる手術も傷跡が目立ちやすい

植毛の傷跡が目立つ失敗例_ロボット植毛

また、ロボットによる自毛植毛だと採取痕が目立つ場合もあります。
採取に使用するパンチの口径が1mm以上とやや大きく、採取痕が目立ちやすくなる傾向にあります。採取できる範囲が狭く、採取した部位が四角くわかりやすくなってしまいます。

仕上がりに違和感がある

仕上がりに違和感がある植毛の失敗例_スカスカ

仕上がりに違和感がある植毛の失敗例_密度不足

上二つの画像は植毛をしたものの、密度が低いために仕上がりが不自然になってしまった生え際の例です。

髪の毛の生え方は、人によって異なります。患者さまの要望や、ヘアスタイルに見合った自毛植毛を行わなければ、意味がありません。

生え際や頭頂部・つむじなど、毛穴の向き・部位によって相応しい毛量・生え方には個人差がありますので、移植する箇所に見合った密度での移植・グラフトの選定が大切です。

また、頭頂部への植毛は難易度が高いため、他のクリニックでお断りされた方のご相談も多数ございます。”生え際はフサフサなのに頭頂部はスカスカ”というような、難易度によって密度に差がでてしまうようでは、自然な仕上がりを実現することは難しいでしょう。

ロボットによる自毛植毛は密度不良を起こすことも

密度不足による植毛の失敗例_ロボット植毛

こちらの画像は移植密度が低すぎることと、生着率の低下が原因でまばらに生えてしまった症例です。

植毛のデザイン、仕上がりの完成度を決めるのが移植ホールの作成と株の移植です。
周りの既存毛との距離や関係、毛質や仕上がりを想像して移植ホールを作成する必要があるのですが、ロボットによる植毛だとここまで考慮することが難しいのが現状です。

頭の形や毛の生え方、質は人によって様々ですので、手術前に術後の仕上がりのイメージをドクターとしっかりと共有することが大切です。

難度の高い頭頂部やつむじにも、ムラなく植毛できるクリニック・ドクター選びが自毛植毛を成功させるためには重要です。

後悔しない自毛植毛のために失敗やトラブルを防ぐポイント

このように、自毛植毛の失敗のパターンや起こりうるトラブルは多種多様です。
植毛に失敗して後悔しないために、手術を受ける前段階でやっておくべきことは何なのでしょうか。

クリニックのHPや書籍などで事前に調べておく

まず、自毛植毛について、手術を受ける前に入念に下調べしておくことが必要です。

前述したように、自毛植毛の術式は大きく2つあります。
FUSS法はメスで頭皮を切り取るので跡が残りやすく、一度に採取できる株数も多くありません。一方でFUE法は、パンチブレードでグラフトを1本ずつ採取するので傷跡は残りづらく、昨今ではFUSSよりも多くの株数を一度に採取・移植することが可能です。

この2つの方法の違いを認識することが、失敗しないための第一歩です。
各クリニックのHPや書籍などに詳しく書かれているので、じっくり読むことをお勧めします。
(※まとめサイトは情報が不正確なことが多いのでお勧めできません)

そして、手術費用も術式やクリニックによって異なります。
各クリニックの料金表を見て、自身が納得できるまで検討することが重要です。

信頼のおけるクリニックを選ぶ

自毛植毛を行っているクリニックは全国各地にあります。
特に都心部には様々なクリニックが集中しているため"植毛激戦区"と言えるでしょう。
その中でどのクリニックを選べば良いか、悩むところだと思います。

「やってよかった」と思える、後悔しないクリニック選びのために重要なポイントは、主に以下の5つです。

  • 施術内容
  • 費用
  • 今までの実績
  • カウンセリングの細やかさ
  • アフターフォロー

例えば親和クリニックでは、洗髪サービスなどアフターフォローにも力を入れております。
術後の不安、見た目の違和感・不快感を解消することで、日常生活にすぐ復帰できるよう可能な限りのフォローを常に心掛けています。

施術前にカウンセリングを受ける

カウンセリング

自毛植毛についてどれだけ入念に下調べしていても、失敗のリスクや費用を考えると、なかなか独断では決められないのではないでしょうか。

不安を完全に解消するためにも、最終的には植毛を行っているクリニックでドクターと直接相談することをお勧めします
多くのクリニックで無料相談を受け付けており、自身の薄毛の症状・体質に合った植毛の方法や、術後の傷跡や生着率の問題・体への負担など施術に伴うリスクなど、自毛植毛に関する疑問・不安をこの機会に解消しましょう。

植毛で後悔しないために絶対に押さえなければいけない大切なポイントは何でしょうか?

