DOCTOR COLUMN

薄毛治療で生え際に産毛が?
太く丈夫な髪に育つまでの流れとは

頭頂部の髪の毛が薄くなる、おでこの生え際が後退するなど、薄毛にはいくつかのタイプがあります。
薄毛になる原因もさまざまで、複雑に絡み合っている場合も少なくありません。
育毛剤などを使って髪が生え始めても、新たな理由が生じて再び髪が抜けることもあるのです。
今回は薄毛に改善の兆しが見え始めた頃におすすめの良質なケアのポイントをご紹介します。

薄毛を引き起こす原因と治療方法

まず、薄毛を引き起こす原因と主な治療法について知っておきましょう。

●薄毛を引き起こす主な原因

薄毛を引き起こす原因としては、以下のようなものが挙げられます。

・加齢によるホルモンバランスの乱れ
・生活リズムの乱れ
・睡眠不足
・ストレス
・間違ったシャンプーの仕方
・間違った頭皮ケア
・遺伝

そしてこれらの原因のうちのいくつかが複雑に絡み合っています。
そのため、いくら高い育毛剤を使ってもすぐに髪の毛が取り戻せるわけではありません。
一般的に薄毛の改善には3~6ヶ月もの時間がかかるといわれており、薄毛の改善には、長期戦に挑む覚悟が必要です。
ところが間違ったケアをしてしまうと、この期間をもっと引き延ばすことになりかねません。
薄毛改善にかける期間を短縮できるかどうかは、頭に産毛が生え始めて、回復の兆しが見え始めた時期のケアにかかっているといえます。


●薄毛治療の主な方法

薄毛治療の主な方法として次の2つが挙げられます。

投薬治療

ミノキシジルやプロペシア、ザガーロなどAGA治療に効果のある薬を使って、薄毛を改善していきます。
プロペシアとザガーロには、髪の健全な成長を妨げる物質「ジヒドロテストステロン(DHT)」の発生を抑制する働きがあります。
DHTは、男性ホルモンの1種であるテストステロンが、還元酵素5αリダクターゼと結合することで生成されますが、プロペシアもザガーロも5αリダクターゼを阻害する薬です。
一方、ミノキシジルには血流を促進し、髪の成長を促す発毛効果があります。
いずれも効果を実感するには最低でも3〜6カ月が必要です。

植毛

頭頂部や生え際などの薄毛が気になる部分に、自分の髪の毛や人工毛を移植する方法です。
植毛には自毛植毛と人工毛植毛の2種類があり、自毛植毛ではAGAの原因となる男性ホルモンの影響を受けていない髪の毛をドナー株として移植していきます。
一方、人工毛植毛は合成繊維などでできた毛髪を移植する方法です。
人工毛植毛の場合、理想のヘアスタイルをすぐに手に入れられるのがメリットですが、アレルギー反応や炎症などのトラブルを引き起こす危険性があります。
安全で確実な薄毛治療を目的とするのであれば、自毛植毛がおすすめです。
自身の髪を利用するため、拒絶反応の心配がほとんどありません。
自毛植毛後に定着した毛髪は、他の髪と同じように抜けてもまた新しい毛が生えてきます。

薄毛治療の過程における髪の毛の状態

薄毛治療を始めてから、新しい髪が生え揃うまでの流れをご紹介します。

●一時的な脱毛

薄毛治療を始めてすぐに髪の毛が抜け落ちることがあります。
この現象は、薄毛治療によって成長が始まった新しい毛が古い毛を押し出すために生じるものです。
一時的な脱毛に過ぎないので、あまり心配しすぎないようにしましょう。
今までの努力を無駄にしないためにも、自己判断で治療を中断しないことが大切です。
不安な場合は医師に相談してください。


●産毛の生成

薄毛治療を続けているうちに、生え際などから産毛が生えてきます。
産毛の生成は治療の効果が現れている証拠です。
ただし、毛根のヘアサイクル が休止期に入っていた場合は、産毛がなかなか生えてこないことがあります。
産毛が生え揃う時期として、治療開始から3〜6カ月程度を見込んでおくといいでしょう。


●健康な髪の毛へと成長

産毛は薄毛改善の兆しとはいえ、まだ成長段階の髪の毛です。
生えてきた毛を太く長く育てるには、治療と同時に生活習慣の改善を図ることが必要になります。
頭皮環境が良好に保たれることによって、産毛から健康な髪へと成長を遂げるでしょう。
新しい髪の毛が生え揃うまで、だいたい半年〜1年以上はかかります。途中で諦めず、根気よく治療を続けましょう。