インタビューに答える安藤院長

植毛で後悔しないために絶対に押さえていただきたいポイントは3つあります。

  • 信頼できるクリニックを選ぶこと
  • 実際に行ってカウンセリングを受けること
  • 薄毛の早期診断・早期治療を受けること

植毛で後悔しないためには、この3つをぜひ心がけてください。

信頼できるクリニックを選ぶには、どうすれば良いのでしょうか?

クリニックが公開している症例や実績を見比べてみましょう。症例や実績は多い方が良いです。

なぜなら、症例や実績が多い方がクリニックの技量も高まりますし、あらゆる薄毛に対処できる経験を積んでいると判断できるからです。医師だけでなく、看護師やスタッフの植毛に対する経験値も高まります。

例えば、投薬治療がメインであり自毛植毛の経験が少ないクリニックがあったとします。一方、自毛植毛を専門としているクリニックがあった場合、どちらが良い結果を期待できるでしょうか?

自毛植毛は医療行為であり、外科手術の1つです。症例や実績が多いクリニックの方が信頼でき、後悔のない植毛ができると思います。

なぜ、実際に行ってカウンセリングを受けることが大切なのでしょうか?

クリニックの雰囲気や対応、説明のわかりやすさなどを、自分の目と耳でしっかりと確かめることが必要だからです。

今はインターネットを見れば、さまざまな情報を集めることができます。しかし、情報が多すぎて戸惑われる方も多いのではないでしょうか?また、医療という専門的な領域であるため、患者さまにはわかりにくいこともたくさんあると思います。

実際に行ってカウンセリングを受けることによって、植毛の仕組みやメリット・デメリット、費用などをしっかりと理解することができます。また、医師や看護師などのスタッフの対応や人柄も観察できます。

後悔しない植毛をするためには、治療を始める前のカウンセリングに出向き、クリニックの良し悪しを見極めるようにすると良いでしょう。

薄毛の早期診断・早期治療を受けることが、なぜ大切なのでしょうか?

なぜなら、植毛の治療が遅れると時間と費用が余計にかかってしまうからです。

薄毛の原因の多くはAGA(男性型脱毛症)が考えられます。AGAは体内のホルモンバランスの乱れから来る脱毛症で、『進行性である』という特徴があります。

進行性であるため、時間の経過とともに薄毛の範囲はどんどん拡大していきます。

薄毛の範囲が拡がれば、植毛を必要とする範囲も広がります。植毛する範囲が大きいと、それだけ治療に時間もお金もかかってしまいます。

植毛はAGAの影響を受けにくい後頭部や側頭部の毛髪を、薄毛になりやすい前頭部や頭頂部に移植する治療法です。しかし、AGAが進行してしまうと、移植可能な毛髪の数も限られてしまいます。

早期に診断と治療を開始し、投薬によってホルモンバランスを整えつつ発毛を促し、さらに自毛植毛によって薄毛の部分を補えれば、もっともコストパフォーマンスの高い薄毛対策ができます。

AGAが進行すればするほど、『もっと早く植毛をしていたら・・・』と後悔する可能性が高まります。それは治療の効果的な側面だけでなく、治療にかかる時間やお金の面に関してもです。

また、治療が遅れれば遅れるほど、1人で悩みを抱え続けるというデメリットもありますよね。せめてAGAの診断だけでも早めに受けていただけると良いと思います。

植毛をせずに後悔してしまうこともあるのでしょうか?

親和クリニック銀座院 安藤院長

植毛をせずに後悔してしまうことはあると思います。AGAは進行性の病気ですから、薄毛が進行すればするほど、お悩みが深くなっていってしまいます。

自毛植毛は、後頭部や側頭部のAGAの影響を受けにくい毛髪を移植するのですが、AGAが進行してしまうと移植できる毛髪も減っていきます。移植が必要な範囲も広がってしまいます。

そのため、AGAが進行してしまってからでは、有効な薄毛治療が難しくなってしまうケースも考えられます。その時になって植毛をしたいと思っても、患者さまの望み通りの改善ができない場合があります。

植毛をせずに後悔してしまう場合もありますので、まずは早めの診断だけでも受けていただけると良いと思います。

20代、30代の方は、つい『まだ若いから』と思ってしまいがちです。
それでも相談は早めが良いのでしょうか?

20代、30代の方でも相談はお早めの方が良いと思います。20代の方でも、AGAを発症するケースがあるからです。特に遺伝傾向が強い方ですと、20代でAGAと診断される方もいらっしゃいます。

日本皮膚科学会の『男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版』によると、男性脱毛症の発症頻度は、20代で約10%、30代で20%とまとめられている

若いから大丈夫とあまり思わずに、若いからこそ早めに相談を受けていただけると良いでしょう。なぜなら、AGAが進行しないうちに治療を始めた方が、効果的な薄毛対策ができるからです。

投薬によって薄毛の進行を早めに抑えることができますし、自毛植毛をする場合でも治療に必要な範囲が小さくて済むので、時間もお金も節約できますからね。

植毛が推奨される薄毛の状態は、どのような状態でしょうか?

患者さんの薄毛の状態を診る安藤院長

まず、薄毛が進行していると感じられる場合です。抜け毛の量が増えていたり、髪の薄い部分が拡がっている場合はAGAを発症している可能性があるため、早めに植毛ができるクリニックへ相談に行った方が良いでしょう。

また、薄毛になった部分の見た目を改善したいと考えている方は、植毛による治療が推奨されます。投薬による薄毛治療には限界もあります。すでに毛根が死滅している場合は、内服薬や外用薬では毛髪を回復させることはできないからです。

そのため、薄毛になってしまった部分に毛髪を回復させたいなら、自毛植毛を行うしかありません。

AGAの根本的な原因はホルモンの乱れです。そのため、AGAの進行を抑え、抜け毛を予防したり、現状を維持したりするには投薬治療は欠かせません。

しかし、投薬治療では毛髪が生えなくなった場所に毛髪を回復させることはできません。AGAが進行してしまう前に、植毛による治療を行うことが大切です。

このことは、私の専門であった『がん治療』でも同じですね。薬で病気の原因や勢いを抑えつけ、手術で薬が効かない部分に手を加えることで、効果的な治療が行えます。薬による治療には限界もあるので、どうしても外科手術による治療が必要な場合があるのです。時には手術を先行して、補助的に薬による治療を加える場合もあります。

薄毛治療も同じです。薬による内科的治療だけでなく、自毛植毛による外科的治療を組み合わせれば、効果的な薄毛治療が行えます。

投薬による治療や通院を継続することが難しいと感じてる方も、植毛を推奨できると思います。自毛植毛を行えば、移植した毛髪を定着させることができ、その後は毛髪が生え続けますので、1回の治療で半永久的な効果が得られるからです。

薄毛が進行していると感じる方、すでに薄毛になってしまった部分に毛髪を回復させたい方は、早めに自毛植毛ができるクリニックへご相談されると良いでしょう。

失敗を防ぐための親和クリニックの取り組み

これらの植毛手術での失敗を防ぐために、親和クリニックでは独自開発した医療機器を用いて、外科出身の高度な技術を持った医師による自毛植毛手術を行っております。

独自開発した医療機器とチーム医療で高い生着率

高い生着率を実現するためには①施術時間をいかに短くするか②株に傷をつけないようにする、この二つが非常に重要です。

患者さまの大切な毛髪を高い生着率で植毛するために、親和クリニックでは以下の二つの取り組みをしています。

独自開発した医療機器

親和クリニックのパンチブレード ハンドピース

採取時に株を傷つけないように熟練した技術を持った医師が、回転数、回転方向を自在に調整できる改良型ハンドピースを用いて採取します。
移植時にはピンセットよりも遥かにスピーディーに移植ができる非接触式空気圧グラフトセッターを用います。
施術時間を短くできてかつ、通常使用するピンセットよりも株に傷をつけにくいメリットがあります。