発毛の失敗を防ぐには産毛の生え始めが重要

発毛が成功するか失敗するかは、産毛をしっかりとした髪の毛に育てられるかどうかにかかっています。
以下の点に注意して、育毛ケアを続けていきましょう。

●産毛の生え始めに気をつけたいこと

抜け毛や薄毛の治療は育毛外来などでもできますが、費用などの理由から自宅で育毛ケアをする方も多くいます。
育毛外来での治療も自宅のケアも、育毛のプロセスは同じです。薄毛の改善は以下の順序で行われます。

1. 生え際などに産毛が生えてくる
2. ハリ・コシとも強い髪の毛が成長する
3. 頭髪全体がボリュームアップする

多くの人が、産毛が生えた段階で育毛ケアが完了したと思いケアを止めてしまいます。実はこれが、薄毛をさらに進行させる失敗の素なのです。
生え際などに現れた産毛は確かに休止中の毛根が活動を始めた証拠ですが、その毛根が正常な機能を取り戻すためには、さらに多くの栄養や、頭皮に悪影響を与える生活習慣の排除が必要になります。
産毛が生えてきたことに油断して育毛ケアを止めてしまえば、せっかく生えた産毛が太く健康的な髪の毛に育たず、早々に抜けてしまうかもしれません。
薄毛が生えたことで油断せず、できる限り育毛ケアを継続していきましょう。


●育毛ケアのポイント

産毛が生え始めた時期の具体的な育毛ケアについては、生えてきた産毛を強く太くするため、そしてまだまだ眠っている毛根を活発にさせるために、より多くの栄養をとっていくことが中心になります。

この時期には以下の栄養素を積極的にとりましょう。

・タンパク質
・亜鉛
・オメガ3脂肪酸
・ビタミン群
・鉄分

これらは育毛剤やサプリメントなどからも手軽に摂取することができます。
長期的に活発に発毛できる体質に変えていくことを考えるのであれば、できるだけ食事からまんべんなくとれるようにしましょう。
その他にも、ストレスや睡眠不足、間違ったシャンプーやヘアケアで、頭皮にダメージを与えていないかなどにも気をつけましょう。
髪の毛のボリュームが満足な状態に戻るまで、最低でも6ヶ月間は必要です。
薄毛の改善には時間がかかりますが、薄毛は適切にケアをすれば必ず改善できます。
産毛の時期を見逃さず、油断せずに育毛ケアに取り組んでいきましょう。

生え際の産毛を成長させるための正しい洗髪方法

毎日のシャンプーは育毛ケアの基本です。
ここでは、正しい洗髪方法の手順をご紹介します。

●シャンプー

まずシャンプーの前にブラッシングをしてホコリやフケを落とす予洗いをします。
この過程を踏むことで、汚れが落ちやすくなるでしょう。
シャンプーはいきなり頭に塗布するのではなく、手のひらで泡立ててから使います。シャンプーを頭皮全体になじませたら、優しくマッサージするように洗ってください。
シャンプー後は洗い残しのないようにしっかりすすぎます。


●リンス・トリートメント

リンスやトリートメントは髪の毛のダメージの補修を目的とするものです。
頭皮ではなく、毛先を中心に塗布するようにしましょう。
シャンプー同様、洗い残しのないように丁寧にすすぎます。


●ドライヤー

タオルで水分を拭き取り、ドライヤーで乾かします。
自然乾燥させると雑菌が繁殖しやすくなり、髪がダメージを受けやすくなるのでおすすめできません。
ドライヤーは頭から15~20cm程度離してかけます。
髪の痛みを最小限にするために、同じ箇所にドライヤーの熱を当て続けないようにしましょう。

産毛を太く長く育てて薄毛を改善しよう

髪の毛を産毛から丈夫な毛に育てることができれば、薄毛は少しずつ改善していきます。
そのためには薄毛治療を地道に続けることが大切です。
産毛が生えてきたからといって、育毛ケアを中断すると、努力の末に芽生えた毛の成長を妨げる恐れがあります。

産毛を太く長い毛に育てるには、髪に必要な栄養素をバランスよくとって、規則正しい生活を送ることがポイントになります。
新しい髪が生え揃うまでの期間は、およそ半年から1年が目安です。
焦らず根気よく治療を続けましょう。

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