また、採取時には医師が状態の良い株を厳選しますので、植毛した毛はしっかりと定着します。

そのため移植後の毛髪が脱落しにくく、高い生着率を実現しています。

チーム医療で手術時間を短く

親和クリニックのパンチブレード ハンドピース

自毛植毛の手術は時間が命です。
熟練の医師と複数の看護師がチームを組んで手術に望むため、一気に採取から移植までの過程を終わらすことができます。
これにより採取した株は生きた状態で移植されますので、そのほとんどが生着して発毛します。


限界まで小さいパンチブレードを使うから傷跡が目立ちにくい

傷跡が目立たない自毛植毛手術

親和クリニックの自毛植毛「MIRAI法」は切らないFUE法を採用していますので、FUSS法よりは傷跡も目立ちにいほか、痛みが小さいというメリットがあります。
加えて、株の採取に使うパンチブレードは親和クリニックで独自開発したもので、限界の細さ0.85mmです。採取痕は術後はほとんど目視ができないくらい小さく目立たなくなります。
また、パンチブレードが細いほど手術後の痛みも小さくなります。

採取範囲も一か所に集中することもなく、手術後の状態も考慮して全体から採取しますのでムラになることはありません。


高密度に植毛できるから自然な仕上がり

40代男性O.Tさんの顔写真

通常の太さのパンチブレードですと移植ホールが大きいので、一範囲に作成できるホールの数に限りがあります。親和クリニックでは独自開発した国内最小級0.5mm-0.6mmのマイクロパンチブレードを使用し、多くのホールを作成するので、その分密度の高い植毛が可能です。

また、熟練の医師が手作業で、周囲の毛の生え癖や生えた後の毛の流れや向きを考慮して植毛をします。わざと生え際に凹凸をつけ、自然な仕上がりにします。


難易度の高い頭頂部へ自然な仕上がり

特に頭頂部は密度の高い植毛が仕上がりの良さを決めるのですが、その分高度な技術が要求されます。親和クリニックでは、そんな難しいとされている頭頂部への実績も多いです。

実際に植毛を体験された皆さまの症例や体験談を一部ご紹介しますので参考にしてみてください。

自毛植毛のリスクや副作用

自毛植毛の施術には、リスクや副作用があります。

自毛植毛で失敗とされるパターンとは?

  • 自毛植毛の施術は、患者さまのご要望をカウンセリングしてから行いますが、効果の感じ方には個人差があります。
  • 自毛植毛の施術後に、植毛部分の既存の毛髪が抜け落ちる「ショックロス」が起こることがあります。ただし、ショックロスで抜け落ちた髪は、3~4ヶ月で再び生え始めます。
  • 自毛植毛は外科的治療であるために、毛髪の採取部あるいは移植部に皮膚の赤みや感覚の鈍麻が起こることがあります。ただし、これらは通常は1~3ヶ月で改善します。

自毛植毛とは?

自身の毛根を使った施術法

自毛植毛とは、主にAGA(男性型脱毛症)の影響を受けづらい側頭部・後頭部の毛根を毛包ごと採取し、薄毛の気になる箇所に移植する方法です。手術費用は高いものの、確実な発毛効果と持続性があるため、薄毛を根本から解決したいと願う方々に根強い人気を誇る薄毛治療の一つです。

自毛植毛は大きく、FUSS法とFUE法の2種類に分かれます。

FUSS法

FUSS法は後頭部の頭皮をメスで薄く切り取り、毛髪をグラフト(株)に分けて移植する方法です。一度に採取できる株数も少なく、大量に移植するには複数回の手術が必要ですが、採取部には長い線状痕が残ります。

FUSS法

FUE法

FUE法はパンチブレードで頭皮に極小の穴を開け、毛包を一つずつ採取した後、移植する方法です。
頭皮に傷跡が残りづらく、術後に大きな傷が残る心配もほとんどありません。また、身体にかかる負担が少ないことが特徴です。

FUE法

人工毛植毛との違い

植毛には、もう一つ「人工毛植毛」があります。
その名の通り、人工の毛髪(ナイロン・ポリエステルでできた合成繊維)を、薄毛の箇所に植え込む方法です。

術後すぐにフサフサになることができますが、人工物のため拒絶反応が起こりやすく、自身の毛髪が生えてきた時に見た目が不自然になってしまうデメリットもあります。

自毛植毛のメリットとデメリット

自毛植毛のメリットは、自毛をそのまま移植するため、拒否反応がほとんど起こらないことです。生え方や見た目にもほとんど違和感はありません。自然な仕上がりを求める方に向いている方法と言えます。

また、一度毛根が生着すれば半永久的に毛髪が生え続けます。メンテナンスの必要もなく、気になる薄毛のお悩みがたった1回の手術で解消できるのです。

デメリットとしては、自身の毛根を移植するため薄毛が進行しすぎた場合に、移植するために充分な数の毛根(グラフト)を採取できないと、施術を受けることができません。他にも、治療効果は持続するものの生着するまでに6ヵ月~1年という時間がかかるため、すぐに効果を実感できないこともデメリットの一つと言えるでしょう。

加えて、施術の術式やドクターの技術力によっては、頭皮に傷跡が残ってしまうこともあります。費用も内服薬や外用薬治療と比較すると高額なので、自毛植毛を検討の際は信頼できるドクターを探し、納得できるまでカウンセリングを受けることをお勧めします。

親和クリニックの施術方法

MIRAI(ミライ)法

親和クリニックの自毛植毛「MIRAI法」

親和クリニックでは、FUE法を更に進化させた「MIRAI法」でで施術を行っています。

料金の内訳

グラフト数×990円+[基本料金]220,000円

高密度の植毛で自然なボリューム感

MIRAI法で使用するパンチブレードは、口径が約0.5mm-0.6mmと極細です。
穴のサイズが非常に小さいため、従来の自毛植毛に比べ高密度なグラフトの移植を可能にしました。グラフト間がスカスカにならず、自然なボリュームを出すことができます。

自身の髪の毛が生え続ける

自毛植毛の施術で特に重要なのは、グラフトの採取から移植までのスピードです。
採取後は毛髪に栄養が届かないので、移植までに時間が経過しすぎると細胞組織にダメージが加わり、生着率が低下してしまいます。
毛髪をしっかり生着させるには、グラフトを傷つけることなくスピーディーに移植することが大切なのです。
MIRAI法では生着率をさらに高めるために、採取したグラフトを専用の保存液に浸し、移植されるまでのダメージを最小限に防ぎます。
その後、独自開発したインプランターの空気圧によってグラフトを傷めることなく移植するため、健康な状態を保ったまま植毛することが可能です。

頭頂部への大量植毛も可能

一般的に頭頂部への移植は大量のグラフトが必要です。頭頂部は既存毛の中に植えるため効果が実感しづらく、既存毛を避けて植える必要があるため、自毛植毛を行うことが難しい部位とされています。
他院にてお断りされた方も親和クリニックでは、豊富な経験と技術を持つドクターが手術を行うため、頭頂部やつむじへの大量植毛も可能です。

広範囲の植毛も1日で

植毛の手術と聞くと、経過を見るため数日間安静を強いられるイメージがありますが、
MIRAI法では広範囲の植毛も数時間で完了し、その日のうちに日常生活に復帰できます。大量の植毛が必要な頭頂部の場合でも、日帰り手術ができるため、遠方の方でもご安心いただけます。

術後の洗髪サービスを実施

親和クリニックでは手術翌日に、洗髪サービスを行っております。
こちらのサービスは最新の創傷治癒理論に基づいており、移植部分に目立つかさぶたの形成を予防することができます。
術後の洗髪に対する不安を解消するのと同時に、外見の違和感・不快感を軽減することができます。

NC-MIRAI(ナチュラルカバーリングミライ)法

親和クリニックの自毛植毛「MIRAI法」

MIRAI法はFUE法を発展させた画期的な自毛植毛ですが、グラフトの採取の際、後頭部を一部刈り上げる必要があります。
短髪の方だと刈り上げた跡が隠せないため、周囲に手術がバレてしまうリスクがMIRAI法の弱点でした。そこで弱点を解消するべく生まれたのがNC-MIRAI(ナチュラルカバーリングミライ)法です。

NC-MIRAI法は後頭部を全く刈り上げずにグラフトを採取し、薄毛の箇所に移植します。
周囲にバレにくく、術後にカバーシート(跡を隠すウィッグ)を付ける必要もありません。
忙しくて時間が取れない方でも、日常生活へすぐ復帰できます。

料金の内訳

グラフト数×2,200円+[基本料金]330,000円

United MIRAI(ユナイテッドミライ)法

前の章で紹介したNC-MIRAI法は後頭部を刈り上げないメリットがありますが、MIRAI法に比べて費用が高額なのが難点でした。

そこで誕生したのが、United MIRAI(ユナイテッドミライ)法です。
United MIRAI法は、MIRAI法とNC‐MIRAI法を組み合わせたオーダーメイド治療で、ドクターが毛髪・頭皮の状態を診察し2つの方法を使い分けます。
自毛で隠せる範囲だけMIRAI法で刈り上げ、残りの範囲はNC-MIRAI法で採取。
2つの方法をハイブリッドさせることで、術後の見た目がほとんど変わらない(=そのままでも気づかれにくい)ことに加え、NC-MIRAI法に比べ手術費用を抑えることにも成功しました。このUnited MIRAI法なら、身体的・金銭的負担を掛けずに理想のヘアスタイルを手に入れることができます。

料金の内訳

[MIRAI法]グラフト数×990円+[NC-MIRAI法]グラフト数×2,200円+[基本料金]275,000円

自毛植毛の施術後の経過

自毛植毛は、施術後は以下のような経過をたどります。

施術当日~翌日

施術当日は、執刀医と施術前に1時間程度の診察・最終カウンセリングを行い、施術に入ります。施術後は、そのままお帰りいただけます。施術の翌日に、親和クリニックへご来院いただき消毒・洗髪を行います。 親和クリニックの施術による移植毛の安定感が強いために行うことが可能となる、従来の植毛では考えられなかった手術翌日の洗髪により、術後の創傷部位を清潔に保ち、回復を早めます。

施術後1週間~2週間

施術後1週間ほどで、傷跡はほぼ回復し、運動や入浴、飲酒なども可能となります。施術後2週間が経つと、頭部に衝撃が加わるサッカーなどの激しいスポーツやサウナなど、日常生活で行うほぼすべてのことが解禁となります。

施術後1カ月~3カ月

施術後1ヶ月~3ヶ月のあいだに、移植毛が一時的に抜け落ちます。90%ほどの移植毛が抜け落ちますが、この脱毛はあくまで一時的なものですので心配はいりません。個人差はありますが、3ヵ月経過した頃から発毛が始まります。

施術後6カ月~12カ月

施術後6ヶ月~12ヶ月で、一時的に抜け落ちた移植毛が再び発毛をはじめます。12ヶ月が経つと、移植した毛髪は密度、太さ、および長さとも十分に成長し、「完成形」と呼べる状態に達するでしょう。

施術前にカウンセリングを受ける

自毛植毛の失敗には、様々なパターンがあるため注意が必要ですが、自分に合った手術方法・クリニックを選ぶことで失敗のリスクを軽減できることも事実です。
よって自毛植毛を検討の際は、自分が納得できるまで事前の下調べやクリニックでの無料カウンセリングに時間を割くことが重要だと言えます。
親和クリニックではドクター・看護師・カウンセラーの3者体制による無料カウンセリングを受け付けています。ぜひ一度ご相談ください。

親和クリニックの自毛植毛と
他の自毛植毛との違い

親和クリニックの自毛植毛と他の自毛植毛との違い

親和クリニックの自毛植毛手術「MIRAI法」「NC-MIRAI法」と、従来の「FUE法」、メスを使う「FUT法」、「ロボットによる植毛」との違いとは?基本的な違いをわかりやすく一覧表にまとめました。

こちらのページを見た方におすすめのコンテンツ

COUNSELING 信頼のカウンセリング

信頼のカウンセリング

最善の医療で、 患者さまのお悩みにお応えします

髪のお悩みの中でも特に薄毛は、誰にも相談することができず、長年一人で悩まれている方が多い印象があります。
私たちはどんな方にも安心してご相談いただけるよう、話しやすい雰囲気を大切にし、患者様に最善の医療をご提供するため、専門知識、技術の研鑽に努め、本質的な問題解決に導く最大限のお手伝いを心がけています。
どんな些細なことでも結構ですので、私たち専門スタッフにご相談ください。

お電話でのお問合せ

電話受付:9:30 - 19:00

新宿院直通  0120-2323-24
銀座院直通  0120-3888-77
名古屋院直通 0120-3737-57
大阪院直通  0120-1212-16
福岡院直通  0120-6767-69